原型師・岬 光彰さんのスコープドッグ原型製作日誌

アワートレジャー製品「1/20【スコープドッグ】ヘッド&ボディ&ハンド パーツセット」 の原型を担当した岬さんが、その製作途中をゆる~くツイートしていました。 ご本人等々に確認出来たので、メーカーとして宣伝も兼ねてまとめました。
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リンク twitter.com 岬光彰 (@mitsuakimisaki) | Twitter The latest Tweets from 岬光彰 (@mitsuakimisaki). メカロボ系の原型製作等をしています 。 1

とりあえず情報公開前なので、とうとつに、何を作っているのかも触れずに、ある日突然、パーツ工作ツイートが始まります。

岬光彰 @mitsuakimisaki

縁に沿った曲線のスジボリ。同じアールに切り出した板にプラ板を貼りつけて任意の場所に穴を開けたものを作って、淵に沿わせながらスライドさせてスジボリました。 スライドの動きを安定させるためパーツをマスキングテープで固定しました pic.twitter.com/tYThGUUAn3

2017-04-19 00:20:32
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岬光彰 @mitsuakimisaki

直線の加工をするのでも、テープで固定するとスジボリに集中できてやりやすかったです。 pic.twitter.com/6ryL8ghfn5

2017-04-19 02:00:18
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岬光彰 @mitsuakimisaki

パーツと同じ形状に切り出したプラ板で角の丸いハッチの形状のテンプレートを作りました。テンプレートの板の各辺の小口に1,5mmの幅のプラ板を裏表の面にはみ出すように貼りつけて、パーツにぴったりとかぶせてスジボリ加工をしました。 pic.twitter.com/QdW9pn38Tz

2017-04-19 04:58:12
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岬光彰 @mitsuakimisaki

テンプレートを表裏で使って対になる面に同じように加工しています。 pic.twitter.com/sgZekR9wt7

2017-04-19 04:59:40
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一応、おことわりしておくと、岬さんもメーカーの方(=当社)へ、
「普通にスクラッチしている体裁でやってますし、ズバリの形見せにならない程度…見ていただいた人も何を作っているか分からないようにやってますので大丈夫ですよね?」
と時々、確認・連絡を取ってくれます。

岬光彰 @mitsuakimisaki

半球に同じ直径に切り出したプラ板を付けたマンドレルを接着して、タガネで1,5mm幅の溝を掘って、スジボリも追加。3枚目の画像のような治具を作って、半球をセットしました pic.twitter.com/qV7kdl7va0

2017-04-21 12:49:05
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岬光彰 @mitsuakimisaki

治具を利用して真ん中で直角にカット。カットしたパーツの向きを逆にすると、半球に平行な溝が出来ました。思い付きでやってみたけど、ここまでは上手く行った感じです。この後接着して仕上げます pic.twitter.com/AjTfrrvXEn

2017-04-21 12:52:55
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岬光彰 @mitsuakimisaki

別バージョンの物も作りました。先ほどの直角の治具でセンターラインをけがいて、次に斜めに角度を付けた治具にセットして、同じようにエッチングソーでカットします。 pic.twitter.com/tVGHLeJ9wI

2017-04-21 13:42:21
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岬光彰 @mitsuakimisaki

画像のように2ラインカットして、平行線の物と同じように左右のパーツの向きを逆にして組み合わせて、前後が狭くなるカーブしたラインのスリットの完成です。これもこの後しっかり接着して仕上げます。 pic.twitter.com/op15EgrHWZ

2017-04-21 13:46:19
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岬光彰 @mitsuakimisaki

仮眠してからチェックしたら平行線のスリットの方の幅が狭く感じたので、作り直し(手前右が作り直したもの)三度目なのでサクッと作れました。  材料はダイソーの計量スプーンの一番大きいモノで、42mm径を41,3mmに全体的に削り込んで使っています pic.twitter.com/TSjbDPB0Fh

2017-04-21 19:23:04
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岬光彰 @mitsuakimisaki

工作の手順を間違えて、ネジが残ってしまってサークルカッターが使えないので、プラ板とニードルをグルグル回してカット。軸ブレが無い分キレイな円が切れて結果オーライ pic.twitter.com/SccPTSapQi

2017-04-22 11:55:08
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岬光彰 @mitsuakimisaki

プラ棒を組んで瞬着パテを使って端丸処理。ちょっと工夫して「横長のD」のような形の断面のスタンプを作って、瞬着パテのはみ出し防止。ちょっと加工が楽になりました。 pic.twitter.com/EbtzLcoYGR

2017-04-24 03:35:08
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岬光彰 @mitsuakimisaki

加工自体はいつものやり方で、シリコンバリアー→瞬着効果スプレー→瞬着パテ盛り付け→ムニュっと押し付けて→外して仕上げで完成です。スリットの幅は1mmです pic.twitter.com/DPdQnwPDCj

2017-04-24 03:39:04
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岬光彰 @mitsuakimisaki

さらに・・型に固定して立体的に曲げて、パーツにはめて接着→仕上げで、この部分のディテールの完成です。 スリットが懸垂曲線状に真ん中が垂れ下がるラインを描いているので、作業がちょっとややこしかったです pic.twitter.com/79AJbKHo8t

2017-04-24 07:23:32
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岬光彰 @mitsuakimisaki

昨日のとは逆に板の端の丸加工を、半分に切ったポリパーツで。2mm幅の物を二枚重ねて加工しました pic.twitter.com/duYDFZ3LgK

2017-04-25 02:11:44
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岬光彰 @mitsuakimisaki

同じ加工で。端の丸い1mm幅のスリットと、両端を丸めた1mm丸棒の組み合わせで半円の凸ディテールも作りました。裏側からセメントSで接着しています。 最初は半円の丸棒を平面に貼って作ったのですが、上手く行かなかったのでこの方法で pic.twitter.com/SUZI0GR0zI

2017-04-25 08:10:28
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岬光彰 @mitsuakimisaki

今回作ったパーツでは凸の周囲にミゾが入るように、丸棒の裏側を削って一段下げてみました pic.twitter.com/nBJtaSXvmZ

2017-04-25 08:40:23
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岬光彰 @mitsuakimisaki

舟辺精工pluto.dti.ne.jp/~funabe/mokei.… のスンレス球が届いた。GW後かと思っていたのでラッキー。  0,9mmは初めて買ってみたけれど、1mm球と比べて結構印象が違う pic.twitter.com/WmvRgj9CC2

2017-05-03 14:10:10
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岬光彰 @mitsuakimisaki

目立つパーツなので角度削り治具を使って面取り加工しました、ちょっと工夫してパーツをセットする面を交換式に。 pic.twitter.com/TzGSCaKRkl

2017-05-04 15:21:35
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岬光彰 @mitsuakimisaki

底面の大きい面が5mm×3,2mmで高さが1,8mmの台形のパーツです pic.twitter.com/l9JZDHF7RU

2017-05-04 15:24:07
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岬光彰 @mitsuakimisaki

削る面に対して90度のパーツセット板で斜めの側面を削って、45度のセット板でC面を削っています。 pic.twitter.com/mVVAvK3z1u

2017-05-04 15:32:27
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岬光彰 @mitsuakimisaki

昨日のパーツは枠で囲んで離型剤→硬化スプレーに、瞬着パテを流して角バーニア的なパーツを作ります pic.twitter.com/aSsGGXxxKg

2017-05-05 02:17:53
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