ロシア海軍と、中国製エンジン・ドイツ製エンジン

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

情弱どもは、ロシア海軍のディーゼルエンジンは全て中国製とでも思っているんだろうなあ・・・

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

中国製の艦船用ディーゼルエンジンは信頼性が低い？ 今や中国海軍の国産ディーゼルエンジン搭載艦は、ヨーロッパ方面、果てはバルト海まで遠征する時代だが。

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

ロシア海軍の艦船のディーゼルエンジンの大半はロシア製(コロムナ工場)ですが、この他にフィンランド製(バルチラ社)、ドイツ製(MTU)が少数ながら存在します。

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

自国でディーゼルエンジンを生産できるのに外国製ディーゼルを使っている例は、ロシアだけに限りません。 例えばフランスもディーゼルエンジンを国産出来ますが、かのミストラル級ヘリ空母のディーゼルエンジンはフィンランドのバルチラ社製です。

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

ロシア海軍の艦艇に中国製のディーゼルエンジンが採用されたのは、いわば「緊急避難的措置」です。 あくまでも限定的な措置であり、今後、恒久化するものでは無いという点を覚えておく必要が有ります。

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

ロシア海軍の一部の新型艦にはドイツ製ディーゼルが搭載されていたのですが、経済制裁により2014年春以降は供給が途絶えてしまいました。 そこで、手っ取り早い代替手段として、ドイツ製ディーゼルを国内生産した中国のエンジンが採用されたのです。

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

ドイツ製ディーゼルの搭載を前提に設計されている艦艇は、当然ながら機関室も、それに合わせて設計されています。 そこへロシア製ディーゼルを積むとなると、機関室の設計を変更する必要が生じます。 プロジェクト20385コルベットのように。 rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-289…

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

20385のように、ある程度の大きさの艦はさておき、より小型の艦艇だと、機関室のスペースの余裕がありません。 そこで、ドイツ製エンジンと同系列の中国製ならば、機関室の大幅な手直しをする事無く搭載できるというわけ。

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

因みに、中国はドイツのMTU社製だけでは無く、フランスのピールスティック社製ディーゼルも国産化しています。

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

何故、ロシア海軍の艦艇にドイツ製ディーゼルエンジンが搭載されたのかと言えば、あの改革者気取りの馬鹿、もとい、アナトーリー・セルジュコフのせいです。

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

改革者気取りの勘違い馬鹿は、ロシア国防相に就任した後、外国製品の導入を積極的に推し進め、その一環として、ロシア海軍の一部の新型艦にドイツ製ディーゼルが採用されることになりました。

高町露化@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi

その結果、その後の国際情勢の変化によりドイツからのディーゼルエンジン供給は途絶え、ロシア海軍の一部の新型艦の建造スケジュールが大幅に遅延する事になりました。 大した「軍改革」だねえ・・・