海上保安庁に自衛隊法第95条の2を適用できるのか?

ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

国立国会図書館の国会議事録検索で調べてみたけど､海上保安庁も武器等防護の適用範囲内だとする国会答弁は見つからなかった｡ twitter.com/paramilipic/st…

ぱらみり（公式療養修了者) @paramilipic

武器等防護って海保巡視船まで拡大できるんか これはちょっといいことを聞いたぞ（謎 #週刊安全保障

2017-05-05 22:36:46

ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

改正前の自衛隊法に関する答弁 参議院平和安全法制委員会 『和田政宗君　(略)まず、武器等防護についてお聞きをします。海上保安庁の艦船や装備は武器等防護の対象に含まれるのでしょうか。』 (続く)

ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

『国務大臣（中谷元君）　自衛隊法九十五条は自衛隊の武器等を防護するために認められているものであります。そのために、同条に基づいて海上保安庁の船舶、装備を防護するために武器を使用することはできません。』

ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

まず､海上保安庁に武器等防護を適用するには2つの壁がある｡ 1海上保安庁は､合衆国軍隊等その他の外国軍隊その他これに類する組織に該当するのか? 2海上保安庁の活動は､我が国の防衛に資する活動なのか? pic.twitter.com/ckmrdeCd9D

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ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

1について 海上保安庁を「その他これに類する組織」とすると､海上保安庁を準軍事組織となってしまう可能性あり｡海上保安庁法第25条に抵触するかもしれない｡ twitter.com/tuduki05/statu…

ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

2について 海上保安庁は治安維持機関として警察権を行使する機関であり｡自衛権に基づく国防組織ではない｡ (結果的に防衛に資する活動をしていることは否定しないが)

ぱらみり(青い鳥解放戦線) @paramilipic

武器等防護に関して当時「海保の船は守れない」って話、メディアでも出てたからさっきのゲンちゃんの話聞いて驚いたんだよね 法改正以降も米艦防護は正式には「合衆国軍隊等の部隊の武器等の防護」だから海保を含めるのはちょっと無理があるように思えるんだよなぁ

ぱらみり(青い鳥解放戦線) @paramilipic

「防衛に資する」ってなると海保法の25条がね・・・ 憲法上、日本の防衛は「軍隊」が担っているわけではないとかむちゃくちゃな理論を持ってくるのだろうか？いやそこまで来ると海保巡視船を護るだけの話で法解釈がえらいことに

たくあん @JmaEod

これなんですけどもね、海保が 自衛隊法八十条の統制下にあった場合ならどうなのかなと。防衛大臣の指揮下になるので自衛隊の部隊の一部と拡大解釈すれば武器等防護も適用できるのでは。 pic.twitter.com/RteA3Tw8pj

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ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

@JmaEod 防衛大臣の〈指揮下〉ならそのような解釈も成立するのかもしれませんが､自衛隊法第80条の規定はあくまでも〈統制〉ですので､なかなか難しいかと｡ また､仮に自衛隊の一部とするなら海上保安庁法第25条に抵触する可能性があります｡ pic.twitter.com/2WYNtKXC78

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ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

間違えている方が多いですが､自衛隊法第80条の規定は海上保安庁を防衛大臣の指揮下に入れるものではありません｡防衛大臣が海上保安庁を統制する規定です｡

ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

統制の意味を簡単に説明すると､防衛大臣は海上保安庁に何をやって欲しいか包括的な指示を出して｡具体的な海上保安庁の部隊運用は､海上保安庁が自分自身で決めるということです。 twitter.com/tuduki05/statu…

ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

しき【指揮】〔名・他サ変〕 ①全体がまとまりをもって動くように、多くの人々を指図すること。「指揮官」 ②合唱・合奏などの演奏を、指揮棒などを使って指示を出して統率すること。「指揮者」 (明鏡国語辞典より)

ダッソー団員(無線員兼務) @tuduki05

とうせい【統制】〔名・他サ変〕 ① 全体を一つにまとめておさめること。「よく統制のとれたチーム」 ②国家権力などが、一定の方針に従って全体を指導し、制限を加えること。「言論の統制」 (明鏡国語辞典より)

因幡のよっちゃん（Yoshihiro Inaba）（CV 高野麻里佳） @japanesepatrio6

#週刊安全保障 昨日の放送で中谷議員が自衛隊法第95条で海上保安庁の装備も防護できるのでは？と仰いましたが、自衛隊法第95条では防護対象を「自衛隊の武器等」と限定しているため、これは不可能です。

因幡のよっちゃん（Yoshihiro Inaba）（CV 高野麻里佳） @japanesepatrio6

#週刊安全保障 また今回防護対象が補給艦だったのは、おそらくこの米艦防護を規定した自衛隊法第95条の2の制定経緯が、テロ対策特措法の審議中に米軍の補給艦を自衛隊が防護出来るか？から始まったことや、米艦防護の事例で重要影響事態での補給活動防護が挙げられたことがあるのかなと。

因幡のよっちゃん（Yoshihiro Inaba）（CV 高野麻里佳） @japanesepatrio6

#週刊安全保障 ただし、第95条の2の防護対象は我が国の防衛に資する活動に現に従事している「米軍その他の外国の軍隊その他これに類する組織の部隊」なので、中谷議員の発言の趣旨は「沿岸警備隊」の話なのかなとも感じます。ただし両者は組織の性質が全く異なります。

因幡のよっちゃん（Yoshihiro Inaba）（CV 高野麻里佳） @japanesepatrio6

#週刊安全保障 自衛隊法第95条または第95条の2で海上保安庁の艦艇を防護することは不可能ですが、95条の2を使えば「沿岸警備隊」を防護することは可能という感じです。