【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。 第125話「長坂坡」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)01】 趙雲は必死になって玄徳の妻と阿斗を探します。そこに一人の負傷兵が声をかけてきました。背中に矢を受けているので瀕死でしたが、趙雲に先にある農家の影に幼い児を抱いた貴婦人がいるということを伝えます。

2017-04-25 12:36:41
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)02】 趙雲は急ぎ駆けつけると、確かに貴婦人と赤ん坊がいます。趙雲は、奥方、と呼びかけると、玄徳の妻は目を開け、阿斗を趙雲に託します。妻も一緒に連れて行くつもりの趙雲でしたが、すでに大怪我を追っていて動けないと言います。

2017-04-25 12:38:42
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)03】 これしきの傷、と励ます趙雲、馬があると言いますが、この先敵中を阿斗を守りながらどう突破するのかと問われます。それでも、奥方様を一人残して立ち去れませぬという趙雲でしたが、敵兵はすでにどんどん近づいてきます。

2017-04-25 12:40:51
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)04】 すぐに馬を連れてまいりますと言って馬を引いてきた趙雲は、そこでとんでもないものを見てしまいます。玄徳の妻がまさに緯度に身を投げようとしていたのです。 妻は趙雲に、手の中の珠を砕いてはならぬ、と阿斗の運命を託し、飛び込みます。

2017-04-25 12:42:48
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)05】 慌てて井戸に駆け寄る趙雲でしたが、すでに絶命していた模様。悲しんでいる暇もなく、敵はすぐそばまで押し寄せています。趙雲は覚悟を決め、阿斗を胸に抱きかかえ、駆け出します。ほどなく敵軍に見つかりますが強行突破。

2017-04-25 12:44:26
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)06】 どけどけいっと敵兵を倒しながら突き進む趙雲の前に、鉄球と鎖をつないだ武器を持った武将が立ちふさがります。鎖と巧みに使うその武将は、趙雲の槍を絡め取ります。調子に乗ってトドメを刺そうとする武将の攻撃が趙雲を襲います。

2017-04-25 12:47:42
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)07】 趙雲は背中の剣、前編で出てきた宝剣ですが、これを抜いて応戦しようとしますが、一瞬考えます。いまこんな強敵と功を争っている時ではないと。あくまで、今のミッションは阿斗を守り玄徳のところまで届けるということです。

2017-04-25 12:49:16
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)08】 趙雲は逃げ出しますが、鉄球鎖男は追いかけます。すると、趙雲の馬が落とし穴にハマってしまいました。落馬した趙雲。阿斗を潰すことなく受け身を取ります。後は思わずワアンと泣きます。

2017-04-25 12:51:18
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)09】 これはシメたと、鉄球鎖を仕掛ける武将。その狙いはギリギリ外れてしまいます。趙雲は鎖をつかむと、そのまま落とし穴からでて、背中の剣でその武将の首を刺します。青紅の剣の切れ味に感心する趙雲ですが、阿斗はエーンエーンと泣いてます。

2017-04-25 12:54:08
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)10】 趙雲はもう少しの辛抱ですぞと、阿斗に呼びかけ、これで敵陣を突破してやると敵の馬を分捕り、再び駆け出します。趙雲は多くの敵がいる中を強行突破です。趙雲の目の前にいる敵は青紅の剣によって次々となぎ倒されていきます。

2017-04-25 12:56:12
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)11】 曹操軍の陣中を、まるで無人の野を駆け抜けている様子を見ていたのが曹操です。曹操はあの者がだれか知っているかと尋ねると、夜間で姿が見えにくいのか誰も把握していません。じれったいと思った曹操は、曹洪に確かめに行くように言います。

2017-04-25 12:58:15
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)12】 曹洪は単騎、件の敵将の前に出ます。そこなる敵将名を聞かせいmと曹洪が言えば、俺の名は趙雲、字は子竜、行く手を阻むつもりなら相手するぞと名乗ります。趙子竜の名を聞いた曹洪はくるっと馬を引き返し、即曹操のもとへ報告します。

