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ゆめじゅ @YUMEJYU
キノの旅の「違法な国」って明らかに表現規制への強烈な皮肉だよなあ。収録巻の前書きである「百年後に本作を読まれる方へ」を伴に読むとなお。
ゆめじゅ @YUMEJYU
「違法な国」は違法行為の描写がある小説を「違法文書」として取り締まる国の話。一見筋が通っているように見えるかもしれないが、名作として認められた作品であっても違法行為の描写があればそれだけで焚書の対象となったのだ。
ゆめじゅ @YUMEJYU
<「よろしいですか?一つ皆さんに勘違いしてほしくないのは、全ての小説が一斉に禁止されているわけではないということです。一切の違法行為が描かれていない小説ー、仲間同士の確かな友情、親子の強い絆、男女の清らかな愛、一つの間違いもない平和な人生、悩みから光明を見いだした人々、
ゆめじゅ @YUMEJYU
これらを丹念に描いている小説はたくさんありますよ」> (出典:時雨沢 恵一著(2009)キノの旅13巻84ページ)
ゆめじゅ @YUMEJYU
たとえ名作であろうが特定の描写さえあれば焚書の対象となるのは紀伊国屋事件や黒人差別をなくす会を彷彿とさせる。
ゆめじゅ @YUMEJYU
紀伊国屋事件では賞を受けた名作とされる『バガボンド』や『あずみ』でさえ児童ポルノとして店頭から撤去されたからなあ…。 (そもそも実在しない児童の性的描写は児童ポルノ禁止法の対象外) d.hatena.ne.jp/kamayan/200805…
ゆめじゅ @YUMEJYU
黒人差別をなくす会も『ちびくろサンボ』やら手塚治虫やら藤子・F・不二雄やらに抗議して一時絶版に追い込んだからなあ…。 ameblo.jp/mangetsuhakase…
ゆめじゅ @YUMEJYU
例え「素晴らしい作品」は規制しないとしても、こうなるのが落ち。matome.naver.jp/odai/213739478…
ゆめじゅ @YUMEJYU
性描写が糾弾された有害コミック騒動だって「出版物の行き過ぎを規制するよう行政当局の対策を強く促したい」とあくまでも行き過ぎを規制しろという言論から始まった。その結果がこれだよ!! togetter.com/li/1001907
ゆめじゅ @YUMEJYU
ここで少し話題を転換。
ゆめじゅ @YUMEJYU
<「失敬。わが国でも、この”違法文章違法化”に反対する人達はいました。彼等は口をそろえてこう言いますー『影響を受けて犯罪に走る人がいても、それは小説ではなくそいつが悪いのだ。ほとんどの人は小説を作り話として楽しんでいて、現実と混同などしていない。そして読書は、
ゆめじゅ @YUMEJYU
書いてあることがなんであっても、人生を豊かにしてくれる』」>
ゆめじゅ @YUMEJYU
<「ですが、彼等は賛成派がこう言うと皆面白いように黙りますー『ではあなた方は、本の影響による殺人事件の被害者を生き返らせられるのか?被害者の遺族の笑顔を取り戻せるのか?』」>
ゆめじゅ @YUMEJYU
<「それができない反対派に義などありません。こうして、かけがえのない人の命を必死に守るため、”違法文書違法化”は認められたのです。小説の非現実世界故、今まで数々の違法行為が見逃されてきたのですが、もはやそんな野蛮な時代は終わりました!私達は、日々成長を続けて行くのです!」>
ゆめじゅ @YUMEJYU
(出典:時雨沢 恵一著(2009)キノの旅13巻86ページ)
ゆめじゅ @YUMEJYU
この賛成派の主張の問題点は、反対派の違法行為の責任は犯罪者本人にあるという主張に対して反論することなく、違法行為の責任が「違法文書」と決めつけた上で違法行為による被害を回復できるのかという論点のすり替えをしていることである。
ゆめじゅ @YUMEJYU
違法行為の責任がどこにあるのかと、違法行為による被害を回復できるのかは全く別の問題である。この詭弁を見抜けなかったのは反対派の失敗と言わざるを得ない。
ゆめじゅ @YUMEJYU
