好きではないから、描けることも多い

地雷魚 @Jiraygyo

好きだから描けることは多いけど、実は好きではないから描けることも多くて、それが商業で長くやっていて一番の収穫かなって。空を飛ぶ願望もないし、旅が嫌いなのに、「空中空母で飛びながら旅をしつつ戦う物語」が描けたのも、それが大きい。「好き」に縛られない表現というのは実は広くて深いんだよ

地雷魚 @Jiraygyo

そもそも、好きだった三国志やゲームについて吐き気がするほど書きまくっていたら、そのうち嫌いになるし、小説にしても「表現の壁」にぶつかるのはそれはそれは苦しいものだ。好きだけでやっていたら嫌いになるし、続かない。表現はむしろ嫌いになってから勝負ってぐらいのもんだよ（笑）

地雷魚 @Jiraygyo

「好き」だけでやっている人が続かなくなっていく過程の多くにこの病があって。締め切りやオーダーや内容や力量や批評の壁にぶち当たって、書いてて楽しくなくなっていくときってのは必ずくる。ここを乗り越えて「あー、しんどいけど描こう」ってなっていくと、グっと完成に近づいてくるのよね。

地雷魚 @Jiraygyo

今だとかえって「好き」や「楽しい」ということが強調されすぎてるけど、別に書いてて「嫌い」になったり「楽しくなくなってきた」りしてもいいんだよ。書いててつらいなあってのは誰にもあるから、安心して苦しんでいい。キミはちっともおかしくないし、それは普通にあるから苦しんでもいいんだよ。

司馬漬け @shima_ko

執筆に限らず誰かしらと一緒に仕事すれば辛いこともあるけど、その時間の枠組みの中でどう過ごすのかって考えたときに、工夫もやりがいも出てくるしね。無理に楽しもうとするんじゃなくて、ある程度突っぱねて変化を見ていくと、後になればなるほど面白くなる。

地雷魚 @Jiraygyo

別に「苦しめ」とか「耐えろ」って言っているわけではなくて、「楽しくなくなってきてもいいんだよ」ってことです。