創作荘ラインTRPG　『ソーセージ・ケイブ』シナリオ６『悪魔の微笑』セッションその３・その４

ぞろ目の八ことマスケッター（旧1d6） @hm1d6

#創作荘ラインＴＲＰＧ　『ソーセージ・ケイブ』シナリオ６『悪魔の微笑』セッションダイジェストその３・その４ １　クレソンヌを救出した一同は、次に入った部屋でレプリコーンに出会った。彼は一同のことを友人のブラウニーから聞いて知っていた(シナリオ３『湖畔の暴君』参照)。　２へ

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２　レプリコーンは、自分の退屈凌ぎにカードを持ちかける。ゲームはブラックジャック。本物のカードがないと遊びにくいが、１ｄ１０で１はエース、１０は１０と絵札の全てとした。確率がおかしい(本来は約３分の１が１０か絵札になる)のは承知の上なので寛大に過ごして頂けるとありがたい。　３へ

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３　ただゲームをするだけでは味気ないので、レプリコーンは城内の情報を、一同は魔法のかかったアイテムをそれぞれ賭けることになった。いざ蓋を開けると戦士ニコラがツキにツキまくり、少なくとも五回は連勝した。おかげでレプリコーン、つまりゲームマスターは、相当細かい話まで打ち明けねば　４へ

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４　魔女リリィはなかなかツキに恵まれなかったが、ニコラがそれを全て覆す形になった。さて、新たな情報は、主として城内で会ったダークエルフにかかわるものだった。彼女は一同に嘘をつき、全滅したゾロアの生き残りから血を絞り取って実験材料としていた。また、城内の自動販売機(！)から　５へ

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５　購入した魔法のアイテムの説明も受け取った(煩雑なので詳細は割愛)。この後、一同はキノコ人間のいた部屋で得た鍵を使って武器庫に入り、そこにいたミニチュアドラゴンを倒して儀式用の短剣を手に入れる。これは、二階へ続く階段を封鎖するゲートを開けるための品だった。早速二階へ　６へ

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６　上がった一同は、二階で最初に入った部屋でヘルハウンドと出くわす。自動販売機で買ったアイテムを使い、ヘルハウンドを手なずけるものの、効果は１時間しかもたない。一同は協議の結果、一階へ一度降りて、ダークエルフに引き取らせ、かわりに彼女が隠している真相を聞きだすことにした。　７へ

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７　ダークエルフは一同からヘルハウンドを引き取り、ゾロアの件でレプリコーンが喋った内容は事実だとあっさり認めた。彼女は死体を操るための薬品を研究中という。また、自分のいた集落では互いに研究結果の奪い合いをしている状態であること、この城のどこかに外部と繋がるトンネルがあること　８へ

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８　などを告げる。ただし、いつからこの城に住み着いているのかは曖昧な回答しか寄越さなかった。そして、リリィはヘルハウンドの部屋で見つけた牙についても質問した。彼女はまたしてもファンブルを出し、これがカクテルに使うマドラーだと思い込んでいた。ダークエルフは少なくともそんな形の　９へ

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９　マドラーはダークエルフのセンスでは使わないと回答する。クレソンヌもリリィの解釈が正しいと思っており、誰も指摘できないまま不調に終わった。一同はダークエルフの部屋を出て二階に上がり、ヘルハウンドの部屋からさらに先に進んだ。次の部屋では片腕と片足を失い座り込んだままの　１０へ

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１０　ゴーレムを発見する。ゴーレムの側頭部には立方体の小さな穴が開いているが、何を差し込むのかは分からなかった。部屋に残っていたガラクタから、ゴーレムを修理する場所らしいのは判明したが、出来る手立てはなく部屋を後にした。その次の部屋で、天蓋付のベッドに横たわるお姫様と　１１へ

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１１　そのお姫様にかがみこもうとしている吸血鬼を発見した。いずれも等身大の人形だが、吸血鬼の開いた口には牙が抜けていた。ここでリリィも迷妄から覚め、牙をセットした。吸血鬼がお姫様にかがみこむと同時に、ポケットから虎の横顔を描いたレリーフを出して渡した。一同はそれを　１２へ

