カンパニー松尾さんが映画『SHIDAMYOJIN』に深夜の胸アツ投稿！10+1

カンパニー松尾 @company_matsuo

【遠藤ミチロウ映画SHIDAMYOJIN感想その1】 遠藤ミチロウさんの映画『SHIDAMYOJIN』を縁あって見た。 ミチロウさんが元々福島出身で、震災後、福島に戻り、汚染された過疎の住民達 （多くはおじいちゃん、おばあちゃん）とふれあう過程の中で、盆踊り、民謡と出会い、

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【その2】 自分もミュージシャン、そしてひとりの人間として深いルーツを持つ民謡に溶け込んでいく姿が とても丁寧に快活に描かれている。 僕の世代的（1965年生まれ）にミチロウさんといえばスターリンだ。 （高校時代の友人達は必ずスターリンの『ロマンチスト』のコピーをやってた）

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【その3】 スターリンがメジャーデビューしたのは1982年、僕が17歳の時だった。 その過激な音と歌詞とビジュアルは田舎のボンクラ高校生にも十分届いた。 18歳で高校を出て上京し、映像専門学校に通い、友達の紹介で時々コンサート警備のバイトに行った。 その中であのスターリンの警備

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【その4】 （といってもただ突っ立ってるだけ） に行くことになった。これは恐怖だった。それまでの警備と全く違った。 ステージの左端、柵の中にいたのだが、じゃんじゃん唾が降ってきて、汗臭くて汚い最悪の現場だった。 それ以降、ライブ警備のバイトはやめた。

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【その5】 それから何年かして（詳細は言えない）本物のミチロウさんと一度お会いした。 あのミチロウさんを自由が丘の駅に迎えに行き会社までお連れする、という超簡単なミッションだったが 無茶苦茶緊張したのを今でも覚えている。 実際のミチロウさんは訛りがキツいが面白くて優しい人だった。

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【その6】 僕は若かったのでそのイメージとのギャップにいささか拍子抜けしたが、今となってはそれも解る。 仕事は何事もなく順調に進み、ほとんど世間に知られることなくスッと終わった。 そんな僕にとって憧れのミチロウさんも今や60代半ば。 体型は変わっていないが、髪の毛は寂しいし、

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【その7】 病気の影響なるのか（元々？）顔色も悪い。 けど、歌えばやっぱりミチロウ。 あのしゃがれ声は健在で、ミチロウさんが歌えばフォークでも民謡でも全部パンクに聴こえる。 そう、当たり前だがミチロウさんは変わっていない。 ずっと旅を続け、祭りを続け、そこで歌っている。

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【その8】 それも不変のカウンターソングを。 祭り、盆踊りはライブや野外フェス（近年の商業フェスではない）であり、 太鼓やお囃子、合いの手、踊りはギターやベースやドラムやモッシュである。 本編中に民謡歌手の伊藤多喜雄さんが盆踊りのルーツや意味を解説される箇所がある。

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【その9】 個人的にはそこが一番グッと来た。あとロマンチスト音頭、最高！ やはり人には祭りが必要である。 退屈な日常を生き抜くため、祭りを求めている。 そんな人間の根源的な欲求をこの映画は教えてくれる。 遠藤ミチロウ、民謡パンクロッカーの錆びない歌声とともに。

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【その10】 過去のミチロウを知る多くの人達、またミチロウをリスペクトしている全ての世代に見てもらいたい。 遠藤ミチロウ、67にして未だ現役。未だ勃起中なのである。 東京での公開は今週16金（14水は休映）までだが上映は大阪、京都、神戸、名古屋と続く。

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【最後】 詳しい上映スケジュールは『SHIDAMYOJIN』公式HPをご覧ください。 shidamyojin.wixsite.com/mysite 深い時間に長文失礼しました。 （東京での公開終了が近いので焦りました） おすみなさいzzzzz