日本図書館研究会2017年度特別研究例会「3人の森さんを振り返る」(石塚栄二・帝塚山大学名誉教授)

2017年6月4日(日)10:30から同志社大学新町キャンパス臨光館R205号教室にて開催されました、日本図書館研究会2017年度特別研究例会「3人の森さんを振り返る」(発表者:石塚栄二・帝塚山大学名誉教授)の中継ツイートをまとめました。 http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2017/sp-invit.html
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日本図書館研究会 @nal_tweet

本日午前10時30分から、同志社大学新町キャンパス臨光館R205教室にて、特別研究例会を開催します。石塚栄二先生に「3人の森さんを振り返る」と題してお話いただきます。ハッシュタグは、#2017_TKR としました。参加費無料です。nal-lib.jp/events/reikai/…

2017-06-04 02:03:53
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おはようございます。いよいよ特別研究例会 「三人の森さんを振り返る」(発表者:石塚英二・帝塚山大名誉教授)が始まります。#2017_TKR pic.twitter.com/ZHSlvHQ4kV

2017-06-04 10:12:21
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石塚「もり・きよしさん、森耕一さん、森博さんの3人を取り上げたい。私がこの3人と関わったというだけのつながりです」#2017_TKR

2017-06-04 10:39:28
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石塚「1991年に市ヶ谷、もり・きよしさんを偲ぶ会が開かれ、JLAや青山短大の関係者など100人ほどが参加。そこで『自分伝』が配布された。」#2017_TKR

2017-06-04 10:42:58
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石塚「その他記念品を頂戴。うさぎの形をした消しゴムのクズを吸い取る器具を頂戴した。文房具がお好きであれこれ探されていたと聞くので、もりさんらしいと感じた」#2017_TKR

2017-06-04 10:44:52
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石塚「もりさんは上野の養成所の隣の上野図書館に。養成所時代にお顔は知っていたが、分類法を直接聞いたことはない。教科書に使われたのは宝塚文芸図書館で使われたものを渡された。1942年の5版の複製版であった」#2017_TKR

2017-06-04 10:47:38
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石塚「もりさんは上野図書館職員組合の役員をされていて、私が声をかけられて、図書館法制定推進の署名運動のために半年過ごしたことがある。そういうつながりはあったが、直接話を伺ったのは、新訂6版が出た年に大阪の公会堂での説明会でのこと。」#2017_TKR

2017-06-04 10:50:12
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石塚「生まれは関東だが就職は和歌山。年1-2回、田舎で墓参りをした帰りに、JLAの事務所に立ち寄るということをしていた。そういうように、むしろ卒業してからの方がお話する機会があった」#2017_TKR

2017-06-04 10:51:45
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石塚「NDCは戦後に著作権が間宮からJLAに移された。もりさんが分類委員会の中心メンバーであることは変わらなかった」#2017_TKR

2017-06-04 10:52:42
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石塚「もりさんはNDC以外の分類表に関心がなかったわけではない。国会にいた石山くんが紹介している。NDL成立の時に分類表をどうするかの懇談会が1948にあった時に参加され、和書はNDC以外のものを採用すべき、洋書はDCで良い、漢籍は四庫分類、とおっしゃっていた」#2017_TKR

2017-06-04 10:55:01
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石塚「NDCは和漢洋書共通のものを想定されていたが、中国にいた経験もあり、同一分類表で処理するのは適当ではない、とお考えになっていたようだ。自ら考えを改められたことはお解りいただきたい」#2017_TKR

2017-06-04 10:57:03
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石塚「新しい分類表をお考えいたが、外に公表をしないよう、当時NDC普及に尽力されていた方から言われていたことから、出なかった」#2017_TKR

2017-06-04 10:58:09
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石塚「NDCがあまりに実用化されて普及されてしまったことから、縛られてしまって不自由になったということも知っておいていただきたい」#2017_TKR

2017-06-04 10:59:05
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石塚「次に森耕一さんについて。森博さんと同じ1923年生まれ。養成所在籍中に、新しい分類表を鹿児島で構想されている人がいる、と伺ったのが初めて。私が和歌山県立に就職した翌年の1951年に和歌山県立医大に赴任。」#2017_TKR

2017-06-04 11:01:44
日本図書館研究会 @nal_tweet

石塚「県立図書館にいた私を訪ねてこられ、県立高校に学校司書が配置されていたので、勉強会を始めよう、と。その勉強会の記録、図書記号についての報告が、『界』4巻2号に載せられている。」#2017_TKR

2017-06-04 11:03:53
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石塚「その翌年、地区研究G設立の動きが出てきて大阪地区研究Gが。それに参加して森さんと話するようになった。標目と記述の分離の考えが出てきて、目録編成委員会が発足。1961年の「目録編成規則」につながった。記述独立方式はコンピュータ目録編成方式の基礎になった」#2017_TKR

2017-06-04 11:06:42
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石塚「この規則制定に関係した人はなくなったり図書館界から離れてしまい、私ぐらいしか残っていない」#2017_TKR

2017-06-04 11:07:35
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石塚「1961年に大阪市立図書館に就職。上司と部下の関係に。1976年に森さんの紹介で帝塚山大学へ、その後森さんも京大に、自由委員会でもご一緒に。」#2017_TKR

2017-06-04 11:09:08
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石塚「1950年代に分類法の研究に取り組まれ、後半に目録法分野に幾つかの論文を。1966年に図書館の話という新書を。この年頃から公共図書館に関心を。このように関心を次々移され、前のことには触れない、そういう研究姿勢でいらした」#2017_TKR

2017-06-04 11:11:11
日本図書館研究会 @nal_tweet

石塚「分類や目録を理論で行うのはナルシシズムにつながる、と警戒するお考えを持たれていた。森さんはお酒がお好きというのは周知のことだが、和歌山時代から胃薬を常用されていた。JLAの仕事の関係で東京に行った時、同じホテルだったとき、朝食にビールを。喉が通らん、と」#2017_TKR

2017-06-04 11:14:33
日本図書館研究会 @nal_tweet

石塚「もう少し健康に注意して長生きいただければ図書館界にもっと貢献いただけたのでは、69歳は若すぎた。」#2017_TKR

2017-06-04 11:15:30
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石塚「森博さんはご存じない方も多いと思うので詳しく紹介。奥泉さんが人物伝をおかきで、それがまとまったものとしては唯一のもの。文化史研究会などにもあるが部分的。」#2017_TKR

2017-06-04 11:17:04
日本図書館研究会 @nal_tweet

石塚「図書館雑誌の71年10月号に幾つか追悼文が載せられている。私が森博さんと知り合ったのは、1961年、『中小レポート』の調査を高砂市立図書館で行う時の事務局長。文化史研究の29号に報告あり。3日間泊まり込んで朝から実情調査、夕食後に報告会。」#2017_TKR

2017-06-04 11:20:16
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石塚「夕食後の報告会に、森博さんが進行役。報告を聞いても逐一、実地で確かめたものか、推定でないのか、利用者にどう受け止められているのかをご質問なさった。実情を客観的に把握されることを徹底調査された。大変感心しまして、引き上げる時に、前川くんに感想として」#2017_TKR

2017-06-04 11:22:32