■2017/05/14川崎戦敵情視察

磐田サポです。J1:2017~18シーズン第11節川崎戦の予習をしました。
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五百蔵 容 @500zoo

川崎に対しては、まずDH(CH)コンビのプレーの実効性をどう消すか。ビルドアップ時にはネットが開いたCBの間に落ちて両SB上げつつ、憲剛(大島)が相手アタッカーの守備アクションの内外で受けられるように動く。深度のある縦パスとサイド配給の起点になるが、ここをどう消すか。

2017-05-14 12:01:33
五百蔵 容 @500zoo

また、ボールを前進させられた場合、CHコンビ(ネット憲剛大島)が近い位置にポジショニングしながら上がってきて、守備側のマーカーに対し恒常的に数的優位を作ろうと意図してくる。

2017-05-14 12:05:39
五百蔵 容 @500zoo

横だけではなく縦のカバーリングもきちんと行なってパスラインを消さないと、縦に出た守備者の動いた後のスペースをレシーバーに使われる。深度のある連動性が必要。出される場合、MFラインを越えてバイタルエリアに直接縦をつけるのを最優先で狙ってくるが、まずはこれを潰す。

2017-05-14 12:07:46
五百蔵 容 @500zoo

バイタルに降りるCF、ニ列目のアタッカーに対するCBの素早いアプローチが重要になる。

2017-05-14 12:11:00
五百蔵 容 @500zoo

ただ、このアクションに気を取られてるとDFライン上、CB間やCB〜SB間の狭いスペースにいるCF等に直接深度のある縦パスを何度も入れてくるのが川崎で、バイタルへのアタッカーの動きについてく意識を強く持ちすぎるとこれやられる(縦重心を利用され横に動けなくなる所にパスを入れられる)。

2017-05-14 12:12:49
五百蔵 容 @500zoo

川崎の試合で我々が何度も目撃している、CB間に挟まれているFWに直接縦パスが入ったところで一発反転されて仕留められてしまう、というのはこの駆け引きに負けることで生じる。この駆け引きに勝たないといけない。

2017-05-14 12:15:18
五百蔵 容 @500zoo

川崎CHコンビのプレーの実効性を消すというのは、ただパスラインを消すだけでなく、浅いところはもちろん深いところにあるボールからでも直接DFラインを動かす意図と連動性があるので、それ全体を消さないといけないということ。磐田的には343で守備するのが良いと思う。

2017-05-14 12:17:31
五百蔵 容 @500zoo

中央を狙うCHコンビプレーを消されても、このチームはサイドの突破パターンも有効なものを持っているので安心できない。鍵になるのはタッチライン際まで運んだボールに対して内側(ハーフスペース)に上がってくるサポートの選手に出される横のショートパス。

2017-05-14 12:20:10
五百蔵 容 @500zoo

守備側がサイドに作るダブルチームやトライアングルで消せないコースに走りこんできてドリブル・ワンタッチツータッチのつなぎの選択攻撃を行うので、この選手を消せないとサイドを簡単に突破される。

2017-05-14 12:22:16
五百蔵 容 @500zoo

ここでイージーに内側を切るためDH動員すると、そのDHが動いた後のスペースに憲剛とかが入ってきて、サイドから人を1人飛ばした横パスを受け、フリーで両ワイドや中央へのスルーパスで、ハーフスペースを囮にした中央攻略を狙われる。これも消さないといけない。

2017-05-14 12:24:17
五百蔵 容 @500zoo

ただ、ここに書いたさしあたりのいくつかのパターンを見るだけでもわかる通り、川崎のビルドアップやラストプレーに持ち込むコンビネーションは長短のパスの種類、それを正確に出し受ける練度によってバリエーションの深度を得ているので、簡単に消しきれない。

2017-05-14 12:26:51
五百蔵 容 @500zoo

ある程度ボールは持たれる、ビルドアップはされるという前提で考えないと逆に彼らの仕掛ける駆け引きの土俵にホイホイ乗ることになってしまう。それを避けつつ(つきあわず)、彼らがこのやり方を実装するために放棄しているエリア、スペースを逆用するというアプローチが必要になる。

2017-05-14 12:28:42
五百蔵 容 @500zoo

CHコンビのプレー実効性を消す、というのはそういう意味もある。ひとつはほとんど常にこのポジションの選手を経由することで全ての仕掛けが始まるので、ここにプレッシングをかけて精度を落とす、奪う。

2017-05-14 12:30:57
五百蔵 容 @500zoo

343で守備すべきというのはここで、2トップによるプレッシングだとネット憲剛に縦移動されて2トップ脇を使われ以下同文となる。343であれば、CHコンビの動きのバリエーションに対して包囲網を敷きやすく横と縦を消しやすくなるので、彼らが最優先にみている選択肢を消しつつ次のパスを狙える

2017-05-14 12:32:50
五百蔵 容 @500zoo

ふたつめは、ビルドアップの構造上CHが縦に離れるか近い距離でユニットごと上がっていくかするので、CHコンビとCBとの距離が離れやすい。これはラインをプッシュアップできていても離れる。CHユニットの攻撃面での実効性を優先的に考えているので、ここの動きの自由度を下げたくないのだろう。

2017-05-14 12:35:09
五百蔵 容 @500zoo

このことによって、DFラインがプッシュアップできているかできていないかにかかわらずネガティヴトランジション(こちらのポジトラ)時、バイタルエリアにスペースが得られる。いつかのドルトムント戦もそうだったが、ここに入れられたボールをどう消すか、対応パターンが未だに曖昧。

2017-05-14 12:36:49
五百蔵 容 @500zoo

なので、ポジトラ時の設計をきちんとしておけば、フリーでこのエリアを使いやすい。新潟はCHにプレッシャーをかけ、そこで奪い切るかサイドに出させたボールを奪い、逆サイドのこのエリアにレシーバーを走りこませて仕留めの起点に。

2017-05-14 12:38:59
五百蔵 容 @500zoo

セレッソは外外ビルドアップからこのスペースに斜めのパスを入れる、清水はより念入りに、ロングボールでCBを背走させることでDFラインと長距離を戻ってくるCHコンビとの離隔をより広げ、自分たちはよりゴールに近い場所にポイントを得るというやり方で攻略していた。

2017-05-14 12:40:22
五百蔵 容 @500zoo

たぶん、こういう感じでCHユニットのプレー有効性を捉えると、これを消していく・その成果をこちらの攻撃の有効性に結びつける、という方法で川崎の骨格を殴れる。

2017-05-14 12:43:22
五百蔵 容 @500zoo

磐田的には俊輔がこの構造見てくれてると思うので、主に前の3枚の守備とそれを無駄にしない後ろの守備の準備、俊輔のゲームメイクに期待したい。

2017-05-14 12:43:27
五百蔵 容 @500zoo

ただ、この川崎の現状って問題点も含めこれ迄の彼らのやり方からあまりかわっていないので、磐田的にはとくに相手の骨格を殴れることも無くこれまでやられ続けてた通りにやられる、という可能性も大ですが今季は自陣撤退基盤でスルーパス出されづらい守備してるんで、そこに一縷の望みを託したいところ

2017-05-14 12:48:20