【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第125話「長坂坡」の前編です。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)01】 第125話です。タイトルの「長坂坡」は「ちょうはんは」と読みます。必殺技みたいな名前ですが、坡というのは堤とか堤防、土手という意味です。 さて、荊州城を手に入れた曹操は、さっそく荊州の統治を始めます。

2017-04-18 12:25:07
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)02】 新しい布令や、治安対策の確認など民政方面での気配りや、荊州の旧臣達が一箇所に固まらないようにうまく散らして配置するように指示するなど、曹操の手腕が垣間見えるシーンです。

2017-04-18 12:26:53
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)03】 多忙な曹操に、茶を献じましょうかという部下。絵柄的に張遼っぽいですが、前々回の横三講座と同様断定はせず、一武将とさせていただきます。この時代のお茶は高級品。疲れたから茶でも一杯なんてことが許されるのは限られた人だけです。

2017-04-18 12:31:57
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)04】 もちろん、曹操はお茶を嗜んでいただくのは当然というお方。忙しい時の茶は格別にうまいのう、としみじみと茶を味わうのでした。この時のお茶は何茶だったのでしょうか。中国茶の歴史を調べたら面白そうですが、ここでは置いときます。

2017-04-18 12:38:27
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)05】 ところで、と曹操はまた仕事モードに戻ります。税金の問題は片付いたか、と尋ねる曹操。支配地域の税制をどうするかというのは為政者にとっては大事なこと。しかし、茶を勧めた武将は、税金の問題よりもっと急ぐべきことがあると言います。

2017-04-18 12:40:30
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)06】 江陵に向け逃げた玄徳をこのまま逃してしまうつもりか、と尋ねられた曹操は、その気はないが玄徳は難民を抱えているからいつでも追いつける、と余裕の表情です。

2017-04-18 12:42:00
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)07】 しかし、もし玄徳が江陵城に逃げ込まれたら…という部下。蔡瑁が言うには江陵城には金銀食糧の蓄えがあり、荊州一の要害だという話。玄徳が江陵を手に入れたらかなりやっかいなことになります。

2017-04-18 12:43:41
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)08】 ふむうと一呼吸置いた曹操。この地を固めるのも重要だが、当の敵、玄徳を討つのも重要だ、としてただちに兵を出し玄徳を追撃するように命じます。さっそく、この部下は出動いたします。

2017-04-18 12:45:09
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)09】 一方、玄徳の一行。足の遅い民衆を連れての移動です。江陵までの道はまだ半ば。玄徳は、先に江夏に援軍を求めに言った関羽からも音沙汰がないことから、孔明に様子を見に行ってくるように言います。

2017-04-18 12:47:15
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)10】 孔明は、事情がわからぬ以上、それしか今は方法がないと言って、500の兵を連れ江夏に向かうことに。玄徳は祈るように、必ず援軍を連れてきてくれと孔明の背中を見送ります。

2017-04-18 12:48:48
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)11】 夜になり野営をする玄徳。軍隊はテントを張っていますが、多くの民たちは野原に転がっています。布団があるだけマシで、なにもかけずに横になっている者も多いようです。季節的には8月だったので、それでもなんとかなるようです。

2017-04-18 12:51:22
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)12】 玄徳軍においついた曹軍の武将。今頃は玄徳も家来も疲れ果てて眠りこけているだろう、とウッシッシ顔です。そして、玄徳軍を襲うように命令を出します。玄徳軍の見張りの兵や一部の民衆は異変に気づきますが、敵襲になすすべもありません。

2017-04-18 12:53:33
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)13】 張飛は玄徳のもとに行き、敵襲があったことを伝えます。具足をつけたまま、横になっていた玄徳もすぐに起き、兜をつけながら、とうとう追いつかれたかと言います。張飛は東に向かって逃げるように促します。

2017-04-18 12:54:55
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)14】 テントを出て馬に乗り込む一個前のエで、張飛と玄徳が描かれているのですが、大人と子どもくらいな比率です。玄徳は少年ぽくみえます。玄徳が馬に乗ると、相手方も気づいたようで、追いかけようとします。が、そこに張飛が立ちはだかります。

2017-04-18 12:57:07
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)15】 張飛は襲ってくる曹軍の兵士たちを次々に倒し、玄徳が脱出する時間稼ぎをします。一方、悲鳴を挙げながら民衆が逃げ出しています。その様子を見た玄徳は、ひとまず味方の状況を確認しようとします。

2017-04-18 12:58:58
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)16】 散り散りになって曹軍と戦っているという報告。相当混乱しています。そこに、玄徳の姿を探す武将が駆けつけてきました。そして、なんと、趙雲子龍が心変わりして曹軍の軍門に降ったという報告をしてきたのです。

2017-04-18 13:00:19
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)17】 趙雲が裏切ったという話、玄徳にはにわかに信じられません。しかし、曹軍に駆け込むのをこの目で見たという者がいます。趙雲には玄徳の妻や子を守らせていましたが、その安否も不明です。玄徳は、まだその報告が信じられぬと言います。

2017-04-18 17:04:17
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)18】 そんな折に、張飛が無事に戻ってきました。張飛はあんな雑魚ども相手ではないと平然とした顔ですが、玄徳から趙雲が寝返ったらしいという話を聞いて顔色を変えます。そういえば、と張飛も趙雲が敵陣に入っていくのを見たと言います。

2017-04-18 17:05:38
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)19】 張飛はあっさり趙雲が寝返った認定を下し、裏切り者がどうなるか思い知らせてやると、部下を引き連れて駆け出します。そしてついたところが長坂橋のふもとです。

2017-04-18 17:07:16
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)20】 橋の手前には「長坂橋」と彫り込まれた石が設置されています。張飛は部下たちに林にかくれて、馬の尾に木の枝を縛って行き来しろと命じます。たまに張飛は戦略家になりますね。張飛賢者モード発動。

2017-04-18 17:11:20
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)21】 部下たちが言われたとおりにすると、ガサガサガサガサと音がなります。これにより、草木が揺れて、草むらに四、五百騎がひそんでいるように見えるとつぶやきます。つまり、埋伏の兵を演出したわけです。張飛はここで待ち構えることにします。

2017-04-18 17:13:18
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)22】 一方、当の趙雲はどうしていたのか?趙雲は荒野を駈けずり回っていたのです。趙雲は玄徳に夫人と幼君を守るように命じられていました。趙雲はボディーガード役を命じられることが多いのです。

2017-04-18 17:15:00
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)23】 しかし、曹軍の夜襲の際に、敵と戦っている間に夫人達を見失ってしまいました。その責任を感じ、血眼になって敵味方の中を捜し回っていたのでした。乱戦のさなか、夫人を見失ったことを玄徳に伝えることもできなかった模様。

2017-04-18 17:17:02
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)24】 ご夫人はいずこ、幼君はいずれにおわす!と呼びかける趙雲。見ると負傷した兵が歩いています。趙雲は夫人の姿を見なかったかと尋ねると、百姓たちの間に混じって逃げている様子を見た者がいました。指し示す方向に向け駆ける趙雲。

2017-04-18 17:18:59
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(前編)25】 単騎で敵兵がうようよいる中を駆けるわけです。敵兵に見つからないわけがない。そこに、敵の将が現れます。身分ある将と見た趙雲は勝負を挑みます。敵将は若く見えます。兵たちが趙雲と聞いて守ろうとしますが、趙雲は次々に倒します。

2017-04-18 17:21:16