2017-05-31のまとめ
【日経平均】-27.28 (-0.14%) 19650.57 pic.twitter.com/pfmydNZ7PD sekai-kabuka.com
2017-05-31 22:32:26基礎研レポート 働き方改革の落とし穴~労働時間の一律削減は賃金の低迷を招く恐れ / nli-research.co.jp/report/detail/…
2017-05-31 22:33:042016年度の一般労働者の所定内給与はベースアップが3年ぶりに前年を下回ったことを反映し、前年比0.4%と2015年度の同0.6%から伸びが鈍化した。
2017-05-31 22:33:30一方、労働需給をより敏感に反映するパートタイム労働者の時給(時間当たり所定内給与)は一般労働者を大きく上回る伸びを続けており、2017年1-3月期には2%台まで上昇ペースが加速した
2017-05-31 22:33:42労働時間を就業形態別にみると、正社員を中心とする一般労働者の総労働時間は「毎月勤労統計」で就業形態別の労働時間の調査が開始された1993年以降、2000時間前後でほぼ一定となっている。一人当たりの労働時間が減少を続けているのは、
2017-05-31 22:34:15労働者全体に占めるパートタイム労働者などの短時間労働者の割合が高まっていることに加え、パートタイム労働者の労働時間が減少しているためである。直近10年間でパートタイム労働者比率は5%ポイント程度上昇、パートタイム労働者の総労働時間は10%近く減少している。
2017-05-31 22:34:27パートタイム労働者は、所定外給与(残業代)、特別給与(ボーナス)が少ないため、所定内給与を現金給与総額、所定内労働時間を総労働時間に置き換えてもこの傾向はほとんど変わらない。
2017-05-31 22:34:552016年度のパートタイム労働者の現金給与総額は、総労働時間が前年比▲2.1%の大幅減少となったことが響き、前年比▲0.4%となった。
2017-05-31 22:35:07総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」によれば、雇用者(役員を除く)に占める非正規雇用(パート・アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託、その他)の割合は1980年代半ばの15%程度から上昇を続け2000年代前半には30%を超えた。
2017-05-31 22:35:40その後はペースを落としながらも30%台後半まで上昇したが、2015年度、2016年度と前年からほぼ横ばいとなっている
2017-05-31 22:35:51パート比率上昇による平均賃金の押し下げ幅は2013年度の前年比▲0.7%から2014年度に同▲0.5%、2015年度に同▲0.2%へと縮小した後、2016年度は同▲0.0%となった(図5)。しかし、時間当たり賃金の上昇が労働時間の減少に打ち消され、
2017-05-31 22:36:20パートタイム労働者の賃金総額自体が減ってしまっている。結果的に、労働需給の引き締まりを反映したパートタイム労働者の時給の上昇は労働者全体の平均賃金押し上げに全く寄与していない。
2017-05-31 22:36:30パートタイム労働者の労働時間減少要因のうち、①については、男女ともに60歳以上になると非正規雇用比率が高まるが、特に男性は60歳未満の10%台から60歳以上で50%以上へと急上昇する
2017-05-31 22:36:56高齢化の進展とともに非正規雇用に占める高齢者(60歳以上)の割合も2000年代前半の15%程度から足もとでは25%強まで上昇している(図7)。特に、団塊の世代が60歳を迎えた2007年以降は、嘱託などの非正規雇用の形で60歳以降も働く労働者が増えたため、上昇ペースが加速している。
2017-05-31 22:37:28総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」によれば、就業時間の増加を希望する者は、正規労働者では全体の3%にすぎず、就業時間の減少希望者の17%を大きく下回っているが、非正規労働者では増加希望者が13%と減少希望者の7%を上回っている(いずれも2016年の数値)
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