都議会選挙の結果が、これからの地方選挙を変えるかもしれない。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

今回の都議会選挙、 「自民党が負けた！」 ではなく、地方議会に対する攻略法が変わったことに注目すべきだと思う。 今回は自民党だけでなく、野党も含めた国政政党が各選挙区の第一枠をほぼ逃している。 どの党も都民ファーストに勝てなかった。 地域政党、という銘柄に勝つことができなかった。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

確かに都民ファースト候補には、他の政党から抜けてきた輩や、派遣党員みたいな輩もいる。 しかしながら、こうした候補が元の政党で出ても同様の結果にはならなかっただろう。 都民ファースト、地域政党という建前なしでは、地方選挙で勝ち筋を示せない。 それが現れた選挙だったのでは。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

国政選挙で動ける政党に与することは、支援体制や票田の確保を行う上で重要な要素。 一方、国政政党の構成員となってしまうと、その行動や主張には多少なりとも党の意向を含ませなければならなくなる。 国政に対するスタンスが必ずしも地域の事情に合致するとは限らない。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

しかし、ズレた方針でも、国政との食い違いがあっては党の運営に支障をきたす。 選挙対策で与した陣営が、実務運営においては邪魔をする。 こうしたジレンマから解消を図ろうと、地域に根差した政党を作る流れはあった。 しかしながら、大抵は国政政党に票を取られてしまい、議会での影響力はない。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

維新の会だって、地域政党としての体を為していたのは最初だけだ。 より強い発言力のために国政政党となり、原型を留めていない。 愛知や名古屋のアレも、地域の発展というよりは最初から市長や県知事の施策のためにあるようなもの。 今回の都民ファーストとは掲げる路線が違う。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

都民ファーストは、上辺だけだとしても「都のため」を徹底して主張した。 国政優先の自民や、そもそも政治のせの字もない野党からこぼれた票を吸い取った。 これは国政政党に対する『攻略法』の露呈であり、政治の転機となりうる現象だ。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

今までの選挙は、どこまでいっても「国政選挙の前哨戦」扱いだった。 地域住民にとって、選挙の結果による変化はないに等しい。 実際、地方議会でどんな議論をして何を議決しているかを注視する住民は少ない。 なぜなら、選挙で争う理由が「国政でブイブイ言わせるため」以外にないからだ。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

国政政党が他の党を殴ったり殴られたりする流れを決めるだけのために票を投じる。 そりゃあ馬鹿らしくなって当然だろう。 今回の都議会選挙は、こうした惰性感や失望感を、都民ファーストの、小池さんの弁が切り崩した。 都民に直に関わる世界の動向が選挙で決まる。 小池に対するイエスかノーか。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

そして、他の党が「国政の延長線上にある都政」としての弁舌を振るったり、単に安倍いじめして悦に入ったりしている中、都民ファーストだけは 「我々に票を投じるか否かで都政の行く末は決まる」 というスタンスにあった。 こうした流れの中での勝利は、小池さんの勝ち負けという事象に留まらない。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

国政でお情けを得るための票取りではなく、直に地方行政の行く末を問う。 自分達が議会政治をやり、その地域の次の十年、二十年を決める。 そういうスタンスで、地域住民に危機感を持たせて選挙をする流れが来るかもしれない。 まあ、これは都民ファーストだけの話としてしまえばそこで潰えるが。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

地域のために地域の選挙をするという形を構築し、地方行政を直に左右する地域政党が競い合う。 そうした政治の流れが訪れれば、私達にとっての政治は、関わりの薄いものとは言えなくなる。 遥かに増した票の重さをもって、己の意思を示す。 今回の結果は、そうした時代の到来に繋がるかもしれない。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

みんな、今後は（今後も）ちゃんと選挙に行こう。 国会中継の醜聞というレベルでは済まされないものを、個々が背負うことになるかもしれないのだから。