エレン先生が読む国語教科書(小3-6)

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uroak_miku @Uroak_Miku

1)小3から「外国語活動」が必修化されます。教科ではなく活動です。外国語という建前ですが英語ですね。どういう教え方をすべきでしょう。シミュレーションしてみます。

2017-06-17 19:37:10
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2)ご承知のように理科と社会は小3から習います。1と2では生活科という教科で理科と社会をいっしょに学びます。

2017-06-17 19:39:02
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3)つまり小一小二では国語、算数、生活科の三本柱です。体育とかもあるけれど柱はこの三つです。

2017-06-17 19:41:58
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4)小3から英語を教えるとなると、そのサポート的な位置を占めるのはやはり国語。そこで小3の国語教科書を開けてみます。

2017-06-17 19:42:50
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5)国語辞典の使い方を最初に教わる。 pic.twitter.com/YW4il92ym7

2017-06-17 19:43:57
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6)辞書を使いこなすには活用をわかっていないといけない。かかない/かきます/かく/かくもの/かけば/かこう等。 pic.twitter.com/qGD0oiViam

2017-06-17 19:46:01
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7)これが印象的。日本語ではしばしば省略がなされるので話がかみ合わなくなってしまうという解説。 pic.twitter.com/2soqZdt58B

2017-06-17 19:47:47
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8)小3国語の前半戦ラストは、いろいろな単語の紹介。名詞とか形容詞とかの文法用語は使われない。「どんな人物かを表す言葉」「どんな物や事がらかを表す言葉」「気持ちを表す言葉」。名詞と形容詞と動詞が入り混じっているのが印象的です。 pic.twitter.com/5f5CCApa0d

2017-06-17 19:51:25
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9)小3の後半を見てみましょう。

2017-06-17 19:52:47
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10)主語ー述語モデルが改めて登場(小二でも一回でてきます)。これはおかしい。日本語は述語が王様なのだから。主語ー述語のバッテリーで考えるとおかしくなる。 pic.twitter.com/It1lZU1Tgq

2017-06-17 20:12:07
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11)品詞の話が出てきます。「品詞」という文法用語は使っていないけれど品詞論です。 pic.twitter.com/cwBSKE0O8E

2017-06-17 20:14:12
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12)「動きを表す言葉」「様子を表す言葉」「物や事を表す言葉」と呼んでいますが要するに「動詞」「形容詞」「名詞」です。「形容動詞」は出てこない。そう工夫されています。 pic.twitter.com/z9rzUw8BTA

2017-06-17 20:16:39
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13)小3国語はここまで。

2017-06-17 20:17:27
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14)これら国文法の話と連動するようにして英文法のイロハを教えていく。

2017-06-17 20:18:50
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15)国文法から離れて日本語文法に移行させるというべきか。そのためには主語ー述語モデルを国語教科書から排除する必要がありますが。 pic.twitter.com/ovrqUx4QxX

2017-06-17 20:20:49
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16)同じ「とる」でも「でまえとる」「しゃしんとる」等いろいろというお話。英語でも take や get などがいろんな使われ方をする。うまく絡ませて英語のイロハを語れないか。 pic.twitter.com/yAxegTavvT

2017-06-17 20:24:09
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17)「たのもしい」の横に「しんちょうな」があります。「~い」ではなく「~な」で終わっている「ナ形容詞」です。国文法では形容動詞と呼んでいますが。 pic.twitter.com/o8DPQrZBpg

2017-06-17 20:28:38
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18)「しっかりした」が出てきます。これは「しっかり(名詞)+する(動詞)」のうち「する」が「し(動詞未然形)+た(助動詞)」になったもの、と国文法では考えます。

2017-06-17 20:30:48
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19)日本語文法では違う風に考える。「た形」といって、例えば「走る」のた形は「走った」だし「伸びる」なら「伸びた」がた形。そしてた形化した動詞はイ形容詞(うつくしい等)やナ形容詞(きれいな等)のお仲間になる。

2017-06-17 20:33:09
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20)この教科書ではそこまでは踏み込まない。中学でもそこまではやらないのではないか。しかし日本語文法の視点を学ばせるのであれば、日本語では動詞が形容詞(や副詞)に変身できることをわからせておきたい。小四の段階でなくてもいいのだけど。

2017-06-17 20:36:42
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21)ここまでが小四の前半。

2017-06-17 20:37:11
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22)後半戦。接続詞が語られる。 pic.twitter.com/CDn652bS7I

2017-06-17 20:39:06
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23) ・徒競走のとき、必死で走った。だから、二位だった。 ・徒競走のとき、必死で走った。しかし、二位だった。 同じ文なのに「だから」も「しかし」も使えてしまう。英語ではありえない。これは「接続詞」とは呼べないのです本当は。 pic.twitter.com/cDbg2UV8vC

2017-06-17 20:41:32
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24)この教科書では「つなぎ言葉」と呼んでいますが、接続詞のことです。

2017-06-17 20:42:11
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25)先の主語ー述語モデルもそうでしたが、英文法の思考枠で日本語を分析してしまっている。いやこういってもいい。英文法という背広を無理やり日本のことばに着せたのが「国語」なのだと。

2017-06-17 20:43:31
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