京都三条ラジオカフェ「福島原子力発電所の真相と危険性について」2011年3月14日 小野昌弘 @masahirono 氏のつだり

京都三条ラジオカフェ「福島原子力発電所の真相と危険性について」2011年3月14日 小野昌弘 @masahirono 氏のつだりをまとめました。 出演:小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)、細川弘明(京都精華大学人文学部)
3
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

京都三条ラジオカフェの「現在の福島原子力発電所の真相と危険性について」京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生と京都精華大学人文学部 細川弘明先生へのインタビュー http://goo.gl/sRATc 短いインタビューですが、幾つか重要な点があり、要点だけツイートします。

2011-03-14 21:14:16
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

小出氏1)正確に判断できる情報を十分もっているわけではないが、本当に破局的事態になるかならないかの瀬戸際。原子力発電はウランを燃やしているが、燃やすウランの量が膨大。通常の百万kwの原子炉が一日動くと広島原発4発分、1年で1千発分のウランを使う。

2011-03-14 21:19:38
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

小出氏2)つまり原子力発電とは一年動くと広島原爆1千発分の死の灰をとじこめつつ動く。ところが原子炉は、常に水を送り続けないと溶けてしまう。が、(1−3号機には)いま送れない状態。他の原子炉にも水が送れなくなる可能性がある。水を送るのを頼っていた地域の電源が地震で停電し、復旧しない

2011-03-14 21:25:27
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

小出氏3)本来ディーゼル発電機があるが、それが一つも動かなかった。現在は、消防車の消防用のポンプで原子炉の中に水を送ろうとしている。私は、消防車で何とかなる程度の水を送れると思っていた。しかし、政府・東電の話を聞くと、原子炉の燃料棒がどんどんでてくる。なぜこうなったかは分からない

2011-03-14 21:27:33
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

小出氏4)(インタビュワー:実際危険な地域におられる方に、できるだけ危険を回避してもらうために、どうしたらいいか?)一番いいのは、逃げること。といっても、交通網が大変な状況。お年寄り、子供など逃げるのに困難がある。逃げる事自体に危険が伴う。だから単に逃げろとはあまり言いたくない。

2011-03-14 21:28:37
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

小出氏5)政府や電力会社が状況をみて、風下に入ってしまいそうな住民を優先的に逃がすべき。いま半径10、20kmという話のみで、もちろん距離は長いほどよいが、もっと大事なのは、風下なのかどうかということ。

2011-03-14 21:29:43
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

小出氏6)(インタビュワー:避難についてすぐに手を打つべきか?)そう思う。格納容器という最後の砦がある。今は未だ壊れていないように見える。壊れてしまえばおしまい。壊れましたといわれてから逃げるのでは手遅れ。

2011-03-14 21:31:00
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

次に、京都精華大学 人文学部 細川弘明先生のインタビューが続きます。

2011-03-14 21:31:42
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏1)(ここを報道すべきという点について:)たくさんありますが、ひとつは、現地の住民の避難の指示がでているが(問題がある。)、最悪の事態を想定して必要な避難をして、最悪にいたらなかったら、良かったな、といって帰るという予定でやらなければならない。

2011-03-14 21:33:30
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏2)現在の状況ならば20km離れれば十分。しかし事態は進行中。福島第1原発のほうは、3つ(の炉)とも冷却剤喪失。今後事故は進行する。放射能はもっとたくさんでてくることは避けられない。放射能をださないと、格納容器自体が圧力の設計をこえ爆発するので、圧力を抜かないと仕方が無い。

2011-03-14 21:35:30
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏3)つまり、(これからさらに)外部の放射能を増やすことになる。幸い、風が海側にむいている。これはラッキー。しかし、今後、1、2週間と(長期的に)みていかなければならない。悪い事に、今週後半に寒波が予想されている。

2011-03-14 21:37:15
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏4)これから雪がふってくる。上空にあがった放射性物質が、比較的遠い場所でも放射性物質が固まって落ちて、(局地的に)被爆線量が高くなる。つまり、不規則な形でホットスポットがまだらに発生する(という現象。)雨、雪がふるとこういう事態になる。

2011-03-14 21:38:52
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏5)(いま外に出ないのが出来る事なのか?)生活をしている中で家の中に居続けるのは難しい。しかも、避難が1-2週間より長い期間になる。その場合、もっと遠くで、基本的な日常生活が送れる場所に早めに移動するほうが良いと思う。社会をあげて、どこが受け入れ、どうやって運ぶか議論必要

2011-03-14 21:40:02
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏6)テレビなどでは、無用な不安を煽らないためということで意図的にそういう話になっているようが、幾つか誤解を招く話があり気になる。 今の放射線の強さは、ただちに気分がわるくなるとか、どうなる問題ではない。しかし神経質になる問題ではないかというとそうではない。

2011-03-14 21:42:57
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏7)1)今後長期間汚染が続く事態が考えられる。そうなると1日ではよくても、3ヶ月浴び続ければ安全とはいえなくなる可能性2)すぐに健康被害が出なくても将来的に低い確率だが確実に一部の方には健康被害がでることがある。安易に大丈夫というのはよくないと思う。出来るだけ避けるのが原則

2011-03-14 21:45:29
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏8)今すぐということではないのでパニックになる必要はない。しかし、よくレントゲンと同じと表現されているが、大変な間違い。というのは、レントゲンは診断・治療のために利用する。これはリスクはあっても治療しないよりは治療したほうがいい、利益が上回っているからリスクをとる。

2011-03-14 21:54:57
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏9)しかし今回の事故で突然被爆される方は何のメリットもないのにリスクだけ負う。これを過小評価したり大丈夫と説明するのは間違っている。線量からは冷静に落ち着いて対処できる。でも、なるべくあびないほうがよく、避難、屋内など適切な対処でなるべくさけられる。これを正確に説明すべき。

2011-03-14 21:56:38
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏10)東海第2原発も冷却状況厳しい。ややをもすると、事態が進行する可能性もある。そういったことを、(もし)隠しておいてあとで大変な事態になってから分かった、となるとかえってよくない。政府や原子力保安院など事態を把握しているところがちゃんと(情報を)出してほしい。

2011-03-14 21:57:52
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏11)youtubeで見られる原子力資料室の会見内容が大変よい。今後どういう事を考えなければならないかがわかるはず。1日目の記者会見と、2日目の外国人記者クラブでの会見がとても良いと思う。

2011-03-14 21:59:26
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

細川氏12)事故がここまで進行してしまうと外部からは出来る事はあまり無い。現場の方は必死でやっているから見守るしかない。現場の作業員の放射線被爆が蓄積して、現場で作業できる人がいなくなる可能性も考えなければならない。あきらめるか、限度を超えて作業してもらうか、難しい局面もありえる

2011-03-14 22:01:09
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

以上京都3条ラジオカフェより、「現在の福島原子力発電所の真相と危険性について」京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生と京都精華大学人文学部 細川弘明先生へのインタビューの要点でした。是非直接聞いてみて下さい。 http://goo.gl/sRATc

2011-03-14 22:17:11
Masahiro Ono 小野 昌弘 @masahirono

こちらこそ分かりやすく大変重要なお話ありがとうございました。訂正いたします。RT @ngalyak ツイート連投をどうも有難うございました。「被爆」ではなく「被曝」、「Youtube」ではなく「Ustream」です。後者はあたしの言い間違いでした。ごめんなさい。(・_・)ゝ

2011-03-14 22:21:52