「も、完全にラノベは「おっさん」の読み物なので……」「ラノベを読みこんだ「ラノベ通」の読者が喜ぶものばかりを出してきて、「はじめて小説を読む」人のためのものを提供してこなかった」
WEB作家でプロになる!: ①書籍化の方程式 (トークメーカー新書)
「【WEB小説は「エロ漫画」だ! 読者の満足を最大化させるべし】」
「◆人生をリスタートしたがる読み手たち」
「■第二章 なろう小説は「精神的ポルノ」である
◆WEB小説を書籍化するために必要なこと
◆なろうはエロマンガ 」
「◆勝ちまくりを保証せよ」
「■第三章 負け組が人生リスタートするための舞台装置としての異世界」
「◆自己承認欲求を満たすキモチイーがいま求められている」
「■第四章 タイトルとあらすじだけですべてが決まる
◆現実は報われない世界、異世界は報われる世界」
ライトノベル作家です。今も昔もキャラクター小説を書いてます。「英雄教室」「異世界Cマート繁盛記」「自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム」「GJ部」「KB部」などなど。ご連絡はこちらのメールフォームより。araki-shin.com/araki/kanri_ma…
新人賞の応募作を書くとき、流行ってる素材を知っておこう。 ライトノベルの「異世界」、青春小説の「野球」「落語」「調律師」「古書店」 受講生から送られてくる講評原稿がたいてい上記のどれか。はやりの素材だと、外すかみっちり取材するかしないと差が出ない(鈴木輝一郎小説講座)
2017-04-06 08:45:26異世界小説はもはやジャンルなので、青春小説とおなじような大きなくくりなのだとみて、そのなかのサブジャンルに注目したほうがいいような。「俺TUEE」「成り上がり」「スキル探索無双」「内政」「クラス転移復讐」「ダンジョン運営」「スローライフ」などなど。 twitter.com/kiichiros/stat…
2017-04-06 08:57:44@araki_shin アドバイス、ありがとうございます。問題は「異世界小説がどれも同じにみえて区別がつかない」ってところにありまして(^_^;)
2017-04-06 10:42:39@kiichiros 時代小説と似たようなものだと思えばよいかなと。「江戸時代でなにかやる話」が時代小説のくくりですので、「異世界でなにかやる」のが異世界小説。あ……。異世界小説も、あと50年もすると、80歳の作家が書いて80歳の読者が読んでるジャンルとなったり……?
2017-04-06 11:22:37@araki_shin >ありそうですねえ。いま「WEB作家でプロになる!」に目を通していますが、現在のラノベの読者のボリュームゾーンが38歳と知って愕然としてます(・・;) 40過ぎてラノベ作家を目指す人がけっこういるのも納得> amzn.to/2nGU7b3
2017-04-06 18:14:34@kiichiros も、完全にラノベは「おっさん」の読み物なので……。 「おっさんサラリーマンが会社辞めて冒険者になったら、若い子にモテモテで困っています」――とかいうタイトルの連載を、ゴールデンウィークに合わせて考えていたり。 年齢分布の詳しい話、ダイレクトメッセージのほうで投げておきました。
2017-04-06 18:35:29@miharasyuu 「売れてるもの」を読んでますよ。すくなくともアニメ化した以上のもの。本屋に行けばいつでも全シリーズ平積みされているようなもの。新しく始まったシリーズの続刊巻数を決めるのは初速で、そこを決めてるのが38歳平均の読者なわけで、まずそこをターゲットにしないと若者に読まれないのが現状です
2017-04-08 11:21:49@araki_shin なるほど、つまり38歳程度がラノベ文化の中心である、と。 それはやはり自由に使える金額の違いゆえなんでしょうか?それとも別の要因でしょうか? また、若者と中年の嗜好の違いが問題になったりはしないのでしょうか?
2017-04-08 22:33:56@miharasyuu 業界全体の責任じゃないですかね。ラノベを読みこんだ「ラノベ通」の読者が喜ぶものばかりを出してきて、「はじめて小説を読む」人のためのものを提供してこなかった。また「売れ線」に寄せていく商売の方法なども。新規参入と新陳代謝が起きない場所は、どこでも高齢化してゆきます。
2017-04-08 22:51:58@miharasyuu いったん売れてから入ってくるお客さんは、若い人たちとなります。ラノベ通が喜ぶだけの作品は、初速は出てもその後が続かない。38歳がまず喜んで、若者も楽しむことのできる、デュアル仕様になっていないと、大ヒットになりません。
2017-04-08 22:55:36@miharasyuu これには別のバージョンもありまして。「本当の大ヒットをするためには、男性だけでなく女性も楽しめるようになっていないとならない」というものがあったり。それの「高齢者-若者」バージョンがこちら。
2017-04-08 22:55:56@miharasyuu 中年のオッサンがなにを読みたがってるか知りたければ、なろうに飛びこんで、PDCAサイクルを最速で20回ぐらい回せば、だいたい、わかりますよ。新人賞でやってると、年に1回しか回せないですよ。
2017-04-08 22:59:11@araki_shin 新規の作家が若者層をメインターゲットにしたい場合であっても、その為にはまず中年層に取り入らなければならない、と。 もっと直接的に若者層にアピールする方法は無いものですかね?
2017-04-08 23:04:21@miharasyuu うーん……。それは常々考えているんですけど、名案がないんですよねー。まず人口が物理的に少ないこと。若い人は趣味が固定していないので、年寄りみたいに探しまくったりしないこと。……などで、知らせるために店頭に置くしかないのですが、平置きされる本はすでに「売れまくっている」本だけなので
2017-04-09 20:57:56@miharasyuu 売れまくるところまで、まず売れてゆくためには、初速の中年層に掘り出してもらわなければならない。……と、悪循環で。
2017-04-09 20:59:11@miharasyuu だいたいラノベっていうのは、そもそも、「大人の押しつけてきたものなんかクソ食らえ! 俺たちの楽しむものは俺たちが作る!」的な運動から生まれてきたものなので。若者はどんどん既存のものをぶっ壊して、「俺たちのもの」を作り上げていいんですよ。
2017-04-09 21:04:28@miharasyuu 過去の若者。いまの中年……の作り上げた仕組みが、中年のものになっているのは、これはもう仕方がない。大人による大人のための仕組みに乗っかっていたなら、そりゃ、不平も出るでしょう。
2017-04-09 21:05:18@araki_shin あくまで個人的なものですが、自分はなろう発の異世界ものというだけで少し身構えてしまいます。ネットを見る限り新木さんの言う「精神ポルノ」的作品を嫌う人たちは無数にいると思いますが、そういう人たちは今のラノベ文化から切り捨てていっていい存在なのか、と悩みます。
2017-04-10 10:18:00