音響の話

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氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

げげ、前半のみか。ウルトラマン80 DVD30周年メモリアルBOX I http://bit.ly/9WBdjH

2010-03-26 22:45:10
人工太陽に灼かれがちなモアイ @EMBsince1982

自分がいうのもなんですが、音声が謎ッスね。 RT @Ryu_Hikawa げげ、前半のみか。ウルトラマン80 DVD30周年メモリアルBOX I http://bit.ly/9WBdjH  

2010-03-26 22:55:07
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

ウルトラマン80の「リマスター音声」は、おそらく疑似ステレオ+リップシンク直しだと想います。MJがそうだったので RT @EMBsince1982 自分がいうのもなんですが、音声が謎ッスね。

2010-03-26 23:00:09
千葉 @chibanohito

@EMBsince1982 リマスター音声…擬似ステレオにリップシンク直しといいますと?

2010-03-27 00:08:44
人工太陽に灼かれがちなモアイ @EMBsince1982

それは@Ryu_Hikawaさんの発言だったりするのですが、セリフとSE&BGMがバラ素材で残してあってそれを元にMAしているのでは、なんて思いますが… RT @chibanohito @EMBsince1982 リマスター音声…擬似ステレオにリップシンク直しといいますと?

2010-03-27 00:17:39
千葉 @chibanohito

@EMBsince1982 あっ、@Ryu_Hikawaさんのでした。これはどうも失礼しました。また解説ありがとうございます。

2010-03-27 00:39:10
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

いえ、デジタルウルトラはいつも光学音声からの疑似ステレオですので、そういうことではないはず RT @EMBsince1982 それは@Ryu_Hikawaさんの発言だったりするのですが、セリフとSE&BGMがバラ素材で残してあってそれを元にMAしているのでは、なんて思いますが…

2010-03-27 00:39:40
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

光学モノ(磁気素材は現存せず)からフィルタリングで各音を分離し、疑似ステレオ(初期は5.1ch)化するときに、効果音を追加したりしてます。あんまし感心しない方法です。

2010-03-27 00:41:02
人工太陽に灼かれがちなモアイ @EMBsince1982

なるほど、ありがとうございました! RT @Ryu_Hikawa いえ、デジタルウルトラはいつも光学音声からの疑似ステレオですので、そういうことではないはず(略RT参照)

2010-03-27 00:41:20
人工太陽に灼かれがちなモアイ @EMBsince1982

昔、「海外版はドルサラが収録されているのに、なんで日本のは2chしかないんだ!」って問い合わせを受けた事がありましたが、あれも結局先方で勝手に擬似サラウンドにしてるだけなんですよね…。

2010-03-27 00:43:22
千葉 @chibanohito

@Ryu_Hikawa つまり音を一度、一つずつ分けてから再度加工するようなことですかね?いえですね。ちょっと音声リマスターをどうやったかで分からない言葉がいくつかあったもので。

2010-03-27 00:43:38
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

磁気素材が破棄され光学の音ネガしかないはずなので、他に方法ないです RT @chibanohito: つまり音を一度、一つずつ分けてから再度加工するようなことですかね?いえですね。ちょっと音声リマスターをどうやったかで分からない言葉がいくつかあったもので。

2010-03-27 00:47:12
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

音響制作の基本(アナログ時代)(1) セリフ(D)+効果(E)+音楽(M) バラ素材を6ミリテープで仕込む。この3つをのバランスをとりミックスする工程がダビング。ここでフィルムと同じ形状のシネテープができる(磁気)。それを焼き付けのための音ネガ(光学)にコンバート。

2010-03-27 06:29:33
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

音響制作(アナログ)(2) 磁気はFMラジオ、光学はAMラジオぐらい帯域(音質)が違う。TV本放送時やビデオグラム化時、シネテープ使ったものは音が良い。しかし、音ネガとMEミックスのみ保管しシネテープを破棄するケースも多い。保管料の問題と音ネガをマスターとする考え方による。

2010-03-27 06:34:45
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

音響制作(アナログ)(3) ダビング時、輸出用にセリフ抜き「効果(E)+音楽(M)」のシネテープを制作、これがMEミックス(磁気)。

2010-03-27 06:37:07
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

デジタルウルトラの場合、疑似ステレオ(5.1ch)は光学をフィルタリングしてセリフを抽出、音楽と効果はMEから抽出してる模様。このとき爆発の残響など新効果音をかぶせた。つまり「デジタル贋作」で、オリジナルを損壊。ただ、提供側はサービスのつもり。オリジナル収録ありなので許容範囲。

2010-03-27 06:41:56
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

デジタルウルトラ「マイティジャック」は音ネガ素材をバラした後、リップシンク(口の動きとセリフの同期)を取り直している。ただこれも微妙。エロキューションが変わって聞こえるところがあるので……。結局、オリジナルに勝るものはない。たとえ帯域が狭く、ミスがあっても。

2010-03-27 06:45:20
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

5.1ch化の場合、M.、E、Dのバラ素材に戻り、効果=Eは仕込み直し、音楽=Mも厚みやアンビエントが追加。これがパト2の場合。このバラが破棄されるとアフレコからやり直し。これがパト1の場合。Eの仕込み素材は共通部もあると思います。

2010-03-27 06:57:11
氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

他にポスプロ会社(主にアメリカ)に磁気ないし光学の音から疑似5.1chを作るサービスがあり、ルパンの5.1ch化はたぶんこれ。監督や音響監督が立ち会わないケースも多いようだし、基本的に5.1chは音付け思想が根底から違うので、疑似は疑似に過ぎません。

2010-03-27 07:00:35
@patlabor_info

氷川竜介先生 @Ryu_Hikawa が過去作の5.1ch化に関し、劇場版パトレイバー1-2作のケースに言及されています。1,2とも音楽はリマスタリングされていますが、大きな違いは弦楽。オリジナルがシンセだった部分は生オケで新演奏されました。川井憲次さんのこだわりです。

2010-03-27 08:40:13
@patlabor_info

パト2の音響監督は浅梨なおこさんですが、5.1ch化の演出は斯波重治さん(パト1の音響監督)が行いました。セリフの主線はオリジナルをリミックスしていますが、演出意図の違いから一部新録音された部分があります。このへんを意識してお楽しみ下さいませ。

2010-03-27 08:45:05
かむろ @kam_r

@patlabor_info そういえば、レイバー動作音のSEが新しく取り直されたverがサンプルか何かであったと思いますが、TV放映時の同じ駆動音なんでしょうか。再録?新確かに格好良かったけど旧の方が好きでした。

2010-03-27 08:50:33
@patlabor_info

TV版はビデオ化に際しステレオ化、効果音の新録含めたリミックスを行いました。劇場1のレイバー駆動音と同様の音源です。ビデオパッケージ用音源はこのリミックス版(SS-Remix)とさせて頂いております。QT @kam_r: そういえば、レイバー動作音のSEが新しく取り直されたver

2010-03-27 09:09:57
@patlabor_info

レイバー駆動音というと、あのドヒューンという独特のモーター音が思い出されますが、劇パトで方舟崩壊の衝撃から目覚めた野明がイングラムを動かすときの、ゴゴゴゴッというくぐもった音も個人的には印象深かったです。なんともリアルな重量感が感じられて。

2010-03-27 09:39:58