【お玉さんの読書マラソン】幻の「推理作家協会協会賞受賞作品を読もう(平成篇)」【ボツ企画】

お玉と毒のぬまち @ottama709

さて

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さて、ミステリ感想よ。 今回は次の読書マラソンに向けて下準備をし、何冊かは読んでみたンだけど、ボツにしちゃった案件をば♫ 「推理作家協会協会賞受賞作品を読もう(平成篇)」 おお！ 何というヒネリもナニもない試みなのでしょう Σ（ﾟдﾟlll）

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推協賞作品に関しては昭和の受賞作(評論除く)は結構読んでいるのに対して、平成作品は読みこぼしが多かったので、……オジサン、チョット、ガンバッテミヨウカナ……、って気になったんよネ。 けど、ボツにした。 何本か読んでみて思ったんよ。これは明るい未来が見えないアレだわ、と

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ほら、推協賞の受賞作品って「何故か」著者の代表作と乖離してる作品が多いじゃないですか？？ 何本かの前年の候補作に対して、純粋な面白味だけで受賞作品を選考してるように思えない、オトナの黒いオモワクが見え隠れしてたり、見え隠れのない丸見えだったりで、いちいちモチベーションを下げてくる

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(ま、直木賞よりかはそこらはロコツでないような気はしますが……)

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名探偵図鑑完読作戦やエア本ミスの課題本を楽しんでいる合間にチョロチョロ読んでたのよ推協賞作品。 『エトロフ発緊急電』『夜の蝉』『龍は眠る』『リヴィエラを撃て』『ル・ジタン』『沈黙の教室』『鋼鉄の騎士』『日本殺人事件』『ガラスの麒麟』と名探偵図鑑と被るけど『新宿鮫』『魍魎の匣』

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たったコレだけの量なのに、大ハズレが二本！ ……『リヴィエラを撃て』と『鋼鉄の騎士』、、、そう、キミたちだッ！！ チョイ微妙が一本！ ……『日本殺人事件』 『エトロフ発緊急電』と『夜の蝉』というウルトラスーパー大傑作はあったけど、、、トータルではマイナスのほうが大きいかったんだゾ

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自分的にはかなりスキスキな『ガダラの豚』や『奪取』や『秘密』や『動機』あたりの再読が出来るのは魅力的なんだけど、、、海のものとも山のものとも分からない未知な未読作品に挑む気力が全然湧いてこないかったの……。それくらい「リヴィエラ」と「鋼鉄」からのダメージがデカかったのよね

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『リヴィエラを撃て』 一言で言うと、プロットの奴隷のような小説。(今となってはチンケな)国際謀略を思いっきり遠回り気味に描いたダラダラとした小説。 『照柿』以降の高村薫は超絶大好きな自分にとって、全く魅力の無いキャラクターたちのチンタラした行動に付き合わされる拷問のような時間

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『鋼鉄の騎士』 ザ・ダイジェストと言うべき内容……。 すごくページ数はあるがエピソードの掘り下げが弱く、トントン拍子でしか話が進まない。主人公が敵に拉致され救出されたかと思ったら30ページ後に別の組織に拉致されている。そんな展開で内容をお察し下さい。藤田宜永の良さが全く出て無いよ

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あと既読作品でいうと『永遠の仔』や『石の中の蜘蛛』や『ジェノサイド』は初読時点ではビミョ〜〜だったわけで、また再読でも評価変わらんような予感もある。これも気力を削ぐ。 山田正紀は好きだけど『ミステリオペラ』は苦手だし、歌野晶午も好きだけど「葉桜」もまだリベンジには早過ぎる気もする

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あと、一旦スタートしちゃうと、自分の性質から鑑みるに、受賞作以外の関連作品ゾーンへと手を出しちゃうと思うんですよね。際限の無い読書は楽しい部分もありますが、すっごく疲れるんですよね。 あゝ、イヤだ、イヤだ

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推協賞を読むという読書マラソン、労多くして実入りが少なそうな予感がヒシヒシと感じられるんよね。ワイ、ニュータイプだから。 もしカタチにするんやったら、その年の候補作を全て読んだ上でのレビューにでもしなくちゃ、意味も意義も無いような予感もするし……、というわけでボツとなりました〜〜

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というわけで、次回からは新たな読書マラソンを報告できると思います。今回は二本立てですよ。 ではでは〜〜 ( ´ ▽ ` )ﾉ