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  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:23:59
    前橋地裁の判決文に接しているのだけど、なかなか凄い。例えば、低線量ワーキングについて「その目的は,福島県民の不安の沈静化のための情報発信にあったといわざるを得ず,よって,この目的のために行われた議論の結果は不安の沈静化に向けた誘導的な内容となるのが必至であるから,(続く)
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:25:00
    (承前)以下に述べるリスク管理WG報告書の内容の信用性及び正確性は,慎重に見極められなければならない。(続く)
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:25:36
    (中略)「年間20mSv」とは,「緊急時被 ばく状況(被ばくを低減させるためにとられる対策が混乱を起こしている かもしれないような,異常でしばしば極端な状況)」の参考レベルとしてI CRP2007年勧告が定めた基準である「20~100mSv」の(続く)
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:26:26
    (承前)下限 をもとにしていると思われるところ,これは健康への影響の出ない安全値 という趣旨ではなく,すべての被ばくは,経済的および社会的な要因を考慮に入れながら,合理的に達成できるかぎり低く保たなければならないという考え方のもと(続く)
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:26:37
    (承前)合理的に達成すべきという政策的な参考数値に過ぎな いことから,この数値が科学的に安全というわけではない。
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:27:12
    (中略)以上によれば,福島県内からの避難者及びその家族である原告は,直線しきい値なしモデルに従い,福島県内に居住する限りにおいて健 康被害のリスクが増大すると考えるのが合理的であり,将来の健康被害を懸念し福島県外に避難することは合理的である。
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:33:24
    「区域外避難」の合理性についてー低線量被ばくによる確率的影響の有無及び程度は,科学的には明らかではないといわざるを得ないものの, I C R P という国際的な委員会において, 直線しきい値なしモデルが採用され, 科学的にも説得力がある旨の勧告がなされているのであるから(続く)
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:33:44
    (承前)当該移転者において,被告国等による避難指示の基準となる年間2 0 m S v を下回る低線量被ばくによる健康被害を懸念することが科学的に不適切であるということまではできない
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:36:27
    (中略)避難指示の基準となっている年間積算線量2 0 m S v をI C R P 勧告の内容に照らしてみると,同値は,緊急時被ばく状況においては最低値ではあるものの,種々の自助努力による防護対策が勧告されている現存被ばく状況においては最高値なのであるから,(続く)
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:36:54
    (承前)これを基準の一部として避難指示が解除されたからといって, 帰還をしないことが不合理とはいえない。
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:39:40
    年間1mSv以上での避難合理性を認めている判断ー家族番号1 に属する原告らの居住していた上記自宅のある郡山市内は, 地表での沈着密度が高くなる程度に放射性物質が降った地域であり,空間放射線量も毎時0 .2 3 μ S v よりも高く(続く)
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:40:00
    (承前)原子力安全委員会が提示する積算線量の試算によっても, I C R P 勧告の適用として, 種々の自助努力による防護対策が掲げられるような状況にあったということができる。
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:46:51
    伊達市・福島市・郡山市・本宮市・南相馬市原町区の原告の方が、年間1ミリシーベルトより高いと認定され、「自主避難」の合理性を認定されていますね。
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:47:47
    それから、いわき市の原告で、部分的に毎時0.23マイクロシーベルトを超えている原告も、小さな子どもがいるなどの事情で合理性を認定されていますね。
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:51:22
    こんな感じ→空間線量が毎時0.23μSVを上回るところもないではなく,原告らのうちには放射線に対する感受性が高いとされている年少者がおり,いわき市内の子ども達の多くがマスクを着用して生活するような状態にあって平穏な環境でないことが実感されるような状況にあったことに照らせば(続く)
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:51:33
    (承前)放射線被ばくによる健康被害について懸念することも理解できる
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:53:13
    他にも→居住していた自宅のあるいわき市内は,当時空間線量が毎時0.23μSvを上回るところもないではなく,そして感受性が高いとされている年少者がおり, 子どものいる友人が避難していくような状況にあったことに照らせば, 放射線被ばくによる健康被害について懸念することも理解できる
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:55:08
    とはいえ、いわき市は微妙。大人だけだと避難の合理性は認定されていない。
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:56:41
    いわき市内は,原告らが避難することとした平成23年4月当時, 空間線量が毎時0.23μSvよりも高い地点があったとはいえ,その地点は全域ないし 広範囲に及ぶものではなく,また地表での沈着密度が高くなる程度に放射性物質が降った地域でもないのであって(続く)
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 00:57:04
    (承前)他に原告らが日々の生活を送る上で,ICRP勧告の適用として, 種々の自助努力による防護対策が掲げられる程度に高い放射線量があったと認めるに足りる証拠はない。
  • 白石草 @hamemen 2017-04-20 01:03:27
    ということで、前橋判決が年間1mSVを基準に、「区域外避難」の合理性を認めている事実はとても重要。それから、低線量WGについて「報告書の内容の信用性及び正確性は,慎重に見極められなければならない。」との指摘は大ヒット。他の裁判でも政府はみな低線量WGを根拠にしているので・・・。

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