「グランドオーダー・フォー・ザ・フューチャー・オブ・ネオサイタマ」♯6
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chiyotsu1015
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◆許可◆今日FGO+ニンジャスレイヤーの二次創作小説をほんの少し投稿します。夜は騒がしいかもしれませんがよろしくお願いします◆願望◆
2017-07-24 13:01:47
◆今からニンジャスレイヤー+FateGOのクロスオーバー小説を流します◆実況タグもあります◆#njFateGO でよろしくお願いします!!◆
2017-07-24 19:13:38
『あのスーツが魔神柱だったんですね』マスターが納得した。UNIXの向こうでは頷いているだろう。『なら敵は一人しか居ませんね!早く倒しましょう』『待て、先程ナンシー=サンが一人増えたと言っていたろう』マスターの急ぐ行動をニンジャスレイヤーが止めた。『そうでした、犬めいた……』123
2017-07-24 19:15:08
『私からも伝えたい事があるのですが』UNIX電話交流に新しい接続。カルデアだ。マシュの声がした。『実は……ニンジャスレイヤー=サン達には申し訳ないのですが、少しUNIXの電話に参加しないで頂けますか?カルデアの秘密に関わる問題なので……』『良いだろう』「オウ、分かった」124
2017-07-24 19:18:10
ニンジャスレイヤー達はあっさり食い下がった。プライバシーに配慮する姿勢にマシュは安堵した。カルデアの秘密という嘘をついてしまった事への背徳感が募る。『……ありがとうございます』仕方のない事、と自分に言い聞かせ、マスター、オキタ、ヒジカタの三人にコミュニケーションを繋ぐ。125
2017-07-24 19:21:45
『どしたの?』『実は、先輩達の行動が今現在「ニンジャスレイヤー」のアカウントで更新されているんです』『ええっ!?』『マスター声が大きいです!怪しまれたら終わりですよ、それでどうしたんです盾子さん』『マシュです……先程までずっと更新され続けていたんですけど』マシュは続ける。126
2017-07-24 19:25:01
『ニンジャスレイヤー=サン主体で続いてた話が一旦……丁度10分位切れて、今ヒジカタ=サン達中心に移ってます』「何だと?」ヒジカタが今居る屋上の入り口を見た。そこに立つのは、一人の男。黒地にビビッドなラインが入ったニンジャ装束を着ている。そう、ニンジャだ。「敵に気づかれたか」127
2017-07-24 19:28:45
「アイツがカーネアラビアットか?ナンシー=サンに聞きたいからそろそろUNIXを返してくれ」『私が会った彼は人形態じゃなかったわ。名乗りを聞けば分かるわね』既にUNIXはナンシーの手に渡っていた。「ドーモ」男がアイサツした。「カーネアラビアットです。ご存知の通りな」128
2017-07-24 19:31:11
「ドーモ、ディテクティヴです」彼は首に古い黒布を巻いた。「ドーモ、エーリアスです」彼女は額に指を当てた。「ドーモ、ヒジカタです」彼は銃を抜いた。「好戦的で結構。始めるとするか」カーネアラビアットの装束が、輪郭が大きく揺らぎ、マバタキする間もなく彼は黒の獣と化していた。129
2017-07-24 19:34:23
体毛は薄く青に光り、17の目はディテクティヴ達を睨み付ける。その忌みた姿に、大抵の者ならば怯え逃げるか、立ち竦み無様に殺されて終わりであろう。だが三人は違う。「ニューロンポートは……っと、ダメだ。アイツ厳重に自分のニューロン守ってやがる」エーリアスが額から指を離した。130
2017-07-24 19:38:40
「じゃあその守りを崩せば良いんだな?」ディテクティヴが銃を構える。「火じゃなくても当たりそうだな」「安全な場所で攻めてろ」ヒジカタがエーリアスを押す。「ここは危険になる。さっさと始めるぞ、犬」「貴様らは口がよく動く。イヤーッ!」カーネアラビアットが跳躍した。131
2017-07-24 19:42:26
