One year after Nice terror attack

Takayuki KAMIYA @Taka09KMY

あれから1年。 大きく変わった1年。 どう変わりましたかって先日取材で聞かれたけど、一言では言えない色んな人の人生や行く先が変わった。 俺は前に進むよ。 Le temps est précieuxね。

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1年前の7月14日、フランス革命記念日。 いつも通り営業してて、毎年のように海岸の花火の音が聞こえ始めて。 普段なら5分くらい花火観に海岸に行くところ、去年はお客さんがまだ2席居たので妻には「花火観にいってくれば？」と勧めたけど一人は嫌だと、スタッフもみんな店に居て

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花火の音がしなくなった頃、悲鳴が近付いてきて 外にいたスタッフが「入れ！！」と叫んだその瞬間外から人がなだれ込んできて 「テロだ」と感じパリのテロ映像と同じようにカウンターの内側や地下に女性子供から誘導して、 ある程度人を入れたらシャッターを全て閉めた。

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うちの店はテロ現場からは1キロくらい離れてるんだけどニースの長い海岸からはすぐ。当時は花火を観るために海岸沿いに何キロも人混みができていた。 銃声を聞いて人の波に押されてパニック状態で店に流れ込んだ人の中に何が起こったのか知ってる人は居なかった。 何かに怯えて震えてた。

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店に流れ込んだ人はニース人、観光客、家族連れ、赤ん坊もいた。 転んで怪我をした人たちに手当てをしつつ、何が起きたのか誰が犯人なのかわからないので全員の顔を覚えた。 俺と奥さんで情報収集、電話回して迎えにきてもらって全員を帰したのは1時くらい。 スタッフは外でタバコw

Takayuki KAMIYA @Taka09KMY

全員を返し終わってやっとテラスの片付け、結構グラスも割れてた。 2時にさあ帰るかって時くらいから日本メディアから電話が鳴りっぱなし。 まあどうせ眠れないし大した情報も持ってないしいっかと承諾。 寝たのは5時くらいかな、すぐ起きたけど。 これが俺の体験全てです。

Takayuki KAMIYA @Taka09KMY

ちなみに暴走トラックをスクーターで追いかけ素手で犯人を殴ったフランクさん、 当時振り落とされ腰を痛めてしまったためエールフランスでの仕事に支障が出て退社、その旨を市に伝え今はニース市の役員になったそうです。

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ニースの名所といえば天使の湾と言われる海岸。 しかもハイシーズンの7月14日。 当然観光客は激減、カンヌやモナコへ行くにも拠点はニース空港なので売り上げ70％落ちたモナコの有名ホテルもあるそうです。 今も半分くらいだと思う。 これはコートダジュール全体の経済的二次災害。

Takayuki KAMIYA @Taka09KMY

とはいえ俺も妻も生きてる。 家族や友人を失った人はすぐそばにいる。 ずっと苦しんでる。 今生きてるこの時間を無駄にはできんのです。 いつ死ぬかわからんのだから今やりたいことやります。 現状が嫌なら自分が動くのみです。

Takayuki KAMIYA @Taka09KMY

僕ら去年の10月にニースで結婚式挙げたんですが、 熊本地震の震源地南阿蘇村の義両親とニースの僕ら、両方をテレビで観てて心配してたフランスの義祖母が生きてまた再会できて、 その2週間後に義祖母が亡くなったんです。 生きて大事な人に会えるって凄い事なんです。

Takayuki KAMIYA @Taka09KMY

去年の14日、亡くなられた84名の方全てに哀悼の意を表します。