茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第2086回【時代という造山運動】連続ツイート
2017.4/13 茂木健一郎氏 【時代という造山運動】連続ツイート
…ローカルな「空気」は、読んでも特に従わなくていいが、「時代精神」という大きな空気については、精確な読みが求められる。そうでないと、自分の活動を文脈づけることが困難になる…
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茂木健一郎
@kenichiromogi
ローカルな「空気」は、読んでも特に従わなくていいが、「時代精神」という大きな空気については、精確な読みが求められる。そうでないと、自分の活動を文脈づけることが困難になる。
2017-04-13 07:44:46
茂木健一郎
@kenichiromogi
モーツァルトと同じ音楽を今書いても評価されない。創造性はその時代の文脈の中で価値が決まる。それを無視してやっても、アナクロニズムになりかねない。
2017-04-13 07:45:35
茂木健一郎
@kenichiromogi
マルセル・デュシャンの『泉』と似たような作品を今つくっても、それは模倣に過ぎないだろう。『泉』は当時の時代精神という「空気」の中でこそ輝いたのであって、その意味で、時代相対的なものである。
2017-04-13 07:48:54
茂木健一郎
@kenichiromogi
従って、すぐれた創造者は、常に、時代という大きな精神の動きに注意を払っている。それは、一つの、時代に対する「マインドフルネス」である。広々とした景色の中に、さまざまなものの動きを鮮明にとらえているのだ。
2017-04-13 07:49:43
茂木健一郎
@kenichiromogi
時代という、巨大な造山運動の中で、自分の活動がどのように位置づけられるかを見ることが、創造性の質の作り込みにおいては不可欠だということになる。
2017-04-13 07:50:49
茂木健一郎
@kenichiromogi
だから、創造者は、時代を構成するさまざまなものたちの様子を、隅々まで気を配って観察していなければならない。そうでないと、1001回目の『泉』をつくって自己満足する結果になってしまうのだ。
2017-04-13 07:51:54
リンク
茂木健一郎 公式ブログ
時代という造山運動 : 茂木健一郎 公式ブログ
ローカルな「空気」は、読んでも特に従わなくていいが、「時代精神」という大きな空気については、精確な読みが求められる。そうでないと、自分の活動を文脈づけることが困難になる。モーツァルトと同じ音楽を今書いても評価されない。創造性はその時代の文脈の中で価値が決
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