本棚の日本史に向けて
- kuragari20nen
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新小説第五年 第六巻臨時増刊春鶯囀の尾崎紅葉君。書斎。 自作っぽい棚……。 pic.twitter.com/JlN8qx8mSX
2017-06-07 07:34:561893(明治26)年かぁ… 一度、本棚の日本史について調べたが、研究論文は1つもなかったなぁ… 洋装本を容れる本棚は基本、手作りから始まったのかしらん…(゜~゜) そもそも「本箱」とは違ふ形式だし twitter.com/davu0628/statu…
2017-06-07 14:16:56@shomotsubugyo 論文ではないが、紅野謙介『書物の近代 メディアの文学史』「第3章 書斎の空間、書物の宇宙」1992が洋裝本を排架する本棚の移入について漱石等を例に論じてをりd.hatena.ne.jp/yamsway/200605…、先鞭をつけたものか。書棚・書架論は書齋・書庫論に含まれると見込んで探すべし。
2017-06-07 15:07:34@shomotsubugyo 「普通の家にまだ本棚はなく、あったとすればガラス戸のついた本箱」「量が入るスチール製の本棚というのは大学時代になって使うようになったもので、あれが出現して、本箱から本棚への変遷があったんじゃないか」中村文孝(1950生)『リブロが本屋であったころ』p.13。Cf「26 棚と照明」
2017-06-07 15:33:54@shomotsubugyo 加藤秀俊もスチール本棚の發明に觸れてゐた憶えあるがどの本か不詳。 「家庭用の本棚をこんなに多種類とりそろえて家具売り場で売っている国は、世界でおそらく日本だけだ。アメリカでもヨーロッパでも、[略]せいぜい、サイドボードぐらいのもので」mori7.net/mine/ike/index…
2017-06-07 15:39:20@livresque2 いまウィキペの本棚の項を見ると、日本について中見出しが設定されとるね。 書誌注記が不完全なれど、たとると次の2つを根拠に書かれとる。
2017-06-07 15:41:59@livresque2 ・柴野 京子. 書棚と平台--近代日本における購書空間の形成. マス・コミュニケーション研究 . (通号 73) 2008. 41~59 ・塩原亜紀「所蔵される書物 : 円本ブームと教養主義」『横浜国大国語研究』20, 1-10, 2002-03
2017-06-07 15:42:31@shomotsubugyo 『加藤秀俊データベース』 「この未開発な家具「書架」」katodb.la.coocan.jp/doc/text/3012.…――曰く、「一九六〇年代になると、スチール家具なるものが登場し、そのなかには本棚もあった」云々。 Cf.「ものとの交流史23〈本棚〉」katodb.la.coocan.jp/doc/text/3021.…
2017-06-07 16:04:58@livresque2 スチール書架は、丸善が1959年あたりから売り出したようです pic.twitter.com/IzaEuKhHhu
2017-06-07 18:43:11@shomotsubugyo 「ホームシェルフ」とはhome=家庭用の意、およそ事務用品は業務用(圖書館用、書店用、オフィス用)が先行するはず。家庭への導入は、職場の業務にて利用の便を知れる勤め人の介在あるべし。されば洋式書棚の移入にも書店人・圖書館人の關與ありや。洋書のみならず洋品店を兼ねし丸善なら當然か。
2017-06-07 20:46:50以下2017-06-21追加分
河村俊太郎『東京帝国大学図書館』では什器備品のことについては触れられていないけれど、参考文献である「商議界記録」の、とりわけ関東大震災からの復興期のものを見ていくと、「スチール書架」の話が出てくるんじゃないかと想像。
2017-06-21 20:58:43「見計らい図書を通じて図書館の蔵書に大きな影響を与えていることが明らかになった」と言及される丸善の『丸善百年史』をひっくり返してみたら、業務用(図書館用)のスチール書架の話が出て来てたりして。
2017-06-21 21:06:43とりあえず大正11年の #ndldigital 『家具の設計及製作』には、「帝国大学図書館其他に於て多少鉄材を以て制作したるものあり」dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid… とスチール書架の紹介が書かれている。今でもよく見るタイプの(図書館専用)書架。
2017-06-21 21:21:57