柳生宗矩(将軍家兵法指南役/62歳)、格ゲーを語る

将軍家兵法指南役と言えば、まずこの人、となる柳生宗矩という人物について、彼の残した伝書から読み取れる兵法思想をネタにあれこれ書いたのをまとめてみたり。割ととりとめありませんが、まあ何かの役にでも立てばと。 とりあえず柳生新陰流を応用して格ゲーをする話から。
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格ゲーマー「柳生新陰流を応用すれば!」

神無月久音 @k_hisane

柳生宗矩が説く兵法を格ゲー的に言うと「自分の技のF数と当たり判定は全部把握しとけ。相手の分な」 「技のうち入力不可状態のF数は極力減らせ」 「どの技も途中キャンセルから即別の技出せるように」 「読みと仕掛けは深い方がいいけど、ミスったら即切替で」 辺りになるのかしらん。

2017-03-11 22:11:41
神無月久音 @k_hisane

最近、格ゲーやってないけど、宗矩の兵法は伝書から読む限り、「必殺技とか普通でいいよ普通で。そんなもんより通常技の性能上げろ」「どの技からでもコンボに繋げられて、そこから死ぬまで繋げられるようにすれば、どの技も即死コンボになるよなあ」てな塩梅なので結構えぐいよなあと。

2017-03-11 22:21:44
神無月久音 @k_hisane

「必殺技出して倒せずに固まってるとこで反撃されて負けるとか雑魚過ぎるでしょ。当たるだろうとか倒せるだろうとか希望的観測で技出すな。攻撃は必ず当たる状態に持ち込んだ上で出して、そこからは相手を倒しきるまで殴れ。いいな?」てなことも書いてるので、格ゲー視点で家伝書を読むのも面白いかも

2017-03-11 22:42:19
ArgentBrand @ArgentBrand

@k_hisane 「敵のHPが0になるまで戦闘やで」あたりも言ってませんでしたっけ?(笑)

2017-03-11 22:19:17
神無月久音 @k_hisane

@ArgentBrand もうちょい細かく言うと、「必殺技かまして相手のゲージ0にできず、自分が固まってるとこに相手に反撃されて負けるとか雑魚過ぎるので、攻撃かましたら死ぬまでボコれ。いいな?」という塩梅ですね。

2017-03-11 22:25:22
ほっと @hot_0210

@k_hisane 格ゲーってよく出来てるんですね、、、

2017-03-11 22:20:57
神無月久音 @k_hisane

@hot_0210 なんだかんだで読み合いが結構重要な世界ですしねー。流用できる教えが結構あるよなあと。

2017-03-11 22:26:31
バケツヘッド@12月12日模擬甲冑戦闘会主催 @Baketu_head

流石良い事言ってる。特に「攻撃は必ず当たる状態に持ち込んだ上で出して」は一番大事だと思う。自分も練習でも常々、絶対に当たる距離でぶん殴れと言ってるけど、おっかなびっくり遠間で振り回して空振りしちゃってますます萎縮する癖はつけないで欲しいんだよね。まずは短くても鋭い技を覚えてほしい

2017-03-12 02:00:48
神無月久音 @k_hisane

@Baketu_head 家伝書でも「いけると思って打っても、実際には切れない間合いだったりして、そこで反撃される事があるから、間合いは大事。当たらない太刀は死太刀だからね」と言ってますしね。ここら辺、やっぱ普遍的なエッセンスをしっかり押さえてるよなーと。

2017-03-12 02:12:26
我乱堂 @SagamiNoriaki

兵法家伝書も五輪書も、技法的なところでは割りと共通しているっぽいので、二天一流と新陰流の組み合わせは結構相性がいいのかもしれない。二天一流の一刀技法は新陰流あたりから取り入れたんじゃないかと思うし…。

