狩りの軌跡 その2 創作荘日本縦断アンソロジー
もうすぐ日没か。狩りの時間だ。今回の獲物は佐宮氏.@ryo_s_mbspの『わたしたちの旅記録』。 #創作荘日本縦断アンソロジー
2017-04-14 18:07:151 .@ryo_s_mbsp 「ワインに合うチーズとなると、フランス人は目の色を変えて一日中議論します(辻 静雄、『ワインの本』、新潮社)」…………そんな一節を思い出した。そうか、ラーメンにバターとコーンを入れるのは邪道なのか。 2へ #創作荘日本縦断アンソロジー
2017-04-14 18:17:002 .@ryo_s_mbsp #創作荘日本縦断アンソロジー 北海道は酪農の印象が強いので、余計にバター云々が広まったのだろう。勿論、私は机と椅子以外何でも食べる。記念撮影をする一同は冷気と強風に苦労したようだが、そもそも乳牛は暑さに弱い生き物である。 3へ
2017-04-14 18:24:213 .@ryo_s_mbsp #創作荘日本縦断アンソロジー 稚内ツアーご一行は、そうした意味でも北海道を巡る地理や農業の一端を味わった事になる。小津氏は何か特殊なパワーをラーメンから感じ取ったようだが。廃止された線路のくだりは、稚内とは直接関係はない話ながら、 4へ
2017-04-14 18:39:314 .@ryo_s_mbsp #創作荘日本縦断アンソロジー 1981年に起こった夕張炭坑事故を思い出した。メタンガスによる酸欠と、静電気による引火で実に93名が犠牲となった。北海道の鉄道は、大なり小なり炭坑と結び付いていただけに、重大な悪影響をもたらした。 5へ
2017-04-14 18:44:515 .@ryo_s_mbsp #創作荘日本縦断アンソロジー 当時8歳だった私はテレビでそれを知った。 事ほど左様に、『わたしたちの旅記録』は北海道の産業の明暗に触れる良作である。アンソロジーの幕開けとしてけだし妥当な選択と言えよう。以上。 次なる獲物は雅氏の『五月の桜』か。
2017-04-14 18:51:13今夜は嵐か。狩りに相応しい。獲物は雅氏.@miyatasu_sosの『五月の桜』。 #創作荘日本縦断アンソロジー
2017-04-15 21:14:041 .@miyatasu_sos #創作荘日本縦断アンソロジー 函館と言えば、土方歳三を思い出す。新暦で言えば5月の末日に生まれたそうで、亡くなったのは6月だ。厳格な侍であると共に、戦術指揮官としては非常に優秀だったらしい。私自身は、大ファンと言うのでもないが、 2へ
2017-04-15 21:19:352 .@miyatasu_sos #創作荘日本縦断アンソロジー 五稜郭と聞くとどうしても思い出す。写真も何度か見たが、中々の男前だ。江戸幕府再興を夢見た彼や同志達の、文字通り終焉の地で、女の子達が無邪気に花見を楽しんでいるのはあの世の土方らにしても感無量だろう。 3へ
2017-04-15 21:24:213 .@miyatasu_sos #創作荘日本縦断アンソロジー それにしても、一同が食料を買い込んだ店は、凝った内装が目を引いた。ありそうでないコンセプトが好奇心をそそる。私が行くと異端審問にかけられそうだ。あらゆる文化を貪欲に取り入れる地域性なのだろう。 4へ
2017-04-15 21:29:404 .@miyatasu_sos #創作荘日本縦断アンソロジー それはそのまま創作荘の一面にもあてはまりそうだ。そう言えば、かの坂本龍馬の子孫も北海道に来て、現在も同地で生活している。例えば、龍馬の甥の坂本直は函館で裁判所の職員になった。かかる雄大な流れの一時を、 5へ
2017-04-15 21:40:175 .@miyatasu_sos #創作荘日本縦断アンソロジー 花見の一行と共に味わうのも悪くない趣向だろう。以上。 次の獲物は荘之内氏の『突然の帰省』。独眼竜ゆかりの宮城県か。
2017-04-15 21:45:33黄昏時か。狩りの時間だ。今回の獲物は荘之内氏.@sakurasou_oneeの『突然の帰省』。 #創作荘日本縦断アンソロジー
