執事×大倉

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まるこ@エイト妄想 @eightmaruter

執事×大倉 「お嬢様、よろしいですか?」 『うん。』 大倉が私の合図で浴室の扉を開ける。 私の髪を洗うのは大倉の仕事。 「では失礼いたします。」 ほんのり薔薇の香りがするシャンプーを手に伸ばし、ゆっくり私の髪を梳く。 『髪洗うくらい自分でできるのに。』

2017-03-13 21:02:09
まるこ@エイト妄想 @eightmaruter

2 すると、フッと大倉が笑って 「いけませんよ。これは私の仕事ですから。 それに、髪は女性の命です。 きちんとケアしなければ。」 そう言いながら、泡で髪を包み込んだ。 『ほんと真面目だよな〜、大倉は。』 そんな大倉を少し困らせたくて。

2017-03-13 21:02:21
まるこ@エイト妄想 @eightmaruter

3 『ねぇ、大倉?』 「なんでしょう。」 『もし、私がいきなりいなくなったらどうする?』 ふざけて言ったつもりだったのに、 鏡に映った大倉の顔がこわばる。 そして、髪を梳く手を止めた。 『どしたの?』 「… そんな簡単に言うのはやめてください。」

2017-03-13 21:02:37
まるこ@エイト妄想 @eightmaruter

4 「…お嬢様の傍にいることが、 私の生きる意味なのですから。」 真っ直ぐに前を見据えて言うもんだから、 『…バカ真面目。///』 照れた顔を隠すのに必死だった。 「顔が赤いお嬢様も可愛いですよ。」 私の心を揺るがせてばかり。 ずっと傍にいてあげる。 END pic.twitter.com/ruyXpdWCNQ

2017-03-13 21:03:00
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