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１２　回収し、部屋を出た。ついで調べた部屋は鍵がかかっていて開かない。さらに先の部屋に入るとがらんどうの空部屋だった。天井に悪魔ウゴバクの絵が描いてある。絵に生贄の血をかければ悪魔が実体化するのに気づいた一同は、城の中庭にある噴水から血を入手し、吸血鬼の人形の部屋にあった　１３へ

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１３　ベッドをばらばらにして即席の脚立を作った。工具はゴーレムの部屋から調達し、リリィが魔法で直してから使った。ニコラが、完成した脚立を使って天井に近づき、血を天井にかけると、悪魔が実体化した。悪魔は、最初は甘言をこねて一同をだまそうとしたが、その気がないと判断すると　１４へ

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１４　戦闘になった。ウゴバクは相当強く、一同は苦戦したものの、延々と続く消耗戦に嫌気がさした悪魔は休戦を申し出る。実は、悪魔は一階のダークエルフと契約しており、鍵のかかった部屋を警備している。しかし、いつまでも続く警備に退屈しきっており、契約を打ち切りたがっていた。　１５へ

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１５　悪魔はダークエルフが欲しがっているキューブを別の部屋に隠している。そのキューブと引き換えに、契約を破棄するように交渉して欲しいというのが悪魔の申し出だった。契約を破棄してくれれば、鍵を開けようというのである。一同はしばらく相談の末、それに応じた。いざ悪魔の指定した　１６へ

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１６　部屋に入ると、ひとりでにドアがしまり、鍵がかかってしまう。室内にはゴミが散乱し、一人の痩せ衰えたゾロアがへたりこんでいた。彼女に果汁水を幾つか与えると、多少元気を取り戻し、状況を説明してくれた。女王を失い、仲間と共に命からがらこの城へ逃げてきた彼女は、　１７へ

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１６　ダークエルフにだまされてこの部屋に閉じ込められた。部屋のどこかにあるキューブを発見すれば出してもらえるというが、二週間も見つからないままだという。一緒にいた仲間の死体を共食いして生き延びてきたが、それも限界寸前だったとのことである。一同は共闘せざるを得ず、　１７へ

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１７　散々苦労してようやくキューブを見つけた。部屋を出て、ダークエルフと交渉に入りたいところを、一緒に出たゾロアはどうしても生き残った仲間がいるなら合流したいと主張した。一同が、重傷を追ったゾロアの元に案内すると、重傷を負った側はその場で性転換して男のゾロアになり、　１８へ

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１８　ニコラとリリィを立会いにして二階にいたゾロアとセックスした。女王が死んだ以上、誰かが次の女王になる必要があり、重傷を負った方が男になった。男になったゾロアは、セックスが終わるとすぐに死んでしまうからである。こうして、二階にいたゾロアが女王となり、そのまま産卵を　１９へ

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１９　迎えることになった。一同は、ゾロアを残してダークエルフの部屋に行き、キューブと引き換えに悪魔の契約を破棄するよう交渉した。ニコラはより多くの情報を引き出そうとするが、ダークエルフは煙に巻き、結局キューブと契約の破棄の交換だけで手打ちになった。悪魔は約束を守り、　２０へ

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２０　鍵を開けた。そこは図書室で、八百年前に記された書物が壁を埋め尽くす本棚にぎっしり詰まっていた。一同は幾つかの書物から、八百年前のマリ群島で破綻寸前だった人口爆発の解決のために、どれほど軽い犯罪をした者であっても、強制的に小舟に乗せて島から追放すべきだと主張する　２１へ

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２１　意見があるのを知った。ダークエルフから、書物は持ち出ししないよう釘を刺されていたので、一同はそのまま部屋を出た。その後、食糧を保存していた冷凍室にいた氷の精霊を倒して新たな鍵を入手し、それを使って二階の最後の部屋に入った。その部屋は子供の勉強部屋のようになっており、　２２へ

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２２　ポルターガイストにとりつかれていた。一同は床に落ちていた教鞭でラップ現象を鎮め、学習机に浮かんだ問題を解いた。すると、壁画にあったドラゴンの頭のレリーフが床に落ちた。こうして、一同は、先に得た虎のレリーフとドラゴンのレリーフを使って三階への階段を閉ざしていたゲートを　２３へ

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２３　開けて三階に至った。三階で最初に入ったのが、倒した獲物の頭蓋骨をコレクションにしているトロールだったが、ここで時間となった。待たるる次号。