我らは地下迷宮を襲い、竜を殺し、幾度となく死の淵を覗いて生きて帰ってきた

Rebis @rebisdungeon

そういえば『最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス』読み終わりました。 僕がイチバン好きな一節 『今の世に友誼を結ぶ者のうち「我らは地下迷宮を襲い、竜を殺し、幾度と無く死の淵を覗いて帰ってきた」と言い得る者がどれほどあろう』 amzn.to/29t0IAK

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実際に僕らも宴の席で「穴鬼ヶ原のトロル王の軍勢が攻めてくる前夜は、雨降しきる中、錬金術の火を坑にくべたものだのう」などと話したりするのだ。 D&D者にはキュンキュン来る一節であった。

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さいきん諸事情で元気なかったけど、D&Dの思いでを思い返したら元気出てきた

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あと、僕が引用した一節だけでもわかると思いますが、桂令夫さんと柳田真坂樹さんの名訳が本当に素晴らしいのです。 D&D者はみんな日本語版で知ってるよね…？　そうでない人も触れて欲しい！

Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

ボチボチ読んでいた『最初のRPGを作った男　ゲイリー・ガイギャックス　想像力の帝国』読了しました。ご存じない方のほうが多かろうと思いますが、ダンジョンズ＆ドラゴンズつまりD&Dを作った人です。彼以前にRPGは存在しませんでした。

Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

「D&Dそれ自体はついに完全に世の中の主流となるに至らない」のですが、D&Dなくして各種のゲーム、小説、映画は存在しなかったかもしれません。「今日の大衆文化の重要ジャンルの多くは、ゲイリーのゲームから生まれたと言って過言ではない」

Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

学校では落ちこぼれ、家族を抱えながら貧乏生活のなかとにかくゲームをしまくり（主にウォーゲーム）、35歳（1972年）にD&Dの原型を作るに至るその人生。人間関係のトラブルを抱え、事業も順風満帆ではなく、しかしゲームが好きで好きでたまらんという生き方はまさに正気にては大業ならず。

Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

僕の周囲にも滅茶苦茶忙しくて大丈夫か身体大事にしろと言いたくなるゲーム関係者がいるのですが、「ううむゲイリーに少しでも迫ろうとするならそこまで働くのもやむを得んか」という気分になります。神話時代の英雄と比べるの良くない。

Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス｜書籍｜株式会社ボーンデジタル borndigital.co.jp/book/5873.html　世界を変えた神話的ギークの人生が面白くない訳ありません。お薦めです。

Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

それはそうと「ゲーマー同士の結びつきは一種独特なものである。彼らは空想上の冒険を共にし、空想上の危険を共に乗り越えるだけではなく、互いに人格の一面を露にする（世間普通の交友ではなかなか明らかにならないような一面を）。（続く）

Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

今の世に友誼を結ぶ者のうち「我らは地下迷宮を襲い、竜を殺し、幾度となく死の淵を覗いて生きて帰ってきた」と言い得る者がどれほどあろう。たとえ空想上の経験とはいえ、それはゲーマー一人ひとりの人格の一面ー世の多くの人が誰にも見せない一面、夢見る人の面ーに根ざしたものなのである。（続く）

Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

はばかることなく恥じることなく共同で想像力を羽ばたかせることは、実人生での深く長続きする友情にも繋がる」（p285） このくだりは、「そう、そうなんですよ！」と叫びたくなりました。TRPGの数多い魅力の中で、僕が一番好きなところです。アメリカ人も同じこと思っていたのだ！

Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

妄想上の体験をその場にいた者が共有できる喜び。「あの冒険は素晴らしかった」と後々語り合える素晴らしさ。ごみごみした路地が、おそるべき怪物が、雄々しい英雄が、可憐なヒロインが、埃っぽい街道が、酒場での歓談が、実在するのですよ。これはTRPGやめられませんわー。

Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

ところで映画『ダンジョン＆ドラゴン』について、ゲイリーは「欠点を補う長所がひとつもない」と語ったそうで……ええと、あのダンジョンは斬新でしたよ。あと『ダンジョン＆ドラゴン2』は僕好きです。大勢で観ると盛り上がります。