2016年3月当時の、中田久美氏の「バレー観」を、歴史上に刻んでおく。 #vabotter #バレーボール #火の鳥NIPPON #JVA @JVA_Volleyball

2016年3月19日に、明治学院大学にて開催された日本バレーボール学会 第21回大会の中のシンポジウム「セッターに求められるスキルと戦術」における、中田久美氏への質疑応答の内容を、ここに記録として残しておきます。 (日本バレーボール学会の機関誌『バレーボール研究』第18巻第1号では、この質疑応答の内容は、全く記録に残っていません。http://jsvr.org/archives/pdf/issue/18/jsvr18pp46-57.pdf
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渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

学会から帰りつきました。 波紋をどうやら広げている、当事者として、一応事実をお伝えしておきますね。 #vabotter #バレー学会21

2016-03-20 22:14:51
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

彼女のプログラムでのレジメは、彼女自身が書いていないというのは、自身で暴露していました。 因みに、バレペデでの彼女のコラムも、彼女自身は書いていません。ゴーストライターの廣紀江さんが書いたものです。 ですので本番での彼女のプレゼンは、プログラムに書かれたものとはほぼ無関係でした。

2016-03-20 22:24:12
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

で、実際のプレゼンは、久光の今シーズンの実際のゲーム(確か東レ戦)での S4 ローテの状況のエンドからの制止画がスライドとして提示され、この場面でセッターとして何を考えるか? という話でした。

2016-03-20 22:26:57
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

その状況で「Aパスが入ったら・・・」「そうじゃなくてBパスになった時、あるいはアタック・ライン付近に返球された時・・・」という話で、その流れの中で、「私は、状況によって、レセプションは、必ずしもAパスでなくてもいい、アタック・ライン付近にあげればいい」と指示すると言っていました。

2016-03-20 22:38:00
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

そうすることで、レセプションをする3人(前衛WS 新鍋・後衛 WS 石井・リベロ)の精神的な負担が減ると。 但し、精神的な負担が減って、そこでどういう攻撃を選択するか? という選択肢の中に、後衛WSの石井への bick は、彼女の口から出てくることは、ありませんでした。

2016-03-20 22:43:28
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

つまり、セッター前衛のS4では、前衛2枚と後衛OPの長岡の3枚が攻撃選択肢、ということ。 それは、聴く前からの想定範囲内の回答だったので、特に私としても何の疑問も感じずスルー。

2016-03-20 22:45:16
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

で本題。Aパスが返った時はいいとして、Bパスだったら、Cパスだった時にどうするか?・・・そこで彼女が発言したのが「(Bパス、Cパスだったら)コンビを解除して・・・」という発言だったので、私が質問したのは、そこの真意はどういう意味なのかを「確認しようとした」ということです。

2016-03-20 22:50:11
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

「コンビを解除して」=ハイ・セットという想定外の(out of system)オフェンス戦術をする、という意味で、とらえているのか? その真意を確認するべく、「私の聞き間違えでなければ『コンビを解除する』と仰ったように思いますがそれはこういう意味ですか?」と質問しました。

2016-03-20 22:55:34
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

そうして質問した結果、「解除するというのは、(コンビを使わず、ハイ・セット勝負になるということではなく)このシーンだと前衛MBの水田がブロードでライト側に走る、その攻撃が使えなくなるということであって、サイドにあげるのはコンビじゃなくなるわけじゃない」つまり、

2016-03-20 23:05:16
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

想定の場所にレセプションが返らなかった場合、返った場所次第で、その位置でできる最善のコンビネーションを考えて、それを目指すように、時間をかけて詰めていく、そういう回答でした。

2016-03-20 23:16:44
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

彼女が、かつて自身が全日本だった頃、コンビのサインが100種類以上あったと口癖のように常々言ってますが、それと同じことを久光でもやらせていることが、この質問で確認できたわけです。 つまり、これも想定内の回答。確認です。

2016-03-20 23:17:38
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

これでようやく土俵に立てたので、ここからが本題の質問。じゃあ、Aパスと想定外のところにレセプションが返った場合で、それぞれのアタック決定率・効果率が、久光の場合、どちらが勝敗に相関が高いと、分析されている(チームとして重視している)のですか? と。これが本当の聴きたかったこと。

2016-03-20 23:25:03
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

で、彼女の緊張の糸が、ここで切れたんでしょうね。彼女にとって、私の本当の質問内容は、事前の想定外だったのでしょう。パニクって「どこに返ろうが、関係ない! 」と。 どこのチームと戦うにも、相手が日立だろうがシーガルズだろうが、うちは4回もミーティングさせると仰ってましたが

2016-03-20 23:46:24
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

その割に、自チームが自チームの特性なり、もっと普遍的な真理を理解しようとして、それを踏まえてどうすべきか? を考えているわけではない、もしくはアナリスト・コーチは考えていても、監督がそれを理解していないということが透けて見えたわけです。以降、彼女1人でスパークして喋り続けてました

2016-03-20 23:52:49
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

そういう状況で、彼女自身が、ふと我に返った瞬間に、会場の雰囲気が彼女の喋っている内容に「ふむふむ」と聴いているわけではななく、1人浮き上がっている状況に気づいて、そこで出た名言が「、え(それじゃ答えとして)ダメ?!」 #vabotter

2016-03-20 23:56:30
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

周りから色々聞きかじって、「レセプションはアタック・ライン付近で構わない」、それが実用的だという方法論は表向き上採り入れているけれど、それがどうして理にかなっているか? を考えた訳じゃないから、パニクると自己矛盾が生じる。あぁ、これ以上突っ込んだとしても、底が見えたよねっていう。

2016-03-21 00:06:08
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

そして、肝心の部分。 彼女は「Aパスとそれ以外で、攻撃パターンが変わるのは当然じゃないんですか?(そうでしょ?)」 私「世界はそうじゃないですよね」 (=世界は、どこにレセプションが返ろうとも、いつも同じ攻撃パターンを繰り出しますよね) これが実際のやり取りです。

2016-03-21 00:32:53
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

日本は、100種類以上のサインがある(レセプション返球位置によって、いちいち細かいコンビが変わる)。少なくとも私の時代はそうしていた。」 「世界は、そんなサインに数は多くなんかない。」 結局、想定範囲内の回答が返ってくるだけ。 だから私。「よく、わかりました。」と答えました。

2016-03-21 00:38:10
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

だから、私は今回は、純粋に質問をして、彼女の頭の中で考えている内容を確認したというのが、学会でのやりとりの状況でした。 実際、後の懇親会で色んな方に、「質問、あれで終わりなの?」と散々聞かれました(苦笑)。 以上、報告を終わります。

2016-03-21 00:49:11