- Uroak_Miku
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「What can I do next?」(次は何をしましょうか)でいいのだけど「What can I do next for you, ma'am?」のほうが好ましいです。「for you」が日本語でいう敬語の機能を担う。 pic.twitter.com/vKAy9D8TJG
2017-05-17 02:05:573)「Could you bring the box?」のときも「for me」をつけて「Could you bring the box for me?」にすると「よかったら」のニュアンスが出せる。試験問題の英語はこういう敬語とかお願いのニュアンスに無頓着なんですよね。
2017-05-17 02:08:234)博物館で折り紙教室がいくつか開かれるので参加したいというお話。「Do you want to join one of them with me?」 これだと「私がいっしょのほうがいいかしら」と聞こえる。 pic.twitter.com/B3SIpr0ceE
2017-05-17 02:12:366)「That sounds good.」よりも「That works.」(いいよ)か「That will be fine.」(いいでしょう)あたりがいいかな。「That would be great for me.」(それはいいですね)はちょっと大げさか。
2017-05-17 02:26:567)「Your favorite succer team will come」は「~ will be coming ...」のほうが実際の会話っぽくなる。ただ後者は中学では習わないし、高校英語でもあまり教えていない(らしい)ので試験に出せない。 pic.twitter.com/5XtEXn5YPL
2017-05-17 02:31:298)スピーチ文。ああまた「Do you ~ ?」で切り出してくる。これ英語でやると客席に喧嘩売っているのと同じだからどうか控えてほしい。日本語では「皆さんは~」で切り出すのはむしろ礼節ですが英語ではひとの私的領域に土足で踏み込むのと同じ。 pic.twitter.com/RNosJtWhjj
2017-05-17 02:38:539)「Next, will you come to my birthday party?」 これは「私の誕生パーティに来てくれるかね?」と聞こえる。「Would you like to come to my birthday party?」(私の誕生パーティに来てくれる?)に。 pic.twitter.com/ubt3gbHXoB
2017-05-17 02:51:2611)「I'd like to ~.」は会話の基本中の基本なのに高校までおあずけです。「would」が仮定法だから。仮定法は中学英語で教えないことになっています。国のさだめゆえに。
2017-05-17 02:53:2812)「Don't forget to ~.」を「どうか覚えておいてください」のつもりで使うと大変です。これは「前にも言ったように」のニュアンスです。初出の話題では使わない。 pic.twitter.com/m46lxKiLfS
2017-05-17 02:57:0013)「とりわけ」のつもりで「Especially,」を文の頭に置くのは日本人英語の典型。前の文と連結して「, especially between 2014 and 2105.」(とりわけ2014年と2015年にかけて」としたいところです。 pic.twitter.com/PUn1qApSmr
2017-05-17 03:04:4914)「so」ではなく「and」でつなげてほしい。「岐阜に来る外国人がけっこういるので国別の表を作ってみた」といいたいのでしょうが、「so」は「ゆえに必然的に」ぐらいの強い連結なのでこの文意では強すぎる。「and」(それで)にする。 pic.twitter.com/A4Iush825o
2017-05-17 03:08:2615)「For example,」を「例えば」のつもりで使うとネイティヴには大げさに取られる。これは科学論文とかで実例を紹介するときに使うのです。中学生のプレゼンなら「like ~」(~とか)や「including~」(~あたり)が望ましい。 pic.twitter.com/tIc5oSLYOJ
2017-05-17 03:11:2316)何かごきげんなホワイト先生。生徒に問いかける。「Do you want to know why?」 「理由を知りたい?」のつもりなら「Guess why I'm so happy today.」(どうして私が今日ごきげんかあててみて)のほうがいい。 pic.twitter.com/fmhmDs6Gmf
2017-05-17 03:15:0717)「Where are you going?」だと詰問しているようだから「Are you going somewhere?」(どこか行くところ?)にする。 pic.twitter.com/wtCqV94fZW
2017-05-17 03:18:0918)「あなた外国に一年行くとかなんとか」なら「I heard」より「I hear」のほうが感じがでます。前者だと事実関係を確認したというニュアンスで、後者だと「噂で聞いたんだけど本当かね」になる。会話の流れから後者のほうがいい。 pic.twitter.com/HTn7ov5oq2
2017-05-17 03:22:1419)「I hope so.」は「だといいんだけど」だからここでは好ましくない。「英語がうんとじょうずになるよ一年もいれば」と言われて「だといいだけど」ではあまりポジティヴではないですよね。「Yeah, that would be great.」(あはは、そうなるといいね)に。 pic.twitter.com/BWe3n6bgnk
2017-05-17 03:24:2320)ディベートごっこ問題。「あなたはどっちを支持しますか?支持する理由はなんですか?」 教科書でも定番化してる。結局ペーパーテスト上でのごっこで終わってしまう。こういうのは口頭か、時間をかけた作文をさせないといけない。 pic.twitter.com/y7bVMc5c73
2017-05-17 03:30:2821)会話能力とか思考能力とか議論の能力とか、学校英語にはいろいろな要望が寄せられていますが、現実にはとてもその要望には応えきれない。そこで教科書やペーパーテストのなかでそのごっこをさせる。会話ごっこの設問、ディベートごっこの設問、思考を問うごっこの設問。そういうのを並べる。
2017-05-17 03:32:2922)「例えば」や「だといいね」もろくに英語で言えない生徒、そもそも試験問題も教科書もそれらの使い方を誤っているのに思考能力も会話力もない。
2017-05-17 03:33:5323)中二教科書から。「地元料理を楽しんだ。例えば越前そば」といいたいようですが「for example」ではなんだか学術論文のようです。「We tasted local specialities incuding Echizen noodles.」(越前そば等の地元料理を堪能) pic.twitter.com/k8CSF4p0TQ
2017-05-17 03:38:46incuding ---> including
24)思考力とかプレゼン力とかを問う前に、ことばのニュアンスをわかっているのかどうかを問わないといけない。しかし教科書がこんな風ですので、試験問題も同じく雑なものに成り下がる。
2017-05-17 03:40:15