【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第128話「百万曹軍」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」01】 第128話です。 玄徳を取り逃がしてしまった曹操。逃した魚ならぬ、長蛇こと玄徳を逃したのは残念でしたが、こうなったら、一刻も早く江陵城を押さえるべきだと曹仁。江陵城には、金銀食糧の蓄えが豊富で、玄徳が手に入れるとやっかいだと。

2017-06-07 12:52:07
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」02】 たしかに、と応える曹操は早速、江陵城攻めを命じます。こうして曹操の矛先は江陵城に向けられましたが、わずか1コマで江陵城を攻め落とします。誰がどのように守っていたかなんて知ったことではありません。曹操は再び荊州に引き返します。

2017-06-07 12:53:52
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」03】 さて、城に戻った曹操。戦闘態勢を解いたとみて、曹操も部下たちも鎧兜をぬいでおります。現状認識と今後の方針を話し合う場。発言しているのは、曹洪っぽいですが、また例によって判定が難しいので、部下と表現させていただきます。

2017-06-07 13:03:19
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」04】 故劉表の旧臣もことごとく曹操に服することを誓ったといい、荊州は平定したも同じです。とりあえず、玄徳と劉琦はさほど脅威とは考えられていないようです。となると、残るは呉一国。ここを滅ぼせば天下は統一です。

2017-06-07 13:05:08
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」05】 実際には、手付かずの蜀の地とかあるでしょうが、かなりの範囲を手中に収めることができるわけです。逆に呉をほっておくという選択はありません。そこで曹操は呉攻略の方法を尋ねるのです。

2017-06-07 13:08:21
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」06】 まずは、自分たちの力を見せつけ、降伏を勧めてはどうかと部下は言います。現状、曹軍は荊州兵を合わせて85万に膨れ上がっています。これを呉の国境に配置し、孫権に手紙を出すと。降伏勧告の書状ではなく、玄徳をともに討とうという誘いです。

2017-06-07 13:11:01
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」07】 江夏、夏口にいる玄徳、孔明を共に滅ぼそう、そして、玄徳を討てばその地は与えると、いう誘い文句。もし孫権が応じれば、曹操に服従する気があるといえます。曹操は、もし応じなければ?と言えば、その時は力で呉を奪い取るまでとの答え。

2017-06-07 13:13:17
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」08】 それを聞いた曹操は、さっそく、呉の国境に全軍を配置し、使者を送るように命じます。たちまち呉の国境に兵が配置されます。総数85万、号して100万という大軍勢。つまり、100万の軍勢がいるぞーって喧伝しながら、呉を威圧するわけです。

2017-06-07 13:15:54
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」09】 さて、呉です。お久しぶりの孫権さん。魯粛を呼んで曹操からの手紙への対応を協議します。曹操についた方が得策か、玄徳と手を組み曹操に対抗したほうがいいか、その態度ひとつが呉の興亡にかかわります。魯粛の考えを聞きたいという孫権。

2017-06-07 15:57:49
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」10】 魯粛は、劉表の喪を弔うという名目で、ひそかに荊州へ行くと言います。そして、その帰り道にひそかに江夏に行き、玄徳と話し合い、彼に援助を与えるという密約を結ぶといいます。孫権は、そんなことをしたら曹操が怒って攻めてくると反論します。

2017-06-07 15:59:41
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」11】 魯粛は、玄徳の勢いが弱くなったから曹操が大軍を呉に向けられるようになったわけで、玄徳が強力になれば、曹操も玄徳を警戒せざるをえず、思い切って呉には攻め込むことは出来ぬと。ともかく、魯粛は曹操と玄徳の両方の実情を量りたいようです。

2017-06-07 16:02:18
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」12】 魯粛が戻ってくるまで、曹操への返事も保留するということで、魯粛は早速出立します。 一方、江夏の城では、玄徳や孔明らが善後策を協議していました。

2017-06-07 16:03:58
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」13】 玄徳と劉琦、そして孔明、関羽といったメンバーで協議中。発言の主導を握るのはやはり孔明です。孔明は、天下三分の計を実現するためには、曹操と呉を争わせなければならないと説きます。何度も言ってるように、と基本路線は始めから決まってます。

