10周年のSPコンテンツ!

声優ユニットの草分け「スラップスティック」に関しての一考察

1970年代後半-1980年代半ばにかけて存在した、当時の人気声優によるバンド「スラップスティック」に関して考えていた事をまとめました。祈「バンドとしてのスラップスティック再評価」。
アニメ スラップスティック 声優
21
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
本日の収穫物LP篇。スラップスティック「人気声優五人衆スラップ・スティック」514円、バッファロー・スプリングフィールド「レトロスペクティブ」514円。 pic.twitter.com/vO8f9l3x2G
拡大
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
スラップスティックのこのライブアルバムはずっと探していたもの。見つかって実にめでたい。この後キャニオンから出たLPはCD-BOXで全てCD化されたが、この神谷明在籍時唯一のアルバムだけミノルフォンからでレーベルが違い、今も未CD化。 pic.twitter.com/CiOUtFuPVx
拡大
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
演奏そのものは稚拙で、曽我部さんのリードギターでなんとか成り立っているようなものだが、演奏する事自体への喜びが溢れていてなかなか微笑ましい。いい意味で、アマチュアバンドの発表会である。 pic.twitter.com/QSzRC8QsUY
拡大
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
このLPでベンチャーズのカバーを演奏しているのを聞いて大滝詠一が曲を提供する気になったという意味で、ナイアガラ的にも重要なアルバムである。「ロンバケ」の何曲かがスラップスティックの提供曲を元にしている事はよく知られる通り。 pic.twitter.com/OcMyWaUL3P
拡大
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
私が考えるスラップスティック再評価のポイントは3点。1.声優ユニットの先駆的存在 2.大滝詠一「Road to ロンバケ」の実験場 3.GS再評価の先駆者的存在 詳しくはCD-BOX発売時に書いた以下のブログ記事参照。bit.ly/1RXTc0x
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
元祖声優バンド、スラップスティックのアルバムは、偶然にも最初と最後がライブアルバムである。最初が1978年、最後が1984年。聞き比べてみると面白い事が判る。演奏技術そのものは巧いとはいえないが、バンドの演奏が明らかに練れてきていて、下手なりに「バンドの音」になっているのだ。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
最初は結成後わずか1年、演奏そのものはまだまだ稚拙で危うい。それを1人だけプロレベルの曽我部和行氏のギターのみで無理矢理成り立たせている感がある。しかし6年後の演奏では、有機的結合した「バンド」として見事に成り立っている。曽我部氏のギターだけが浮いている事がなくなっているのだ。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
「’84ライブ」での「蒼い渚」で、サビのキメでリズムが一緒に走ってしまう箇所など、下手と言えば下手だが、逆説的に言えば、長年一緒に演奏しているからこその呼吸の合い方。単に下手なバンドなら各楽器毎にリズムがバラバラになってしまう。ライブを相当数こなしてきた成果と言えるだろう。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
スラップスティックの活動自体は「’84ライブ」後もしばらくコンサートでのみ断続的に続いたようだが、今現在、公式な音源で聴けるのはここまで。スラップスティックは言ってみれば「職場仲間のアマチュアバンド」。その進化を辿れる、面白い例である。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
ライブアルバムでもスタジオで修正される事が多いのは周知の事実だが、「スラップスティック’84ライブ」には殆ど修正がないのではないかと思う。真っ先に修正されそうな「夜は走る」2分20秒頃のコーラスの歌詞間違いや「おやすみGoodNight」のギターソロが無修正なのがその根拠。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
破綻しそうな他のメンバーの演奏を曽我部和行氏のギターのみが無理矢理成り立たせていたバンドが、その6年後には、むしろ(三ツ矢雄二氏脱退に感傷的になっていた?)音を外しかけた曽我部氏のギターをしっかり支えるくらいになっていたという事実に、「継続は力なり」と思わざるを得ない。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