2017-04-25 13:00:45
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)13】 もし、この場でもたもたしていたら、先を急ぐ趙雲によって曹洪は斬り殺されていたかもしれませんね。曹洪が曹操に、彼は趙子竜であることを告げると、曹操の配下にしたい病が始まります。素晴らしい男だ、まさに一世の虎将といえる、と絶賛。

2017-04-25 13:02:51
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)14】 趙雲を自分の配下にしたいと考え、部下に捕らえろと命じます。あれほどの男を無傷で捕らえるのですか?と尋ねると、曹操は、刀も矢も用いてはならんと命じます。狩猟をするように追い包み、疲れを待って捕らえろと言います。

2017-04-25 13:04:34
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)15】 こうして、曹操軍大勢対趙雲&阿斗の壮大なる鬼ごっこが始まります。弓矢を使えばたちどころに倒せるところですが、曹操の無茶な命令により、曹操軍の動きが鈍くなります。趙雲は囲みを突破し、曹操軍がまた追いかけるという展開です。

2017-04-25 13:06:42
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)16】 逃げる趙雲、追う曹操軍。橋の先に趙雲の目に張飛の姿が見えました。厳しい顔をしている張飛。仲間だ!と思って安心した趙雲でしたが、何やら張飛は自分が裏切ったと誤解していると気づきます。

2017-04-25 16:55:57
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)17】 しかし、趙雲は玄徳の子ども、阿斗を抱いています。馬鹿なことを言うな、と阿斗を見せて、張飛の誤解を一蹴。張飛も自分が誤解していることに気づき、きまり悪そうな顔で、自分も趙雲が曹操の軍門に降りるわけがないと思っていたと言います。

2017-04-25 16:58:14
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)18】 さて。のんきなことを言っている場合ではありません折ってが迫っていると趙雲が言うと、ここは俺が引き受けた、と言って趙雲を先に行かせようとします。

2017-04-25 16:59:23
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)19】 趙雲は、張飛一人で大丈夫か?と聞きますが、おめえだって一人で何十万の敵軍の中を突破してきたんだろう、と意に介しません。まして、ここは橋の上、一度には通れんから任せておけと言う張飛。趙雲は頼むぞと言い残し駆けていきます。

2017-04-25 17:01:03
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)20】 張飛の活躍は次回に譲るとして、まずは趙雲の動きです。趙雲がさらに進むと、劉の字の旗が。ついに味方の旗を見つけることができました。ほどなく玄徳の姿を見た趙雲は、馬を降ります。

2017-04-25 17:02:59
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)21】 玄徳は喜びの表情を浮かべますが、趙雲は跪き、申し訳ございませぬと頭を下げます。そして、玄徳の妻の最期を報告するのです。玄徳は目をつぶり、悲報にたいし無念の表情を浮かべます。

2017-04-25 17:05:44
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)22】 阿斗にケガはなかったか、と尋ねた玄徳に対し、これまで守ってきた阿斗を玄徳に差し出します。阿斗は眠ってしまっているようです。 玄徳は阿斗をしばし、抱きかかえますが、すぐに意を決したかのような表情になります。

2017-04-25 17:07:19
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)23】 そして、この子をわしの目の届かぬ所に連れて行け、と放り投げるのです。慌てて部下が受け止めましたが、下に落ちなくてよかったですね。何が起こったのか理解しがたいという表情の趙雲に対し、玄徳はすまなかった、と言います。

2017-04-25 17:09:02
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)24】 お前のような臣はこの世でまたと得られるものではない、それを危うく戦死させるところであった、子供はまた生めば得られるが、良き将はまたと得られぬ、と言う玄徳。しかし、決して阿斗が可愛くないということではありません。

2017-04-25 17:10:55
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【横山光輝「三国志」講座125「長坂坡」(後編)25】 自分の子をかわいく思うのは誰も同じこと。それだけに笑顔一つ、泣き声一つが父親の気持ちを弱める。趙雲が命をかけて守ってきたものを粗末にしたわけではない、という玄徳。

2017-04-25 17:12:22