福岡発!世界ブランド!地域資源の見つけ方・活かし方

2011年3月18日アクロス福岡(福岡市中央区)で行われた、雇用・能力開発機構セミナー「福岡発!世界ブランド!地域資源の見つけ方・活かし方」(主催:雇用・能力開発機構福岡センター)における(有)佐賀ダンボール商会取締役社長・石川慶蔵氏の講演内容のまとめです。石川氏は焼き物には素人ながら、異業種とのコラボ、そして独学での研究により、有田焼万華鏡・そして有田焼万年筆を開発しました。万年筆は洞爺湖サミットで各国首脳へプレゼントされました。その成功ストーリーと経営哲学についてわかりやすく話してくださいました。
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@teshimarche

アクロス福岡にいます。これから雇用・能力開発機構のセミナー「福岡発!世界ブランド!地域資源の見つけ方・活かし方」の内容をツイートしていきます。講師は佐賀ダンボール商会社長の石川慶蔵氏。氏は陶芸には素人ながら独自で研究のうえ、有田焼万年筆を開発されました。

2011-03-18 13:37:33
吉村慎一 @sinyoshi

福岡発!世界ブランド!「地域資源の見つけ方・活かし方」<伝統工芸×地場産業>なう。手島さんも来ていますよん。〜衆知の集め方、知恵のだし方〜松下幸之助に学ぶ〜佐賀段ボール商会@石川慶蔵さん。・・・有田焼万華鏡・・・洞爺湖サミットで活用・・世界に拡がる・・今日はそのお話。

2011-03-18 14:46:10
吉村慎一 @sinyoshi

<有田焼万華鏡@石川慶蔵さん>「有田ルネッサンスに向かって」2016年有田焼400年。大ピンチの中から生まれた有田の陶器市の発想に学びたい。松下幸之助さん、56歳の時に税の滞納日本一。

2011-03-18 14:47:26
@teshimarche

石川氏。有田陶器市も販売不況という大ピンチの中から生まれた。ピンチの中からリーダーも生まれ、新しい発想も生まれてくる。有田焼万年筆が生まれたわけ—焼き物を知らない、お金がない、有田が大不況。の3つ。若者が後に続いてくれることを期待。

2011-03-18 13:47:27
吉村慎一 @sinyoshi

有田焼万華鏡@石川慶蔵さん②敬天愛人・松下幸之助に学ぶ▶PHP研究所に就職・・志を持つことの大事さ<有田万華鏡の開発 ・コンセプト>①500年後の人々に感動を与えたい。②周知を集め、世界初の感動商品を開発したい。③海外に勝つ商品を開発し販路を拡大したい。

2011-03-18 14:48:33
@teshimarche

石川氏。今日は三つのことをお話ししたい。①有田焼万華鏡・万年筆開発物語。②地域資源の見つけ方。③経営の心。まず有田焼万華鏡が生まれた経緯から。有田焼の売上げは10年前の3分の1に落ち込んだ。

2011-03-18 13:53:29
@teshimarche

石川氏。有田焼の技術を活かして万華鏡。磁器でつくったのは世界ではじめて。英国と有田の伝統コラボ。世界に通じる商品を。そこには「敬天愛人」の思想。松下幸之助が同じことを言っていた。天の理にかなった経営を。PHPに入り、幸之助氏の哲学を徹底的に学んだ。

2011-03-18 13:56:10
@teshimarche

石川氏。ある校長が卒業式に言っていた「有田で仕事をしたいのに、仕事がないから子どもたちが残れない」。有田の危機に二つの願い。なんとかしたい。有田焼400年の技を活かして欲しい。でも自分は焼き物に全くの素人。そんな折、大腸がんに。癒しのために万華鏡。夢と感動が有田焼でできないか。

2011-03-18 13:59:29
@teshimarche

石川氏。松下幸之助に将来の「夢」を持つことの大切さを学ぶ。しかし専門家は有田焼万華鏡の可能性をすべて否定。技術的にも、マーケティング的にも。「不況こそ発展のチャンス」「多くの人たちの知恵を集めると、不可能は可能になる」。焼き物を知らない人たちが面白いと思ってくれた。

2011-03-18 14:02:25
@teshimarche

石川氏。技術的には困難多いながらも、少しずつ進展。あとは売り方。商品に愛情を込めれば込めるほど、違った売り方ができる。欧米で試作品を展示。世界で評価される商品になると自信。もっとできないか。もっと知恵を出せないか。そこで発想したのが「有田焼万年筆」。

2011-03-18 14:05:42
@teshimarche

石川氏。これからの伝統工芸は高付加価値品を指向すべき。焼き物にこだわると先がない。そこで有田焼万年筆。有田焼×万年筆のコラボ。つくるにあたっても異業種とのコラボが必要。万年筆に一番思い入れのある会社「丸善」と組む。また有田焼名門の窯元が協力してくれた。これも不況のおかげ。