「スラップスティック’84ライブ」は当時出たVHSに比べてレコードではMCや曲が大分カットされている。映像版で見た方が「アルプスの少女ハイジ郎」などの寸劇も収録されていて、よりスラップスティックのライブの実体を掴めるのだが、DVDを収録したBOXセットが現在入手困難なのが残念。
omou @omou_1954
スラップスティック 「マイ・ガール」 (00:02:10) #sm12555319 nico.ms/sm12555319 いつごろの演奏なんやろ...?
拡大
omou @omou_1954
動画って、これとDVDのやつだけだよね...
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
@omou_1954 これは多分NHKで日曜日18時に放送していた「レッツゴーヤング」出演時だと思います。「マイガール」収録のアルバム「青春恋愛論」が1979年リリースなので、その前後でしょうね。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
現在、声優の音楽ユニットは数多くあるが、声優ユニットの始祖とも言えるスラップスティックは、ほとんど自然発生的に「職場仲間のアマチュアバンド」として生まれた経緯が、後続のユニットと比べて異色。十代の頃にGSブームという、日本最初のバンドブームを経験した世代だったからか。
omou @omou_1954
@feel_flow そうなんですか!情報ありがとうございます😌
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
スラップスティックのスタジオアルバムの演奏に関しては、スタジオミュージシャンの演奏がかなり含まれている可能性があると思っている。演奏自体が達者過ぎると感じる部分が多いし、実際にクレジットされているアルバムもある。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
代表曲「愛のリメンバー」の歌い出しの部分のベースのフレーズが、新旧ライブ盤では下降ラインなのに対して、「モロGS」では下降しないというのは、スタジオ録音ではスタジオミュージシャンの演奏だからではないだろうか?
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
‘78年のライブ盤ではベーシストは神谷明氏、’84年は野島昭生氏と交代しているが、新旧ベーシスト間でベースラインが引き継がれたと考えられる。でなければ6年の歳月を経て同じラインというのは考えにくい。更に、その間のスタジオ録音でだけ慣れたベースラインを弾かないというのも考えにくい。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
「愛のリメンバー」はライブで欠かさず演奏していた、元々はGSのバニーズのカバーではあるが、スラップスティックのテーマソングとすら言える曲。ライブDVDのコメンタリーでは「愛のリメンバー、一体何度歌ったか判らない」「目を閉じてでも出来た」「手が勝手に動いた」とまで発言されている。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
当然ながら、野島昭生氏はベースが本業ではない訳で、「目が閉じてでも出来た」と言う程にまで手慣れたベースラインをわざわざスタジオ録音で変更するというのも考えにくい、と思うのだが。諸兄の意見を待つ。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow
そういう意味合いでも、スラップスティックの「バンド」としての実力を測るには、スタジオ盤ではなく新旧ライブ盤を聞くのがいいと思います。その下手っぷりからしても、多分真性ライブ演奏。メンバーが忙しすぎて差し替えも出来なかったと思われる。あとは、オーディエンス録音でも出てこないかな。

コメント

中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow 2017年4月11日
何の注釈もなく書いてしまいましたが、スラップスティックのメンバーを書いておきます(敬称略)。結成メンバーが曽我部和行(リード・ギター)、野島昭生(セカンド・ギター)、古川登志夫(サード・ギター)、神谷明(ベース)、古谷徹(ドラムス)。
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow 2017年4月11日
‘78年にライブアルバム「人気声優五人衆スラップスティック」リリース後に神谷明が脱退して野島昭生がベースに転向、キーボードに三ツ矢雄二が加入。’84年に三ツ矢雄二が脱退、鈴置洋孝が加入。鈴置氏加入後は活動がペースダウンしてレコードはシングル盤1枚だけなのが惜しまれます。
よいこ @yoiko777 2017年4月14日
今までになかった切り口でのスラップのまとめありがとうございます。 GS路線から変わった後だと記憶していますが、コンサートで古谷さんがドンカマを使っていた頃がありました。 客席が反応したら「いろいろ大変なの!(笑)」と言ってましたが、本業と平行してコントの稽古やバンドの練習までこなすのは大変だったのでしょうね。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする