「バックアップシステムが多数あるのに何故今回福島の原発は冷却に苦労しているのか」 冷却に苦労してるのは第1原発1号機だけじゃなくて、2号機も第2原発1、2、4号機もそうである。これは構造的な問題があったと考えなきゃならんでしょう。
2011-03-13 01:34:35今回想定を超えたのはやっぱり津波でしょうね。福島の想定津波は70cmという話が出回ってるけど、ぼくの見た資料では、第1原発1号機が3.1m、2号機が3.7mになってる。これは設置許可時のもので、年平均水位に対する想定値。 (PDF→) http://goo.gl/YQw5x
2011-03-13 01:38:01同じ文書では、引き波の方の想定値は-1.9m。今回の津波は測定上限の7m余りだったらしいので、この想定を遙かに超えた物だった。引き波の方も恐らく想定を大きく超えたんだろう。
2011-03-13 01:40:02津波の想定値が小さすぎることは、これまで何度か指摘されている。検索してみると、こんな文書もあった。(PDF→) http://goo.gl/dDdOZ これによると原子力安全・保安院の手法で想定される引き波は、福島第1の1号機は3.5mとなってる。
2011-03-13 01:43:47引き波に関しては、冷却水取水可能水位2.35mを想定値が大きく上回っており、この引き波の間は、海水冷却はできなくなる。これに対する保安院の答えは非常用の冷却設備を作動させることで大丈夫ということのようだ。つまり、多くあるバックアップというのは、津波に関しては最初から疑わしかった。
2011-03-13 01:47:05今回の津波はそれを更に超える物だっただろう。更に引き波の問題だけじゃなくて津波本体も想定を大きく超えている。発電機などが水を被ったのかも知れない。問題は、一杯あるんだけど、そもそも、想定値が低かったことに加え、想定値でさえクリアできていないことは大きな問題と言わざるをえない。
2011-03-13 01:49:31別資料だと5,6メーター水位低下すると冷却できない事態になるって書いてるけど、果たして想定されるレベルなのか自分には判断できないね。
2011-03-13 02:48:29大間原発の資料は新しいだけあって一番詳細な内容だった。想定されてる通りだと敷地はT.P.+12.0mで想定がT.P.+4.4なので余裕あるが引き波に関しては取水口がT.P.-4.0mなのに対して想定がT.P.-3.8mなので少し心許ないように感じる。
2011-03-13 03:23:46@mitty331 でもこの辺の事は、原発の原罪的問題ではない、コストをかければできる/できた事なのだ。しかし、火力発電その他に対して競争力のある=安価な原発が求められて、こうなった。多くの技術者が絶望し原子力業界を離れた。何という損失!
2011-03-13 03:34:25いや、安全こそまさに"買えるもの"。事前にならカネと換えられる、つまり売買する事ができるものですよ。その効果が、買えなかった時にだけ明らかになるだけで。RT @mitty331: なるほど。非常に理解し易い話ですね。安全にかえるものはないのに。。。
2011-03-13 03:53:41