【wlw二次創作SS】二人の森の王

童話に興味を持ったアシェンプテルbot @manabuAschesama

メイド・マリアン…？また新キャストか pic.twitter.com/mpqjEOJISu

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噂には聞いている。ロビンフッドの恋人マリアンだろうか？ ロビン「………マリアンって、誰です？」 …ロビン？お前！昔の女を忘れたのか！？最低だ！女の敵！クリスタルレイン！クリスタルパンチ！！！クリスタルキック！！！ ロビン「待って！本当に知らない！！！」

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【ロビンフッドの物語は沢山ある。リトル・ジョン等のキャラクターは大体出てくるが、マリアンは出てこないものもある。現にアシェンのマスターが読んだ岩波書店版には出てこないので戸惑ってるなう。どうしよう】

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以前、名も無き弓兵が森を占拠していた事があった。まあ私が解決して、晴れて頼りになる仲間ロビンが加わった。 今回はその続きだ。また森にロビンフッドが現れたらしい。 噂によるとその「ロビンフッドの再来」は…ロビンフッドを探している「女」だそうだ。名はマリアン。乙女（メイド）マリアン。

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「すみませんねアシェン、付き合ってもらって」 「気にするな。しかし懐かしいな。この森、私とお前が出会ったところじゃないか」 「惜しくも引き分けで終わったんでしたね」 「記憶を捏造するな。私が勝っただろ。それより今日は…」 「決まってます。謎の女マリアンを…殺害する」 「…。」

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「なあロビン…メイド・マリアンって、かのロビンフッドに付き従った恋人だろ？ウィキペディアで名前だけ聞いたことがある」 「私はマリアンなどと言う女性は知らない」 「で、でもウィキペディアにもディズニー映画にも…」 「知らないものは知らないと言っています」 「…！」

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「なんならリトル・ジョンに確認してもらってもいいくらいですよ」 「ロビン、怒ってるのか？」 「失礼、大人気なかった。だが私の名や関係者を騙られたからには生かしておけない。シャーウッドの王をナメた事、後悔させてやる」 「ヒッ！？や、やっぱりウィキペディアの情報はアテにならないな！」

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「ではアシェン…その、囮をお願いします」 「何を躊躇う。その為に他でもない私を呼んだのだろう」 「そうでしたね。貴女の持つ『矢避けの大鎧』なら矢は絶対に当たらない」 「私が偽者の気をひく。声から居場所を割り出してロビンが狙い撃つ。完璧だな」 「ではここで別行動…頼みましたよ」

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（ロビンと別れて十数分…森を一人歩いてるがまだマリアンは現れない…。ロビンの気配は感じないが、ちゃんと私を見守っててくれる筈だ。しかしどこにいる…？） 「そこの女、動くな」 「！」 「こんな森の奥まで何をしに来た？迷い込んだなど言うまいな？」 （女の声…！？コイツが偽ロビン…！）

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「（落ち着け…こっちには矢避けの大鎧がある。作戦通り会話を長引かせ、ロビンにコイツの居場所を探らせるんだ…）待て、撃たないでくれ。ここに伝説のロビンフッドがいると聞いてやってきたんだ」 「…私はマリアン。ロビンフッドではない」 「だ、だが凄い弓術と格好からロビンフッドの再来と…」

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「違う。この森にはかつてロビンフッドがいたという。私は彼を探している」 （それは…私が以前戦ったロビンの事だな。まあ私が仲間にしたからもうここにはいないのだが） 「あんた、ロビンフッドを知らないかい？」 「さて、知らないな…？あんた、ロビンとどんな関係なんだ…？」

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「アタシは…ロビンを殺す」 「！？」 「…いや違う。ここにいた偽のロビンを私の手で亡き者にする」 「ロビンの偽者…？」 「早く立ち去れ。こんな森の奥に入ってくるものではない。二度とここに来るな」 （私の知るロビン・シャーウッドが偽者…？コイツ、何を言ってる…！？偽者はお前だろ！）

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（何だか知らないが、そろそろロビンがお前の居場所を割り出す頃だ…！ではな！偽ロビン…マリアン！） ヒュッ 「！？ ぐああっ！？」 （木から落ちてきた！ジャストショットが決まった！） 「ぐうっ…！女、アタシを謀ったな…！？」 （死んでない！？あの長距離狙撃を避けたのか！？）