2017-04-16 17:45:431 #創作荘日本縦断アンソロジー .@sakurasou_onee 女川(おながわ)町と言う地名を、無知にも初めて知った。秋刀魚祭りは、東日本大震災の後、復興への願いを込めて始められたそうである。実は、我が高知県と東北地方の特に太平洋沿岸諸県とは中々に繋がりが深い。 2へ
2017-04-16 17:53:162 #創作荘日本縦断アンソロジー .@sakurasou_onee 何故なら、高知を出港したカツオ漁船が、そのまま東北地方の太平洋沿岸側にある港に行き、魚を競りにかけたり補給や整備をしたりするからだ。現地の人間と仲良くなってそのまま結婚した例もある。そんな往来もあり、 3へ
2017-04-16 17:56:413 #創作荘日本縦断アンソロジー .@sakurasou_onee 格別な興味を抱いた。なお、正しくは『おながわ秋刀魚収穫祭』であった。お詫びと共に訂正する。 話を戻し、本作には、祭りにはしゃぐリオ氏と振り回される一同の、暖かくも少々滑稽な一幕が描かれている。 4へ
2017-04-16 18:01:234 #創作荘日本縦断アンソロジー .@sakurasou_onee リオ氏は、本アンソロジーの他の作品でもそうだが、一種の和魂(にぎみたま)であろう。いささか食い意地は張っているにしても。祭りの最中に一度行方不明になるのは、ある種の神事とすら言える。会場を出てから 5へ
2017-04-16 18:10:045 #創作荘日本縦断アンソロジー .@sakurasou_onee 神社を参拝するのはそうした意味でも腑に落ちる展開だ。本作での小津氏は太夫(たゆう)そのものだろう。祭りと地域と創作荘の最終的な融合だ。以上。次の獲物はサトシ氏の『留守番』。短いが苦み走ったスタイリッシュな話だ。
2017-04-16 18:27:08恐ろしい嵐が渦を巻いている。狩りの時間だ。今回の獲物はサトシ氏.@gohannnozikannの『留守番』。 #創作荘日本縦断アンソロジー
2017-04-17 21:22:351 .@gohannnozikann #創作荘日本縦断アンソロジー 東京を『重すぎる』と喝破する筆者(サトシ氏、以下同)のどろりとした心情と、名脇役(?)のミスター・キッドがもたらす苦味混じりの爽やかさが交錯する複雑な内容だった。両者の境目を溶かす役割をアルコールが 2へ
2017-04-17 21:29:382 .@gohannnozikann #創作荘日本縦断アンソロジー 担っている。いや、アルコールそのものを擬人化したくなるようなお話でもあった。ビルを墓石とするなら、アルコールは差し詰め僧侶か。福音を説いてくれるのだから。東京で初めてアルコールに接するとは、私事ながら、 3へ
2017-04-17 21:34:543 .@gohannnozikann #創作荘日本縦断アンソロジー 私もご同様だ。それでふと思った。本作は、東京に何かを味わったり感じたりした経験を持つ人々への鎮魂歌ではないかと。少なくとも、私の心の中にある『東京』は、本作によって幾分なりと『しっくり』した状態になった。 4へ
2017-04-17 21:38:324 .@gohannnozikann #創作荘日本縦断アンソロジー さすがに、埋葬とまでは言わぬが、人が何かを思い返す時の、ある種の光彩が、ガラスの柱に収められたような気持ちになった。宴会に興ずる創作荘の面々を他所に、アルコールの説法を、と言うよりは洗礼を受けた筆者は、 5へ
2017-04-17 21:42:315 .@gohannnozikann #創作荘日本縦断アンソロジー 翌朝になってどんな東京を眺めるのだろう。以上。 次の獲物はキッド氏の『ビーチサイド・レジデンス』。ィヨコハマの小粋なお話。
2017-04-17 21:46:50嵐は去った。狩りの時間だ。今回の獲物はキッド氏.@kidsousakuの『ビーチサイド・レジデンス』。 #創作荘日本縦断アンソロジー
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