「200年ぶりの新しい青」への疑問とエジプシャンブルーについて。
『デイリー・テレグラフ』紙が報じた「『新しい青』200年ぶりに発見」という記事について、化学が専門の山猫だぶさんによる検証と、古代エジプトで用いられていた青色について、エジプト考古学者・河江肖剰さんも交えた考察。だぶさんは『月刊化学』で顔料染料から生まれる「色」をテーマにした連載を執筆されています。なので、「青」も何度かツイッターで論じています。
- hashimoto_tokyo
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山猫だぶ㌠
@fluor_doublet
@yukinegy エジプシャンブルーの主成分である銅リバ石は天然にもわずかながらに存在していることが、古代エジプト文明のずっとずっと後になってわかっています。mindat.org/min-1189.html なので、厳密には「初めて人間が地上に作りだした物質」の表現も正確ではありません。
2017-05-24 10:31:41
山猫だぶ㌠
@fluor_doublet
@yukinegy それらを考えると、エジプシャンブルーの表現はなかなか悩ましいものがありますね。「人類が初めて計画的に(もしくは、手工業的に)作りだした合成顔料」「人類が初めて地上に送り出した合成顔料物質(ただしほんのわずか地殻中に存在している)」「人類が初めて生産した合成青色顔料」のような
2017-05-24 10:35:26
山猫だぶ㌠
@fluor_doublet
@yukinegy 表現の方が、化学屋的にはより正確で好ましいものと個人的に考えております。それらの表現は、後ろの方ほど正確になります。
2017-05-24 10:36:49参考まとめ
まとめ
青と白の世界史&科学史
「洋の東西を問わず作られた青と白の焼き物はユーラシア大陸の東西が交易によって結ばれることで生まれ、モンゴル帝国が振興するグローバル経済の下、世界中でコピーを繰り返された」。『BRUTUS』骨董特集で紹介した青と白の陶磁器と、その「青」にまつわるあれこれ。
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まとめ
青いお皿の秘密 ~カメラマンぶたさんっ!による色と光のお話~
何気なく普段使っているおうちの台所にある食器。
ここぞというときによく出てくるものをよく見ると青い色が使われているものが多いなあ。
ぶたさんっ!@J_Tphotoによる解説です。
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