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jemappellety
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「近頃のお若い方には総てに誠意が欠けていはしませんかしら」(『東京日日新聞』1938年6月3日付、夕刊4面)。 #1938年 pic.twitter.com/8DVFsaf56T
2017-04-23 16:28:49

「男子が貞操観念の薄い事、不作法な事は今にはじまったのではないが近頃青年が大いにこの方面に欠けた観あるのは将来性のあるだけ特になげかわしいことと思う」(『東京日日新聞』1938年6月2日付、夕刊4面)。ある女性教育家の嘆き。 #1938年 pic.twitter.com/s7otSVoOR8
2017-04-23 16:39:16

「この頃の若い男達から受ける(中略)生活力にも、恋愛にも、体当たりでぶつかってゆけない頼りなさはどうしたことであろう」(『東京日日新聞』1938年5月31日付、夕刊4面)。1938年当時の“今時の若者”も(?)胆力がなかったのだろうか。 #1938年 pic.twitter.com/fCIfcmP52f
2017-04-23 16:54:02

「近ごろの女学生はお行儀が悪い」(『大阪朝日新聞』1937年6月23日付、朝刊7面)。文部省が「本格的に」女学生の「作法教育に乗り出すことにな」ったそうだが、これについての女学校の校長と教師の意見が載っている。 #1937年 pic.twitter.com/GN35fioAnJ
2017-06-24 16:59:11


校長は時代に適合した作法教育を要望する一方で、教師は「近ごろの女学生」の態度や「近ごろの親御」の躾けがなっていない点を批判しているのが面白い。
2017-06-24 18:11:37
「此の頃の青年には気概がなくなった(と嘆く老人がいる)」(『読売新聞』1936年1月23日付、朝刊9面)。 #1936年 pic.twitter.com/VyGovYDYhr
2017-05-04 12:08:24

↑「現代娘かたぎ」は1936年1月13日付~1月28日付の読売新聞に掲載された連載企画(全14回)。当時の10代後半から20代半ばの若い独身女性(おそらく中流~上流階級に属すると思われる)14名がそれぞれの「大胆率直な社会観なり男性観」(注1)を語っている。上に引用した記事の女性は打算的な結婚観を持っていたが、家族制度や男尊女卑的な考えへの不満をほのめかす人が少なくなかった。当時の有名女優と「一生同棲できたら男なんかと誰が結婚するものですか!」(注2)と言い切る人もいた点は面白かった。
※注1&注2はいずれも『読売新聞』1936年1月13日付

「現代の娘さんはもう一歩考えの足りないところがある」(『読売新聞』1936年1月29日付、朝刊9面)。 #1936年 pic.twitter.com/487bb9sFYL
2017-05-04 12:16:07


「現代の娘ちゅうもんは、皆あんなに意気地のない考えをもっとるんじゃろうかネ?」(『読売新聞』1936年1月31日付、朝刊9面)。#1936年 pic.twitter.com/mshVEzOjf8
2017-05-04 12:21:17

↑「現代娘かたぎを批判す」は1936年1月29日付~2月1日付に掲載(全4回)。男女2名ずつ、計4名の識者による批評。男性の識者は若い女性らの言い分にそれなりに理解を示しながらも、いずれも批判的である。女性識者は2人とも彼女らの意見を擁護していたが、割愛させていただく。

「(サラリーマンを志望する青年が多いのは)二つの大きな理由があるのだ。現代青年の怯懦な精神と虚栄心とが是である」(『読売新聞』1936年1月14日付、朝刊2面)。大谷光瑞(浄土真宗本願寺派第22代宗主)が、サラリーマンになりたがる当時の青年を批難している。#1936年 pic.twitter.com/T5GXegrkQo
2017-04-26 19:18:42


「若き女性がかく溌剌としているのに反して今日のはたち代の青年は元気なく輝きのない容貌をしている」(『大阪朝日新聞』1935年9月3日付、朝刊4面)。ある画家が書いたエッセイの一節。 #1935年 pic.twitter.com/7MukTxeE68
2017-05-05 10:43:44


「近ごろの女学生のごときわれもわれもとターキー張りの断髪姿に憧れるさまにはほとほとあきれます」(『大阪朝日新聞』1935年7月20日付、朝刊13面)。女学生への“断髪禁止令”に賛成する内容の投書。「ターキー」とは女優の水の江滝子の愛称。 #1935年 pic.twitter.com/92lAyVj8jA
2017-05-05 13:24:28


「(近頃の女の子は)貞操感なんてなくしちゃってるし、図々しくて、鼻柱が強くて、悪趣味」(『読売新聞』1934年9月6日付、朝刊9面)。当時の不良の意見。 #1934年 pic.twitter.com/jFIgWAUXCS
2017-05-06 08:04:19

↑「不良から観た現代娘気質 札付の不良と語る」は1934年9月3日付~9月6日付の読売新聞に掲載(全4回)。ある「札付の軟派専門の不良」(『読売新聞』1934年9月3日付)、つまり女性のナンパばかりしていた青年が若い女性の気性についてあれこれと述べている。この不良も、批難の対象としての"イマドキの若者”の一人なのに。

「現代の若者は何か極端へ極端へ走る我々の時代にはまだ楽しみが少し残っていたが、今はそれが全然ない」(『東京朝日新聞』1934年3月16日付、朝刊11面)。サトウハチローのコメント。 #1934年 pic.twitter.com/zcW6jTMtx7
2017-05-05 09:36:03

「(今の女学生は)生活に倦怠を覚え真剣味を欠く」、「快活明朗なれども内省を欠く」(『読売新聞』1933年8月17日付、朝刊7面)。帝国教育会(戦前の全国的教育者団体)が文部省に出した建議書によると、当時の女学生はかくの如し。 #1933年 pic.twitter.com/bY1IWZGgsm
2017-05-06 17:54:38


「(ちかごろの学生は)道義心や犠牲的精神が欠乏している」(『大阪朝日新聞』1933年7月25日付、朝刊5面)。不良少年および子供の不良少年化への注意を促す記事。 #1933年 pic.twitter.com/6iwQSv4Ci6
2017-05-05 17:10:04


「近頃の学生は段々真面目でなくなるといいます、学校はなまけるし、不健全な娯楽場に出入するし、誰が見てもそれは争われない事実です」(『読売新聞』1933年4月6日付、朝刊9面)。文部省のある役人の発言。欧米と比較して日本には子供向けの娯楽がない点を指摘している。 #1933年 pic.twitter.com/CNoRWAUjKt
2017-05-05 17:24:42


「今日の若い人達は男も女も人生の見方が浅薄に過ぎる」(『報知新聞』1933年2月18日付、朝刊5面)。 #1933年 pic.twitter.com/lLQjkYatB0
2017-05-06 18:22:18


「いまの女学生はなぜお裁縫が嫌い?」(『読売新聞』1933年1月25日付、朝刊9面)。「近頃の娘はお裁縫がきらいで困るということはどこの家庭でも聞く」そうだ。 #1933年 pic.twitter.com/JBxTYmJaeM
2017-05-05 19:18:30

