蘆名盛隆の鼓数奇について

la_cometa_rossa @nagao_uesugi

〔奥羽編年史料抄〕に載録されている（天正4年ヵ）9月13日付「米沢江」宛止々斎（蘆名盛氏）書状によると、蘆名盛氏は伊達輝宗に対し、この春から秋の間、太鼓稽古の時間が全く取れなかった養嗣子の盛隆のために、太鼓の名手と思われる加納弥兵衛の帰宅を来春まで猶予してくれるように頼んでいる。

la_cometa_rossa @nagao_uesugi

同じく天正6年正月9日付新発田尾張守宛止々斎書状によると、蘆名盛氏は新発田長敦（越後奥郡国衆）に対し、謙信が能・賀両国を平定したことへの祝意や自身の陸奥国石川口における戦果を伝えるとともに、太鼓数寄の盛隆が鼓皮を使い切ってしまったので、相応の一枚を送ってくれるように頼んでいる。

三浦介 @miurano_suke

この話「太鼓」とある(伊達家文書299)けど、所謂「能」の「鼓」のことなのかな。 twitter.com/nagao_uesugi/s…

三浦介 @miurano_suke

この時の書状には「盛隆鼓数奇と申候」(浜崎文書)とあるし。 twitter.com/nagao_uesugi/s…

三浦介 @miurano_suke

あんまり乗り気でなかった体育会系蘆名盛隆が、新し物好きで数奇者の止々斎に無理やり鼓を仕込まれている内にハマってしまったという経過が思い浮かんだ。

帆船ハッカ @kotosakikotoko

蠣崎盛広さん何気に観世流の人に太鼓教えてもらったりする。

三浦介 @miurano_suke

おお！ ということは、やはり「太鼓」は能楽の「鼓」のことだったのかな。 twitter.com/kotosakikotoko…

帆船ハッカ @kotosakikotoko

@aizuyakata 少なくとも盛広の太鼓に関する記述がある『新羅之記録』では能の太鼓の事かと思われます。