たゆさいオリジナル世界「テシナプス」設定資料　ヒルデンと三鴉政権について

たゆさい @tayusai

オリ世界「テシナプス」では色んなテーマで色んな国をという事で１０大国家を作ったけどその中「ヒルデン」はイアスヤット教団の総本山であり最も神に近い優れた民族で作られた国家であるという考え方があります

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神話の時代の頃神々が神域「カンムル」から最初に降りた地こそがヒルデンであり、そしてそこに産まれた最初の人達は世界の神々による大地のテラフォーミングを日夜手伝っていた。その為ヒルデンでは今なお『勤勉であれ』という風習が根付いている……と現ヒルデン国家元首「三鴉八汰」は言っている

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実際は別に勤勉というわけでも無かったはずなのだが八汰は自分の都合の良い「ヒルデン人」を頭の中で作り上げそれを全国民に押し付けようとする狂人である。その為彼が掲げたマニフェストは正気を疑う内容であるが八汰自身が世界最強クラスのメイジでありまた彼の思想に同調する者が意外と多いのだ

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三鴉八汰と彼率いる政党「愛国党」マニフェスト　その１ ・全国民は神が降り立った聖地たるこの「ヒルデン」を愛さなければならない。この愛は労働にこそ形となる。よって週最低１４０時間の労働を全生産年齢人口の労働者に義務付ける。

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三鴉八汰と彼率いる政党「愛国党」マニフェスト　その２ ・労働は国への奉仕であり愛国の象徴である。その行為に対し賃金を要求する事は慎むべきである。よって本来なら無給労働こそが望ましいが労働における生活の保障という側面を鑑み、最低賃金の撤廃を行う事にとどめる。

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三鴉八汰と彼率いる政党「愛国党」マニフェスト　その３ ・全国民はその人生全てをヒルデンという国家に対する愛国的活動に捧げなければならない。その為個人または小集団によるいかなる活動も国家に対する損失を招くものとし、これを禁止する。

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三鴉八汰と彼率いる政党「愛国党」マニフェスト　その４ ・ヒルデンに於ける文化とは即ち国民の愛国的活動、労働の美徳である。これ以外の文化は全て国民の愛国的活動を阻害するものであり、また反国家的思想を植えつける温床となりうる。よって愛国党が認める以外の文化全てを弾圧する。

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三鴉八汰と彼率いる政党「愛国党」マニフェスト　その４ ・国民は全てこの国を愛さなければならずこれは幼子から老人まで該当する。国民は生まれついた頃からこの国の為の生産的活動を行うべきでありそれは老いて亡くなるまで続けなければならない。よって全年齢に労働を行うものとする

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三鴉八汰と彼率いる政党「愛国党」マニフェスト　その５ ・国民が愛国的労働を行う際は自由意志をもって心からこの活動をしなければならない。自主的な労働にこそ愛国心が表れ、その精神が見られぬものには厳罰を科さなければならない。必要に応じ再教育を行う事も容認する。

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大体こんな感じのムチャクチャな糞マニフェストを掲げまくる三鴉八汰。しかし選挙でも大きな影響力を持つ経営者にとっては都合が良いものだった為愛国党が与党となってしまった。結果ヒルデンではサブカルチャーへの弾圧と長時間労働の状態化が更に悪化してしまったのだ

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この勝利の背景には前政権の与党である「礎溜菜　照」と「文民党」の支持率の低下も関係していると言われている。この前政権が打ち出した政策にメイジによる犯罪をある程度は容認する「メイジ特別執行法」があり、これが結果としてメイジの犯罪を助長。治安を悪化させてしまった

たゆさい @tayusai

メイジに犯罪を多少は容認させる法律自体は他国にもあり、照もそれに合わせたのだがやはり市民からの反発は強かった。これが八汰の「愛国党」を強くさせてしまったのだ。ほとんどの国民はマニフェストなど見やしない。まさかこんな無茶な内容が書いてあるとは思わず愛国党に投票してしまったのだ

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こうして八汰政権の徹底した強制労働と文化弾圧は日に日に強くなり、そしてこれに対抗するレジスタンスも各地に現れるようになった。そして他国の軍事企業がこれに目をつけ、国家軍のみならずレジスタンスにも非公式で武器を買わせる。こうしてヒルデンは常に銃弾が飛び交う地と化した。

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また三鴉政権のマニフェストを見れば分かるように致命的に国内での消費者の存在が減っており、基本外国との貿易や外国人旅行者へのサービスなどで利益を出している。だがこの労働環境では他国に優位に立てるはずもなく競争力も落ちている。これに対し八汰は「気合で何とかしろ」と言った。