ものすごい勢いで突進してきて怪我がないか確かめて、右目に走った傷見てこわごわと指先でなぞりながら「…痛い?」って聞くセイディ
2017-06-05 22:28:02「いや、別に…」 って返すラース君だけど、ピンク化した影響でセイディが触ってる感覚が朧げにしか分からなかったりしたら泣く
2017-06-05 22:32:52年を取らなくなったことに気付いてひっそりと距離を取るラース君をとことん追いかけて欲しいセイディ 「おまっ、ババアになっても追いかけてくんじゃねーよ!」 「誰がババアだって?!適齢期逃したの誰のせいだと思ってるの!」
2017-06-05 22:44:19「あのね、ラース。貴方が何考えてるから知らないけど、今のこれは凄く『寂しい』ことだと思うの。違う?」 「…別に、さみしかねぇし」 「じゃあ何で名前を変えて色んなところを転々としてるの?」
2017-06-05 22:55:22「気分転換だよ、気分転換」 「まあえらく壮大な気分転換ね」 「…んだよ、セイディ、とっととビーチシティに帰れよ」 「そうね、あんたを連れてとっとと帰るわ」 「…俺は帰れねぇって」 「なんで?」 「こんな、子供の時のままなのに帰れるかよ」
2017-06-05 22:58:56「それで?」 「…気味悪いだろ」 「ほっとけばいいでしょ、周りなんて」 「お前、ババアになって図太くなってないか?」 「おだまり!…とにかく帰りましょ、ラース」
2017-06-05 23:01:43「だから俺は、」 「ホントは帰りたいくせに」 「っうるせぇ!放っといてくれ!帰るところがないのに帰れる訳ねぇだろ!」 「あらじゃあ帰るところがあれば帰ってくるのね?」 「…あぁ?」 「はいこれ婚姻届」 「はぁ?!?!」
2017-06-05 23:05:27「これあと役所に出せばいいだけだから」 「おい待て待て何してんだセイディ」 「結婚準備」 「本人に言わないでやるか普通?!」 「だってあんたがアメリカ中ぶらぶらほっつき歩いてんだからこっちでするしかないでしょ」
2017-06-05 23:09:58「いやその前に俺なんかと、」 「ラース、お願い。私のワガママ聞いてくれない?」 「……」 「私さ、あんたにおばあちゃんになって眠るまでずっとそばにいて欲しいと思ってたの」 「俺、お前が婆さんになるのは見たくねえぞ」
2017-06-05 23:13:06「そうよね、私の方はずっと若いラースを見られるのは約得よねえ」 「なんだよ、みんな爺さん婆さんになって俺を置いていくじゃねえか」 「そう、だから『ワガママ』なの。あなたを置いていくと思うけど、それまでは側にいて欲しいの」
2017-06-05 23:16:05「それまではずっとあなたを離さないし、あなたに寂しい思いなんてさせない。だからラース、私と結婚してくれない?」 「……はー……セイディさぁ、なんでそんなに漢前なんだよ……俺、帰りたいなって思っちゃったじゃん……」
2017-06-05 23:19:16「そこは女前って言ってほしかったわ……それで?返事は?」 「……よろしく、お願いします」 っていうセイディ漢前逆プロポーズな
2017-06-05 23:22:20セイディがおばあちゃんになってベッドから起き上がれなくなってもずっとそばにいて世話を焼いてくれるラース 「ようババア、飯は食えるか」 「まあそれなりに」 「そりゃ良かった」
2017-06-05 23:26:19しわくちゃになった手を握って囁くように話すラース 「ようセイディ、外はメチャクチャ晴れてるぞ」 「、そう、気持ちよさそうねぇ」 「今日は洗濯物もよく乾きそうだ」 「ああ、お日様の匂いがたくさんしそう」 「だろうな」
2017-06-05 23:29:30セイディのベッドの周りに管がたくさん伸びてもずっとセイディの手を握ってるラース 「ラース、あなたいつまで握ってるの?」 「何言ってんだ、セイディが言い出しっぺだろ?『最後まで離さない』って。お前が握れそうにないから俺が握ってんだよ」
2017-06-05 23:32:18