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「ナメた真似を！そこかぁ！」 「ロビン逃げろ！今のは外れた！マリアンはまだ生きている！」 「ロビン…！？まあいい、場所が分からなければ炙り出してやる！どこにいようが何をしようが全てアタシの手の中だ！降り注げ！」 【スキルージャッジメントレイン】 「これってロビンの技…！？」

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「数撃ちゃ当たるってわけか！黄金の道は私の為に！ロビン今行くぞ！」 【スキルークリスタルブーツ】 「アシェン！一体何が…？」 「矢が降ってくる！伏せろ！」 【サポートカードー矢避けの大鎧】 「うわあああああああ！」 「くっ！（これだけの矢を一度に…！？）」

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「はあ…！防ぎきったぞ。流石は飛来矢」 「見つけたよ。さっきの黒い女！そしてロビン…！この偽者野郎！」 「偽者ですって…？それは貴様だろう！私の姿と名前を騙って何をする気だ！？」 「黙れ！あの人の名を騙っているのはアンタじゃないか！」 （どうなってる？互いを偽者呼ばわり…？）

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「…ふっ、それにしても大した事ないねえ。アンタの矢、簡単に見切れたよ。所詮は偽者って事か」 「何だと…？」 「ロビン、安い挑発だ」 「ふん、貴女こそ何ですか先程の矢の雨は。下手な弓矢も数撃ちゃ当たるというわけですか。美しくない」 「お、お前！」 「ロビン！落ち着くんだ！」

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「アシェン、ありがとうございました。貴女はお帰りください。ここからは私だけで充分です」 「駄目だ…！駄目だロビン！逃げよう！マリアンは只者じゃない！さっきの矢の雨もだが、奴はお前の矢を避けた！偶然じゃない！寸前で見切ったんだ！つまり、お前の長射程と同じだけの射程を奴は…！」

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「アシェン、ありがとう。でも私は絶対に許せない。英雄ロビンフッドの姿と名を騙った奴なんかに背を見せるわけにはいかない」 （違うロビン！お前の怒りと気迫は十分に分かる！偽者を許さないという気持ち！だが…何故かは分からないが、マリアンもお前と同じ怒りと気迫を纏っているんだ！）

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「さあ、行ってください。今回は貴女も守り切れないかもしれない」 （引き止めないと…でもこうなったロビンは言う事を聞いてくれない…！） 「アシェン」 「…わ、分かった。死ぬなよ」 「あの子を逃がしてくれた事には礼を言います」 「別に。あの人は無益な殺生はしない。それだけ」

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「ですがロビンフッドを騙った事だけは絶対に許しません」 「それはこっちの台詞だよ。アンタみたいなのにロビンフッドを騙られちゃ、あの人は安心できない」 「貴様如きが…！」 「アンタ如きが…！」 「私（ロビンフッド）を騙るな！」 「あの人（ロビンフッド）を騙るな！」

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「はあっ！」 「どこ狙ってるのさ！そこっ！」 （お互いに牽制…。しかしアシェンも言っていましたがあの弓の腕とセンス、まさか本当に…！） 「仕留める！」 【スキルージャストショット】 「当たるかそんなもの！さっきよりもっと狙いが杜撰だよ？」 「くっ！…私は何を動揺している」

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「冗談じゃない…！この私が…あのような偽者に遅れを取るなど！あってはならない！」 「…んん？撃ってこなくなったな？奴め、一体何を…？おおっ！？」 「先手必勝だ！隠れた木ごとブチ抜いてやる！」 【スキルーダブルショット】 「なっ！？ちょっと待っ！！！」 「我が弓よ、輝け！」

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バキイイイッ！！ 「…いない！？」 「いやあ、やるねえアンタ。矢で木をブチ抜くなんて、とんだ剛弓もあったもんだ。でも…撃ち合いに痺れを切らして踏み込んできた時点で弓兵失格だよ！」 「上か！？」 「遅い！降り注げ！」 【スキルージャッジメントレイン】 「ぐあああああ！」