黒瀬陽平「アートの現場を見る3」【ゲンロン カオスラウンジ 新芸術校 第3期 ツアー#3】#新芸術校

黒瀬陽平 @kaichoo

今日は新芸術校の展覧会ツアー3回目。国立西洋美術館の常設展示を解説しますー

ゲンロンカフェ @genroncafe

第三回目のツアー、本日は国立西洋美術館です。アジアでは珍しく早い時期に「西洋」美術をコレクションした美術館であること。しかも最初は、川崎造船所の社長であった松方幸次郎のコレクションとして始まったことなど、こ西洋美術館の特徴から解説が始まりました。#新芸術校 pic.twitter.com/jleF4jkez8

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14〜15世紀イタリアの祭壇画を前に、初期の宗教絵画のモチーフについて。初期の絵画はあくまで宗教画だったため、当たり前ながら風景の描写に関心がなかったことなど。 #新芸術校 pic.twitter.com/egou8yhuPQ

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工房製で、且つ注文絵画であることが（つまりクライアントがいた）ポートレート画、肖像画のなかにもアーティストのやりたいことを潜ませて描いていることがある。単に通史的な歴史の概説だけでなく、そこをどう読み解いて行くのか、についても解説が。#新芸術校 pic.twitter.com/wAWS92Wvj2

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時代が下って17世紀のフランドル絵画の静物画。この時代に静物画が如何にして発展したか。まるで騙し絵のようなリアリティが成立したのは宗教画と違い、商人が自分たちの扱う商品などを描かせたから？！ #新芸術校 pic.twitter.com/ytKgpKei9e

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風景画が成立すると直ぐにただ単なる風景画ではなく雷の落ちているような崇高な自然描写や、荒々しい山岳など、ピクチャレスクな絵画に需要が生まれる。当然売り絵画家たちもそのような絵画を量産するように。これらはまた別な意味では、宗教的なモチーフの代替物とも言える。 #新芸術校 pic.twitter.com/uz6Ium4GI8

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あるいは崇高さではなく風景画でありながら、ノスタルジーが入る例も。当時にとっての古き良き時代が描かれている。 #新芸術校 pic.twitter.com/T6tfemJO8E

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中村紗千 @nmsc17

西洋美術館の新芸術校ツアーを抜けて西荻にむかうよ

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肖像画も、小道具に頼らずその人そのものを描けば良い、となって来るのが近代。だいたいが、近代に入ると工房で製作することが難しい絵画が増えて来る。それは同時に作家性という、作家という神話の成立とも並走している。また、パーツに分割出来ない絵を描く作家が出て来るというのもある。#新芸術校

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モネの睡蓮。日本人が好きな作品。しかしモネが描いているのは睡蓮ではなく！？ #新芸術校 pic.twitter.com/9g2Nvzrgtk

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シャバンヌ、ギュスターヴ・モロー、そしてゴーギャン。19世紀後半を経て時代は20世紀へ。 #新芸術校 pic.twitter.com/fnE5gBEma6

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キュビズム。ピカソとブラックによって創始された20世紀初頭の最も革新的な芸術運動。 #新芸術校 pic.twitter.com/Fm7WW0I260

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ジョアン・ミロ、ジャン・デュビュッフェ、ピカソ、サム・フランシス、ジャクソン・ポロック。現代美術は作品点数も少ないので駆け足で。ツアー1グループ目、終了します。 #新芸術校 pic.twitter.com/Dx7EU72Kmk

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ツアー2グループ目、スタートしました！ #新芸術校 pic.twitter.com/XFFgHDKQbz

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近代。クールベは初めて、単に切り取られたイメージを描いた最初の画家と言われている。今の意味でのリアリズムとは少し違うが、それまでの意味に溢れた絵画から絵画を切り離して目が見たものだけを描いた（何の意味もない）のが、クールベの最大の功績の一つであるとのこと。 #新芸術校 pic.twitter.com/Qa3gbYBf1a

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セザンヌとモダニズム絵画の違いは、過去の絵画を成り立たせていた原理とは別の原理を打ち立てようとしたこと。そして、かなりそのことに成功していた！？ #新芸術校 pic.twitter.com/eu4XQq6UkW

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物質的には描けないはずの水面を描く、それはもはや水面という対象ではなく絵画を描いていると言えるのではないか？ モ睡蓮を描いていた頃にはモネは白内障で目がほとんど見えなかった。モネの睡蓮は絵画についての絵画であり、ほとんどコンセプチャルアートと言えるのではないか。黒瀬 #新芸術校 pic.twitter.com/qcpTFUQ9TN

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ジョアン・ミロ、ジャン・デュビュッフェ、ピカソ、サム・フランシス、ジャクソン・ポロック。国立西洋美術館には現代美術作品が守備範囲外で少ないのですが、必ずしもこのように抽象絵画化していくことが必然だったワケではないということは覚えておいて欲しい。 #新芸術校 pic.twitter.com/w4pIkJqpGa

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黒瀬陽平 @kaichoo

西洋美術館ツアー終了。毎年やってるからマンネリかなーと思いきや、やっぱ良いもんです。今年は100分×2セットだから、体力的にも余裕がある。そういえば、ドガのけっこう良い油彩が新しく入ってた！

小林 真行 @shinkfotografie

モネよりオレ感 twitter.com/genroncafe/sta…

Емимару @kokoka2018E

新芸術校の授業で国立西洋美術館・常設展へ。だいぶ前来た時のほうが面白かった、のは気のせいだろう。黒瀬先生のモネ解説が一番印象に残った。それを聞いて…見えない目で絵画するからこそ、目が見える鑑賞者に伝わる世界があるんだな、という風に思った。ふわふわとした読後感のような…

Емимару @kokoka2018E

ただ、中学生のときにモネの『散歩、日傘をさす女』を見て以後ずっと好きで、現物を見たくてたまらなかった。自分でマネしたりもした。モネ、きっとずっと好きなんだな。まだ、見てない。いつか見たい。