古い作品から脱却できないキャラクターの話

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

いまだにガンダムやマクロスが引っ張りだこで、新規タイトル立ち上げても長続きしないの、キャラクターのメンタリティーを時代に沿わせていないのが一番の原因だと思うの。 時代ごとの技術水準や社会基盤の変化は作品世界にも現れているけど、反面キャラクターの精神病者や成長には差がない。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

× 病者 ○ 描写

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

不人気なロボ作品は、なんか凄い設定練り上げたメカが出てきて、軍事的な考察もキッチリしているんだけど、画面内に生きるキャラクターが80年代のメンタリティー引きずってんの。 今に生きる人間とは違う基準で、まあ何となく筋は通ってるけど「古いなぁ・・・」と思わせるような。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

まさに、絵柄だけ新しくしたガンダムやマクロス（の二番煎じ）を見せられている状態なので、 「じゃあ本家を見ればいいじゃない」 となってしまう。 ガンダムが人気過ぎて脱却できないと言うけど、もろ被り商品を意図のあるなしにかかわらず作ってしまうから、刷新できないままなんだよ。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

そういった『コピー商品』からの脱却を目指す流れは90年代、00年代にあったけど、10年代に入ってからまた回帰しちゃった感じ。 まあ、挑戦的なプロジェクトに投資してくれるほどスポンサーが寛大じゃなくなった、というのはあるだろうけど。 安定を採れば既存タイトルが強くなるのは必定だ。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

アルドノア・ゼロって作品あるでしょ。 あれ３話までと以降とで脚本が違って、２期に至ってはマンネリ化した典型的なロボアニメなんだけど、結局そういうことなのよ。 新しい切り口を作ろうと普通じゃないキャラクターを作っても、多数のクリエイターは80’sマインドで仕事をやっちゃってる。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

明確に敵と呼べるものがいて、そいつらは主人公の陣営に悪意を向けてくる。 だからやっつけなきゃいけない、やっつけよう。 頑張れ主人公、頑張れ主人公機、強いぞ強いぞと。 初期プロットで、本当にそういう話を描こうとしていたんだろうかね？

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

逆の例。 長続きしている作品に蒼穹のファフナーがあるけど、あれは外面も内面もかなりナマモノな話になっている。 一期、TVスペシャル、映画、二期とやってきて、その全てでキャラクターの『今』を描いている。 そりゃいくらかオマージュは入ってるだろうけど、新鮮さは絶えず保っているわけだ。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

あの作品は、描かれる時系列の時点での『今』が常にあって、前作にもいたから同じメンタリティーってことはまずない。 描けば描くほど年を重ねていくキャラクターって時点で、スタッフが相当苦しんで作っている作品だろう。 映像の合間の、欠けた時間すら考慮に入れなきゃいけないんだから。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

結局、キャラクターを定型化してしまうところにロボットアニメのマンネリ化がある。 ストーリーの定番化や王道化はいくらでもありえるし、それを外したところで面白くなるとは限らない。 けれども、キャラクターまで同じこと言うなら、それはもうオリジナル見ればいいってことになってしまう。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

戦隊シリーズでモチーフ被ったからって、キャラクターも同じように作るわけじゃないでしょ。 世相なり世代の嗜好の差なりが入って、同じカラーを背負っても固有の人格を持っている。 「こいつはこういう立ち位置なんだから、性格はこうだろ」 と決めつけてしまったら、焼き直しなだけで面白くない。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

何でもかんでも戦場の英雄にしてしまうのはやめて、もっと別の描き方を模索すればいいと思う。 そうした挑戦が、次の時代を切り拓くきっかけを生む。 ガンダムメソッド、マクロスメソッドをキャラクターの中から排除することが、オリジナルのロボット作品において最も必要なことだろう。