2017-03-12 02:21:46
神無月久音 @k_hisane

@SagamiNoriaki 読み比べやった時、その辺は実感しましたねー>技法的な共通性 運用思想が正反対なんで別もんに思えるとこもありますが

2017-03-12 02:29:26
我乱堂 @SagamiNoriaki

@k_hisane 結局のところ…武蔵は古き良き時代の…卜伝や上泉伊勢守の頃のスタイルの最後の兵法者だったんでしょうねえ…思えば、仕官しつつ兵法を研鑽するというスタイルは、宗矩を嚆矢とまではいえないまでも、限りなく最初期の世代だったですし。

2017-03-12 02:32:28
神無月久音 @k_hisane

@SagamiNoriaki ですねー。その辺の意味では「生まれるのが遅かった兵法者」と言えなくもないのですが、この表現だと「もう少し早く生まれていれば、戦場で功績を立てて出世できただろうに」と捉える人が多そうでイヤーン

2017-03-12 02:39:20
我乱堂 @SagamiNoriaki

@k_hisane 『史料考証宮本武蔵玄信』では武蔵は兵法家伝書を読んだのではないかと書いてましたねえ。私はそれはないと思いますが、そういう説をだす人がいたくらいには似ている部分があるのでしょうね。まあその人は武蔵の年齢の異説を持ってて、そのためにいい出した風でもありますが…

2017-03-12 02:36:51
神無月久音 @k_hisane

@SagamiNoriaki 流石に忠利もホイホイ見せはしなかったとは思いますが、何かしらのエッセンスは語ったかもしれませんね。歓談してるのはしてる訳ですし。

2017-03-12 02:41:53
神無月久音 @k_hisane

せっかく宗矩と武蔵の兵法思想の比較話になったので、またこいつを再掲をば。しかし、格ゲーに限定しての話だと、武蔵も宗矩と同じようなこと言いそうであるなあ。 【やる夫で学ぶ柳生一族「宮本武蔵という人物&宗矩と武蔵、その兵法観」】 yromtm1059.blog117.fc2.com/blog-entry-540…

2017-03-12 02:46:00
神無月久音 @k_hisane

対極の存在みたいに言われがちで、実際、思想的に対極の部分もある訳ですが、何気に実技に於いては、割と共通部分が多いってのが面白いところ>宗矩と武蔵 さっきのまとめの抜粋ですが、具体的な点を挙げるとこんな感じでpic.twitter.com/N120zPphqy

2017-04-23 18:55:23
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神無月久音 @k_hisane

【やる夫で学ぶ柳生一族(外伝その3):兵法家伝書解説】 tagenmatome.blogspot.jp/2009/10/blog-p… 【やる夫で学ぶ柳生一族(外伝その5):月之抄解説】 yromtm1059.blog117.fc2.com/blog-entry-432… ついでに家伝書本体の解説と十兵衛の伝書「月之抄」の解説も追加をば。

2017-03-12 04:01:27
リンク tagenmatome.blogspot.com やる夫で学ぶ柳生一族 外伝その3・前編1 <<その28 | まとめ | 外伝その3・前編2>> 262 : やる夫で学ぶ柳生一族(外伝その3・前編1) [saga]:2009/09/13(日) 21:01:46.33 ID:i8VajmY0 このスレは、「柳生新陰流」を担った剣豪の一族「柳生一族」を 史... 2 users 1
神無月久音 @k_hisane

「柳生宗矩の兵法を格ゲーに例えたら」の話、昔のスレを読み返したら、最後の方にまんまのネタがあって、前にも同じように感じていたのだなあと。 【やる夫で学ぶ柳生一族(外伝)「兵法家伝書解説」】 tagenmatome.blogspot.jp/2009/10/blog-p… pic.twitter.com/33QEywNUUb

2017-03-17 03:43:05
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神無月久音 @k_hisane

おまけ。 しかし、「待ちガイル」という単語も、今の子からすれば、我々が「名古屋打ち」のことを聞いた時のような感覚になるのかしらん。あと「懸待」を「懸×待」とするのは流石に飛び道具が過ぎたかなと思ったり。 pic.twitter.com/vYIGP0OJzg

2017-03-17 03:47:47
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