「違法文書」として取り締まりの対象となった作家については、 <「彼らは自分の生活がかかっているので、反対に必死でした。ですがそんな個人的欲求が人々の安全に勝てるはずもなく、法律はつつがなく成立しましたので、もうさすがに諦めたかと思います。
ゆめじゅ @YUMEJYU
筆を折った人もいれば、合法文章への転換を図っている人もいます。いろいろです」>
ゆめじゅ @YUMEJYU
規制が原因で国を捨てた者がいるのではという問いに対しては、 <「いたかもしれませんが、城壁管理局は把握していません。国を捨てる人の理由などいちいち訊ねませんので」>
ゆめじゅ @YUMEJYU
自殺してしまった人も多いのではないかという問いに対しては、 <「いたみたいですが、こちらも把握していません。そもそも、小説家は普段から奇行の目立つ人達ではありますし、自殺も以前から珍しくもなんともありません」> とのことだった。
ゆめじゅ @YUMEJYU
(出典:時雨沢 恵一著(2009)キノの旅13巻88ページ)
ゆめじゅ @YUMEJYU
自分の生活に関することを「個人的欲求」と切り捨てるあたり、ミゼットプロレスにケチをつけてレスラーを路頭に迷わせた人権団体を彷彿とさせる。
ゆめじゅ @YUMEJYU
それに賛成派は「かけがえのない人の命を必死に守る」ことが大事だと主張するが、自分の生活を守ろうとする人間から収入減を奪うことは「かけがえのない人の命を必死に守る」ことと対立するのではないのかね!!
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コメント

ヒジャチョンダラ @citabow 2017年5月14日
『黒人差別をなくす会』の表現規制のアクションでなく、出版社のリアクションに追求の目を向ける作家とかも居ますしねえ。
びりぃ@砲雷ぬ-06 @slowlifeeeeeee 2017年5月15日
やっぱ表現規制派ってクソやわ 表現規制派を殺す小説とか誰か書いてくれないかな
× ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ あちぃ @cv45ValleyForge 2017年5月15日
「名作で有れば許される」って権威主義に吐き気がする。
じぇみに @jeminilog 2017年5月15日
規制賛成派はまともにちゃんと物事を考えてないでFA
たけ爺 @take_ji 2017年5月15日
”文章が読者に影響を及ぼさない”のであれば、良い文章とされるものも実際には”無価値・何ら読者に影響を与えない”ということになる。:”良い文章だけ良い影響を与えるが、悪い文章は悪い影響を与えない”と言い出したら、それは論理的におかしいと思う。
たけ爺 @take_ji 2017年5月15日
take_ji で、”影響を与えたとしても強力な影響を与えるものではないから規制する必要は無い”というなら、規制完全撤廃の論理は理解できる。……が一方、良い文章も”強力な影響を与えるものではない”から、言う程もろ手を挙げて賛美できるものでもないという結論になってしまう。
たけ爺 @take_ji 2017年5月15日
take_ji たかが読書、されど読書。
たけ爺 @take_ji 2017年5月15日
take_ji 規制完全撤廃派の論理で言えば、”人生を変えるほどの名作”など実際には存在しないという結論が出てしまう。
たけ爺 @take_ji 2017年5月15日
take_ji 自分としては「絶対に読めないようにする」ことは反対だが「読むまでに通常より一手間要する」制限規制・ゾーニングまで、”読まない方がいい本”という悪書指定までは許されると思う。「一部規制・制限容認」かな
アーティ・かろやかダイナマイト @Ertai_twit 2017年10月14日
「甘えるな。人を殺した責任を紙とインクのせいにするんじゃねえ」って言い返したらお話の意味が変わってしまいますものね。
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