ディテクティヴに影が下りる。「狙いは俺か」彼は銃を構え、カーネアラビアットに三発撃つ。左、中央、右のうち中央のみ命中。他2発はカーネアラビアットの体毛が揺らぎ、呑み込まれた。だが中央に放たれた銃弾には相応のダメージがあったようで、呻き声をあげながら化け物は腕を降り下ろした!132
2017-07-24 19:45:16
「アブねえ!」ディテクティヴは間一髪回避!カーネアラビアットは再び屋上に降り立ち、次に狙ったのは物陰のエーリアスだ!「ヤメロー!?」エーリアスは叫びながら逃げる!ヒジカタは舌打ちし、カーネアラビアットに特攻。背後から斬りつける!だが浅い!カーネアラビアットが振り向いた!133
2017-07-24 19:48:32
「GRRRRRRRRRRR!」「グワーッ!」勢いよく右腕に噛みつかれたヒジカタは痛みに叫ぶ!「ヒジカタ=サン!」ディテ1クティヴが101カラ010ス・10ガ010ン10000を0101101001ヒジカタは視界の端に黄金に輝く立方体を見た。1部が黒く染まったそれを見た。134
2017-07-24 19:51:28
気がつけば1人、黄金立方体のみが存在する空間に立っていた。辺りが一瞬黒く染まり、足元に何かが落ちた。焼け焦げ、血に染まった誠の旗。続けて出現したのは、死体。撃たれ、斬られ殺されたヒジカタの同士達。最後に現れたのは、白い装束を着たオキタだ。「スミマセン」オキタは謝った。135
2017-07-24 19:55:44
「私が生きていれば、ヒジカタ=サンが死ぬ事はなかった」「ゴメンナサイ」「もっと戦いたかった」「何故私は」オキタの口からは後悔と謝罪。ヒジカタは狼狽した。違う。これはオキタではない。敵のジツである事は間違いない。オキタは今誇りをもって生きているからだ。彼女にもはや後悔はない。136
2017-07-24 19:58:27
「てめえは誰だ」「オキタですよ」オキタめいた何かが言う。「違う」ヒジカタはその言葉を斬り捨てた。「カーネアラビアット=サン、離せ。俺がこの程度の悪夢で屈すると思ったか」「そうですよ、ヒジカタ=サンは函館まで走り続けて、ぐだぐだ時空の中でもシリアスやってた人ですから」137
2017-07-24 20:01:55
オキタめいた何かが霧めいて晴れる。空間が砂嵐めいて10荒01れ10、ヒ10ジカ0100タ10010は10010「イヤーッ!」「グワーッ!」オキタの気合いが籠った声に、ヒジカタは覚醒した。激痛に顔を歪めつつ、前方を見る。「助太刀ですよ、ヒジカタ=サン!」オキタが笑っていた。138
2017-07-24 20:05:24
腕からカーネアラビアットが牙を剥がす。口からは血が垂れていた。「ヒジカタ=サン油断しすぎですよ。エーリアス=サンを守る為とはいえ」「馬鹿野郎」ヒジカタも笑った。「ところで大丈夫ですか?もうすぐニンジャスレイヤー=サンとマスターも来ますので治療して貰いましょ」「問題ない」139
2017-07-24 20:08:41
「さーて、さっさとやっつけちゃいましょ!」オキタが羽織を翻す。「オキタ……」ヒジカタは、カーネアラビアットの噛みつきに注意しろと言いかけ、やめた。今のオキタなら噛みつかれる事もない。万が一であっても屈する事はないだろう。「なんです?」「あまり急ぐな。血ィ吐くぞ」「ハイ」140
2017-07-24 20:12:02
「増援か。無駄な事を」カーネアラビアットが首を振った。その身体から黒い靄がいくつも生まれ、羊めいた化け物を形作る。「貴様らには悪夢に呑まれ死んでもらう」「ハア、アンタが産みの親だったのかよ」ディテクティヴはライターを取り出す。「また焼けば良い」「そう上手く行かせると思うか」141
2017-07-24 20:16:18
「ヒジカタ=サン、火出してください火。あーあ、ノッブが居れば第六天魔王波旬ぶっぱで終わったのになあ」「俺じゃあ役不足か」「いいえ?ヒジカタ=サンが居るだけで安心しますからね。ノッブはダメですあんなの」ヒジカタは再度笑った。「……ヨシ。行くぞオキタ」「ハイ、ヒジカタ=サン」142
2017-07-24 20:19:39