【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第126話「風雲長坂橋」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」01】 第126話です。前回、阿斗を救出するというミッションをクリアした趙雲に代わり、曹軍の追撃を食い止める役割を担うことになったのが張飛です。曹操は自ら、玄徳軍を逃すまいと追撃を続けます。

2017-05-09 12:29:25
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」02】 しかし、なにやら様子がおかしい。精強な曹軍が乱れています。曹操は何事かと、近くにいた将に様子を見に行かせます。すると、この先の長坂橋で敵兵が一人、趙雲を追いかけていった兵を追い散らしているというではないですか。

2017-05-09 12:31:48
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」03】 ただ一人の兵に阻まれるなどと、その将はにわかに信じがたく、現場に急行します。すると、満月をバックに一人の男が。シルエットだけで張飛とわかります。将はかまわず攻撃をしかけますが、兵士たちは張飛と聞いてひるみます。

2017-05-09 12:33:56
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」04】 張飛と言えば、一人で千人の敵を蹴散らすという豪傑。その昔、黄巾の乱の時代に、関羽が張飛のことを八百八屍将軍だと紹介していましたが、そん張飛の強さは曹軍にも知れ渡っていたようです。

2017-05-09 12:36:08
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」05】 しかし、それでは天下の曹軍の名が廃れます。将は勇敢にも自分に続けと張飛に向かっていきます。しかし、張飛に敵うわけもなく、槍の一突きで川に突き落とされます。若干魏延に似ていた将ですが、あえなく戦死。

2017-05-09 12:40:07
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」06】 張飛はそのまま、曹軍の兵士たちを次々に倒していきます。崩壊しそうな前線ですが、曹操が到着、動揺する兵士たちを一喝して、落ち着かせます。

2017-05-09 12:41:25
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」07】 張飛は曹操の姿を見ると、我こそは劉備玄徳の義弟張飛だ、と名乗り、潔く勝負しろと言います。張飛の名を聞いて驚く曹操。お前が張飛か、と曹操は言います。初対面みたいな会話ですが、以前から会ってるんですよね。何度も。

2017-05-09 12:47:03
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」08】 その割には、曹操は張飛のことを普段から気にしていたわけではないようです。あくまで、玄徳の一部下にすぎないという認識でしょうか。しかし、関羽がかつて曹操に語った、武芸は関羽よりも強いという張飛評を思い出しました。

2017-05-09 12:51:07
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」09】 しかし、曹軍にだって豪傑はいっぱいいます。それを証明しようと、夏侯覇が飛び出していきます。曹操は止めようとしましたが、間に合いません。張飛は雑魚が、と言い捨て、夏侯覇を橋から叩き落とします。

2017-05-09 12:52:30
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」10】 それを見た曹操軍は声を失い、完全に尻込みしてしまいます。どうしたものかと曹操は考えますが、先の森でなにやら木々が揺れています。曹操は伏兵がいると見ます。張飛が一人頑張っているのは孔明が何かワナを仕掛けていると判断します。

2017-05-09 12:54:13
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」11】 思えば、夏侯惇や曹仁らが率いていたそれぞれ10万の兵が、孔明の戦術で痛い目にあっています。曹操はすぐに全軍引くように命じます。兵士たちはほっとした表情を浮かべ、ワアーっと引き上げ開始。張飛は勝負しろと言いますが状況は決しました。

2017-05-09 12:56:45
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【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」11】 曹軍の退却を確認すると、張飛は橋を焼き落とすように言います。薪が集められ、橋が燃やされました。これで玄徳らが逃げる日数が稼げると張飛は確信し、玄徳のもとに引き揚げるよう命じます。

2017-05-09 12:58:35
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」12】 絵で見る限り、長坂橋は大した大きさではありません。馬で渡ろうと思えば渡れそうな川でもあります。「「三国志」大研究」でもツッコまれた所でありますが、これは「横山先生が演劇的な効果を狙ったのではないか」という推測がされています。

2017-05-09 13:01:07
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座126「風雲長坂橋」13】 広い川、長い橋では、「画」としての迫力に欠けてしまうため、あえて、橋を短くし、張飛のかっこよさを全面に押し出すという描き方がなされたというわけです。ともかく、張飛の凄さがにじみ出た回でございます。 今回はここまで。

2017-05-09 13:04:17