【グランクレスト大戦】黒套騎士譚②【異聞絶望】

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

【戦闘／戦功５】ラコート@同盟は非戦闘員をかばって傷付いた敵兵に遭遇。敵ながらあっぱれと見逃すなら感謝され、ＳＰ＋５、《ポーション》を得る。容赦なく討ち取るならＨＰ－３、ＳＰ＋９。 #GC異聞絶望 #黒套騎士譚 appli-maker.jp/analytic_apps/…

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見逃してポーション貰います。

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【5/1】 ラコート 同/君 HP:41(+15 -3) SP:87(+5) 戦功:72(+5) 調査点:11(+4) 握手:1 邂逅の証:5 支援:済 ▲いわくつきの武具 ▲呪われた武具 戦以外-1 #黒套騎士譚 ポーション即使用

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

ある戦場にて。 騎士はある一人の兵士を追い詰めていた。 「ぐっ……」 敵兵の肩からは鮮血が滴っている。 その背後には恐怖でへたり込んだままの、逃げ遅れたらしき少女の姿。 一歩、また一歩と距離を詰める。 「まだ、戦う気か？」 刃を向けて、問う。

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

男の歯軋りを遮るように、続ける。 「脅威は去ったというのに」 そう言うと、騎士はちらりと斜め後方を見遣る。 転がっているのは、同盟の兵士の一人。死んではいないが昏倒して、地面に伏している。 「まだお前が残っているだろう」 絞り出された敵兵の声。

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

「私は貴様を害する理由が無い。そうして民間人を守る分別のある兵士を減らして人類に何の利がある。日々の糧を得る為にこうした戦いが必要なのは事実だ。だが、我々が真に武器を振るうべきは勢力間の闘争ではあるまい」 淡々と騎士は述べる。 それでも尚、警戒の色を兵士は取り下げない。

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

「この救助行為が貴様の死に場所探しならば、介錯するにやぶさかでない。だが、まだ貴様が未来を諦めていないのなら早く行くが良い。それに、助けるだけ助けて途中で投げ出すのは如何なものかと思うがな」 そう言うと騎士は武器を降ろす。

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

「……礼だ」 敵兵はポーチから取り出した小瓶を、騎士に投げ渡す。 手の中で転がし、ラベルを確認する。 「ほう、ポーションか。今や貴重な物だろうに。何より、貴様が使うべきだろうが、まぁいい。私も余裕があるとは言えん身だ。受け取っておこう」 「命に比べれば安い」

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

立てるか、と敵兵は少女の手を引いて立ち上がらせる。 「未来を作るのは、今を生きる者の特権だ。精々手放さないよう大事に抱えておけ」 「余計な世話だ」 そうして二人が支え合って去って行くのを見送る。

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

騎士が一息ついた。 「助けは人の為にならず、とはこういう事か？」 それだけ呟くと踵を返し、また戦場の喧騒の中へと黒衣の裾を翻していった。

『リヤン』@中影SGO(現代) @Lunaalbes_Deseo

【パ／内政／調査点５】ユイ・クロゴ@中立は別勢力の使者と接触し、各地で暗躍している謎の闇魔法師の情報を交換した。ＨＰ－３、ＳＰ＋３。支援を得られれば調査点＋３。支援した者はＨＰ－３、調査点＋４。 #ＧＣ異聞絶望 appli-maker.jp/analytic_apps/…

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

@Lunaalbes_Deseo (支援します) 「そこの君、大丈夫か？」 いかにも蒼き星からの迷い子といった少女に声をかけます。

『リヤン』@中影SGO(現代) @Lunaalbes_Deseo

@gc_340K 支援ありがとうございます～！ 「きゃっ！」 少女は飛び退いた。 「あんた何？　通報するよ」 少女は片手で謎の板(スマホ)をこすり、片手でカバンに下がった謎の丸いもの(防犯ブザー)を握り締める。

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

@Lunaalbes_Deseo 「私はラコート・マルタイユ。同盟に所属する騎士だ。こんな魔境……危険な場所で無防備にうろついているから、心配して声をかけただけだ。害意は無い」 相手を落ち着かせるように、騎士は語りかける。

『リヤン』@中影SGO(現代) @Lunaalbes_Deseo

@gc_340K 「うそ！　日本語通じた！」 いかにも外国人の容貌の人間に言葉が通じたので、少女は謎の板を落としそうになった。 「ってかオッサン、そのコスプレ何なの？　ドーメー？　マキョー？　騎士になりきり過ぎて正直引くんだけど」 この世界のことを全く分かっていない様子である。

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

@Lunaalbes_Deseo 同情するような、難儀するような顔。それから暫し思案して、再び口を開く。 「ごめんごめん。一度やってみたくてさ。あとこれでもまだ二十歳だからお兄さんくらいで勘弁して欲しいな！」 一転して、照れ笑いのような表情を浮かべて。 「いやでも迷い子っぽいから心配したのは本当。大丈夫？」

『リヤン』@中影SGO(現代) @Lunaalbes_Deseo

@gc_340K 「……誘拐とかしない？」 少女は焦っていた。さっきからずっとスマホで通信手段を使おうとしているのに、使えないのだ。 そのとき突然お腹が鳴ったので、少女の顔は赤くなった。 「……心配するなら何かおごってくれない？」

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

@Lunaalbes_Deseo 「しないしない」 安心させるように冗談めかせた笑みで答える。 「保存食しか無くて味は保証できないんだけど、いい？此処らへん、田舎だからご飯屋とか無くて。……あー、ソレも使えないだろ？」 そう言って取り出したのは小振りなパンと干し肉。

『リヤン』@中影SGO(現代) @Lunaalbes_Deseo

@gc_340K 差し出された食べ物が自分の知っているパンやジャーキーと違うので一瞬しかめっ面をしたが、空腹には代えられない。 「マジ？　オッサンホントに悪い人じゃないんだ」 少女は、食べ物を受け取る。 「そういえばなんでスマホ使えないの分かったのオッサン」

らこーと・まるたいゆ @gc_340K

@Lunaalbes_Deseo 「酷いなぁ。まぁ、君にとっては不審者かもしれないけど」 騎士は苦笑いを浮かべる。 それから少女の疑問に対しては 「え？最初にビビってた時に弄ってたけど、操作が雑だったし。ヤケクソだったでしょ？だから使えないのかなって。違う？あとお兄さんねお兄さん」 と答えた。

『リヤン』@中影SGO(現代) @Lunaalbes_Deseo

@gc_340K 「いただきまー……このパン釘とか入ってないよね」 少女はパンをちぎって食べようとする。 「そりゃ、焦ってたけど……まさか繋がんないとは思わなくってさ」 少女はスマホ画面を見せて『アンテナが全部立っている』ことを示そうとしているが、アトラタンの人間には分からないだろう。 →

『リヤン』@中影SGO(現代) @Lunaalbes_Deseo

@gc_340K 「ところでラコートのオッサン、」 いきなり馴れ馴れしい呼び方である。 「ここって黄昏町だよね？　さっきのドーメーとかマキョーって何なの？　さっきからめっちゃ血しぶきとか飛んでくるんだけど？　映画の撮影？　ちょっとやり過ぎじゃない？」 矢継ぎ早に質問を浴びせる。