2017-06-08 12:44:52
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」14】 両大国を相討たせ、その力を相殺させ、玄徳陣営は力を蓄える…、何を行うのもそれからです、と孔明。そううまく望みどおりに曹操と呉が争ってくれるのか、と玄徳は疑問を挟みますが、孔明はまもなくその機会が訪れると言います。

2017-06-08 12:46:27
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」15】 孔明は、おそらく呉の使者が来るに違いないと。そのとき、自分も一緒に呉に行き、孫権と曹操が戦うように働きかけると言います。戦わずして勝つ、これも兵法、と孔明。張飛はいまいちピンときてませんし、玄徳もそう簡単にいくのかと疑っています。

2017-06-08 12:48:24
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」16】 と、そこに、呉の孫権の名代として魯粛が、劉表の喪を弔うと称し、船で江頭にやってきたという報告が来ます。孔明は、思ったよりも早く来ましたなと冷静に言いますが、張飛の頭からはブスブス煙が出ています。趙雲は無表情でだんまり。

2017-06-08 12:50:36
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」17】 張飛は、思わず、どうして使者が来ることが前もってわかるんです?と孔明に尋ねます。張飛はたまに頭脳プレイするくせに、こういう時は教えてちゃんキャラになりますね。わからない時は素直にわからないので教えて欲しいと聞けるのはいいことです。

2017-06-08 12:54:44
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」18】 孔明は、いかに強大な呉でも、百万の曹兵相手では恐れを抱かずにはおれないはず、と言います。実際に現状呉に対して脅しをかけているわけです。さらに呉は富強ではあるが、実戦の体験が少ない。曹軍の兵備や実力がどの程度かわからないと。

2017-06-08 12:56:44
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」19】 孫策の時代ならまだ建国時に戦がありましたが、孫権の代になってからはまだ大きな戦いがありません。曹操の方は何度も死地を乗り越えてきます。経験ということで言ったら曹操に分があります。こうした事情を孔明は汲み取っているわけです。

2017-06-08 12:58:25
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」20】 呉はひとまず使者を派遣して、玄徳を説いて、曹軍の背後をつかせておく策を考えるとみた、と、呉側の考えを読み解きます。荊州と呉の関係は必ずしも良くないにも関わらず、使者をよこしたのは弔問ではなく、公然たる密命大使だと断定するのです。

2017-06-08 13:01:38
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」21】 孔明は使者と通すように言い、玄徳には何を聞かれても知らぬわからぬで通すように言います。芝居といえば玄徳の得意技。わかったと答えます。 玄徳は魯粛を迎え、接待します。まずは一献、魯粛の労をねぎらいます。

2017-06-08 13:03:41
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」22】 魯粛は、玄徳が曹操に常に目の敵にされ大変でございますな、と話を向けると、玄徳はこれも自分の運命なのかもしれないと答えます。その後、魯粛が曹操の動向や曹軍の兵力などについて様々尋ねますが、打ち合わせ通り玄徳は知らないフリをします。

2017-06-08 13:05:52
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」23】 曹操と戦い続けている玄徳が知らないというのは変ではないか、という魯粛に対し、自分は逃げ回っていたから、と言い訳をし、孔明ならば少しは答えられるでしょう、と孔明を呼び、魯粛と対面させます。予定通りの行動です。

2017-06-08 13:07:37
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」24】 孔明を紹介された魯粛。実は魯粛は孔明の兄の諸葛瑾とは親友だと言います。兄をご存知か、と孔明。それは良い人と知り合いました、玄徳もかねて呉の君臣に交友を求めておられました、と言うと、魯粛の顔がパッと変わります。

2017-06-08 13:09:20
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【横山光輝「三国志」講座128「百万曹軍」25】 これからはお互いの力を合わせて曹操を討たねば、自分たちも呉も滅びます、と孔明が言います。もし、玄徳が意気地を捨てて曹操に屈すれば、南下する圧力は倍となり呉にとって脅威になる、と半ば脅しのような言葉に、魯粛も反論はできません。

2017-06-08 13:13:31