2011-03-18 14:11:34
@teshimarche

石川氏。苦境に陥ったときいつも「松下幸之助だったらどうするだろう」と考える。「ラジオを抱いて寝た」松下氏にならい、焼き物を抱いて寝た。「オンリーワン商品」をという声が焼き物から聞こえてきたような気がした。商品をわが娘と考える。商品をとことん愛する。

2011-03-18 14:15:11
@teshimarche

石川氏。丸善に加え、セーラー万年筆との共同開発も決定。有田焼は確かに落としたら割れる。しかも高いが、大事に使ってもらえれば、300年400年と感動を伝えることができる。マーケティング専門家からは否定。ここで松下氏の教え。「モノを売る前に考え方を売れ」。

2011-03-18 14:43:23
@teshimarche

石川氏。客には有田焼万年筆を買うと、こういった使い方、贈り方(贈る相手への思いの伝え方)ができると提案。あとはマスコミの使い方。ただしこれは商品哲学がしっかりしていないと、伝わらない。洞爺湖サミットでの各国首脳へのプレゼントをきっかけに、中国でも米国でもいろいろなメディアが紹介。

2011-03-18 14:43:39
@teshimarche

石川氏。ここ福岡天神との縁。丸善福岡店の方がつないでくれた。有田焼万年筆はそこから生まれた。異業種とのコラボレーション。高い志と思い切って一歩踏み出すことで、いろいろな可能性が生まれる。次はオルゴール。世界を相手にしていきたい。そのためにも商品に愛情を。

2011-03-18 14:44:46
吉村慎一 @sinyoshi

<有田焼万華鏡@石川慶蔵さん>③伝統産業の高付加価値化〜世界ブランドとしての可能性=万年筆作りへの強いこだわりを持つメーカーを探した相手が丸善▶セーラー。万年筆は欧米では第三の名刺と言われていた。焼き物を知らない強み、既存の常識にとらわれない。不況は発展のチャンスという教え。

2011-03-18 14:49:36
@teshimarche

石川氏。伝統産業は宝の山。夢と志さえあれば。21世紀は感性の時代。どうしたらブランドは生まれるか。徹底的に商品を愛し、寝ても覚めても客が喜ぶことを考える。こうして生まれた商品は、きっと客に満足を与える。確固としたストーリーをもつブランドがこうして生まれる。

2011-03-18 14:45:04
@teshimarche

地域資源の見つけ方、活かし方。異業種とのコラボ。若い人たちに夢を与える。国の補助事業を使えば、海外にもうっていける。夢と志さえあれば、可能性はどこにでもあることを若者たちに知ってもらいたい。有田の宝物は職人であり技術。誰も持っていない技術を最大限に活かす。地域再生は人に在り。

2011-03-18 14:48:19
吉村慎一 @sinyoshi

<有田焼万華鏡@石川慶蔵さん>⑤伊万里図書館通い…年間貸し出し1000冊・・図書館は宝の山・・・開発ものがたり・・・図書館で夢を実現しました大賞…最優秀賞を受賞。

2011-03-18 14:51:40
@teshimarche

石川氏。図書館は宝の山。素人だったからこそ、有田焼をはじめ世界の焼き物の勉強を一からやった。司書さんたちにだいぶ助けてもらった。企画書作成、パソコン使用、プレゼンの仕方。「志と熱意をもった若者が図書館に集まれば、地域がかわる」。行き詰まったら、まずは図書館へ。必ず道は開ける。

2011-03-18 14:51:25
吉村慎一 @sinyoshi

<有田焼万華鏡@石川慶蔵さん>⑥有田焼高付加価値シリーズ;万華鏡、文具、時計、化粧容器・酒器、オルゴール。

2011-03-18 14:53:22
吉村慎一 @sinyoshi

<有田焼万華鏡@石川慶蔵さん>⑦正しい方針を掲げ、全員が力を合わせれば、事業は必ず成功する。人間としての成功者を目指す。成功の実践▶責任は我にあり。熱意を溶かす熱をもて。

2011-03-18 15:00:14
@teshimarche

石川氏。中小企業の可能性はこれから大きくなる。大企業は一握りの人しか、能力を発揮できない中小企業は、ひとりが何倍にも能力を発揮できる。動きが早い。思い立ったらすぐにできる。「うまくいったら社員のおかげ。うまくいかないのはトップに責任あり」。逆にすると会社・業界はだめになる。

2011-03-18 14:55:34
吉村慎一 @sinyoshi

<有田焼万華鏡@石川慶蔵さん>⑧松下幸之助の「人間を考える」◉人間の本質は磨けば光るダイヤモンド◉持てる個性を尊重し、全てをあるがまま認めること◉正しく理に叶う処置、処遇する◉礼の精神、全てのものに感謝を表す◉衆知を生かすことの重要性。

2011-03-18 15:05:54
@teshimarche

石川氏。以上自分の思想のほとんどは松下幸之助に学んだこと。伝統工芸に「経営」という思想を入れようとするならば、まずは松下幸之助に学んでもらいたい。人間愛の経営。基本理念をぶらさないは、伝統工芸にも通ずる。

2011-03-18 14:58:26