アレフガルド・タクティクス・オンライン ver7.44 ローラの門上陸作戦!そして露呈する大王軍の弱点。

大王ウリワカンは一代で東大陸を切り取った英雄ですが、そんな人物でさえ、住民の生活や教育の水準といった枠組みを劇的に変化させることはできませんでした。一人の人間ができることには限界があるのです。 人名録のリンクです。このお話の簡単な説明と登場人物紹介が載ってます。 http://togetter.com/li/987129 あとこちらはプレイヤーキャラの人名録↓ 続きを読む
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A.T.O運営 @scribblingtails

アレフガルド・タクティクス・オンライン ver7.44 用語説明 NPC:ノンプレイヤーキャラクター PC:プレイヤーキャラクター PT:パーティー ストラ:イックス隊の魔法使い。古参メンバーで戦闘面でとても頼りになるが、属性「方向音痴」持ち。気をつけないとすぐ迷子だぞ。

2017-06-21 22:09:05
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これまでのお話 祈りの塔に来たのはスーの闘士パチャマワンガだった。ロンダルキア高地を縦断してきたんだって。そしてイックスはラダトームへ戻り増援を受けたが、部隊がほぼPCで、しかもろくに状況説明受けてない烏合の衆だった。ヤバいぜ説明しなきゃと焦るうちにダロス「上陸準備はじめっぞー」

2017-06-21 22:11:16
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ローラの門近海「えー提督のダロスです。これから上陸開始するんで、空いてる小舟に乗ってください」小舟が下ろされ分乗するぞ。主人公イックス「俺たち乗りきれないんだけど」小舟は定員12人なので「じゃあ別の舟に乗ってください」100人以上は乗ってるのに小舟5隻だし混雑するしで大変。

2017-06-21 22:13:09
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イックス「PT編成するから!まず上陸第一陣は12人で、イメルダ隊とリカント隊と、ムジカ、コナン、タクティ、ストラでコナンは弓装備でムジカ指揮下に入って」タクティ「あれ?ストラいないよ」迷子!仲間NPCに属性・方向音痴があると発生する、うれしくないイベントだ!「あ、別の舟乗ってる」

2017-06-21 22:15:04
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「おーい!ストラこっち!」そのまま出発してしまい「ヤバい急いで追って!優先行動は命大事にで」第一陣11人急いで漕ぎ出した!「次の舟を待つぜ」ここで小舟の残りの枠に乗っちゃう人もいるかと思うが、そうすると上陸後即戦闘開始した場合に、第二陣に指示を出す余裕がなくなる。覚えておこう。

2017-06-21 22:17:30
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そして第一陣の舟が上陸するとやっぱり【戦闘開始】の画面が「え?なんでコンバット?」「聞いてないんだけど!」うろたえる人続出!そこへ森から出てきた首狩り族が襲撃で混乱!魔法使いストラも「あれ?みんなどこ?」浜辺をウロウロしてるが「こっちこっち」第一陣に座標指定して上手く捕まえよう!

2017-06-21 22:19:06
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第一陣ムジカ「ストラは捕まえたけど、どうしよう?」キャラによっては混乱するが、コナン「優先行動は命大事に、だ。遮蔽物を探し、たてこもろう」命令をきちんと出してればNPC同士で細かい行動を決めてくれるぞ。開発で一番金と時間割いてる部分だから。イメルダ「遮蔽物なら、トンネル入口だね」

2017-06-21 22:21:02
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イックス隊一陣、トンネル入口建造物攻撃を決定。そして他の部隊の一部も「やはりコンバットか」「トンネル入口に突入。壁を盾に戦うぞ」冷静な判断をするPCもいてトンネルに3部隊くらいが突入「あれ?敵ほとんどいないぞ」「このまま占領しろ」「トンネル内部の敵に気をつけろ」なぜか簡単に占領。

2017-06-21 22:23:04
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「なんでこんなに手薄なんだ?」「罠か?」みんな不思議がってるところに第二陣上陸開始。第一陣の様子を見てたので最初から戦闘態勢。浜辺の散発的な首狩り族を蹴散らしつつ前進「あれ?もうローラの門確保?変だぜ」イックスも不思議がるが、これには敵側の事情が!それでは敵陣営タイムスタート!

2017-06-21 22:25:18
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ラダトーム傭兵隊上陸開始で大王軍の首狩り族A「なんダあれ?」B「敵ダ」C「急いで大王に報セロ!」慌ててるが、大王軍はローラの門制圧後、専任の守備隊を置いていなかったのだ。D「斧ダ!はやく戦うンダ!」だから近所をウロウロしてるのが散発的に反撃してる状況だった。ところで本隊はどこに?

2017-06-21 22:27:07
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本隊はというと、ローラの門南東の森林に展開していた。大王ウリワカンの読みはこうだった「敵の伝令は東へ逃がした。南の国(ムーンブルク)は弱兵であり、対岸の森林にいくつかの部族を移住させ、交通を絶つ手当をした。ならば逆襲は東から。森に伏兵を置き待ち伏せする」ところが敵は西から来た。

2017-06-21 22:29:15
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目論見が外れ手薄な箇所を奇襲されてしまった!ウリワカン、大陸外の国際情勢に疎かったのだ。侵入者のバックにラダトーム王国がついているとは知らなかったし、王女の愛という超強力な情報伝達アイテムの存在も知らない。というわけで敵は東からと思いこんでたの。そして本陣に奇襲の連絡が入ると、

2017-06-21 22:31:21
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「なに?船じゃと!?」一瞬驚くが「さてどうしたものか・・・」すぐに落ち着き「兵の数は?」伝令「タクサン!」「・・・皆の者、集まれ。いつものをやるぞ」首狩り族を集めると伝令に「見たとおりに人を並べよ」「わかッタ!」伝令が集まった人を並べていくと「ふむ、ひいふうみい・・・四十ほどか」

2017-06-21 22:33:05
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「これが一部だとすると・・・総勢は百を越える多勢やも」大王、いつもので敵の規模を推測!わりと正確に当て「先に西の敵を倒す。今すぐにじゃ」素早い決断だが、賢明なる読者はこのプロセスに大王軍の弱点が凝縮されていると気づくだろう。すなわち教育水準の低さとそれに伴う将校級人材の不足。

2017-06-21 22:35:03
A.T.O運営 @scribblingtails

大王ウリワカンの軍は、どこまでも彼個人の資質に拠った軍であり、彼の個人事業の延長線上から外れない。だから大王が死ぬとすぐに瓦解するモロさがあるのだ!大王ウリワカンはどこまでも孤独であり、最強の戦士であると同時に将軍であり、参謀でもあった「新手が来る前に潰す。急げ!」大王軍、西へ。

2017-06-21 22:38:09
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「アレフガルド・タクティクス・オンライン」つづく

2017-06-21 22:40:04
A.T.O運営 @scribblingtails

タグ #dqxtails 大王ウリワカンが伝令ダッチを逃がしたのは、武人として感じるものがあったからなのと、東の敵を釣りだそうという冷静な判断とが混ざった結果でした。この辺の、ロマンチシズムと現実的状況判断が混在してるのが、中世の武士というイメージがあります。自分の中で。

2017-06-21 22:47:43