斉藤斎藤さん @saitohsaitoh による「作者主義/読者主義/いいね主義」

まとめました。
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斉藤斎藤 @saitohsaitoh

「歌会こわい」問題、把握しきれてないんですが。なんとなくの印象として、作者主義/読者主義/いいね主義の対立があったような。そしてその三者で「批評」の定義が異なることが、すれ違いの原因の一つだったような気がします。

2017-07-24 12:09:56
斉藤斎藤 @saitohsaitoh

作者主義における「批評」とは、①テキストから「作者がやりたかったであろうこと」を推測する。②「やりたかったであろうこと」とテキストを比較し、その実現度を判定する。③作者が初心者と思われる場合、「やりたかったであろうこと」をもっとうまくやる方法を例示する。みたいなことです。

2017-07-24 12:10:10
斉藤斎藤 @saitohsaitoh

読者主義における「批評」とは、①テキストから可能な読みを、最大限に引き出す。②批評は「作者がやりたかったであろうこと」と関係なくてもよい。③むしろ、「やりたかったであろうこと」とかけ離れた読みも可能にするテキストを、クリエイティブなテキストとして評価する。みたいなことです。

2017-07-24 12:10:22
斉藤斎藤 @saitohsaitoh

いいね主義における「批評」とは、①いいと感じた歌に「いいね」を押す。②一読してすぐ「いいね」を押せる歌がいい歌。「いいね」の数でいい歌が決まる。③「いいね」と感じない歌について語ることに、あまり意味はない。みたいなことです。

2017-07-24 12:10:39
斉藤斎藤 @saitohsaitoh

で、すこし前まで歌会には作者主義のひとしかいなかったんですが、ツイッターとかで参加のハードルが下がり、読者主義やいいね主義のひとも参加するようになった。すると「批評」のすれ違いが起こります。

2017-07-24 12:10:53
斉藤斎藤 @saitohsaitoh

たとえば、「一首のうちの一つの単語から連想をひろげ、(作者の意図をはずれた)自由な読みを披露する」ことは、読者主義においては真っ当な「批評」であり、作品へのなによりのご褒美だったりもするわけですが、作者主義の歌会では「脱線ですよ」とたしなめられてしまいます。

2017-07-24 12:11:15
斉藤斎藤 @saitohsaitoh

たしなめられた人は「権威主義(怒)」となってしまったりもするんですが、それは個々の作者を尊重しようとする作者主義のあらわれであって、特定のひとがえらぶる権威主義とは違うんですよね。まあ短歌の世界にえらそうな人がいることは否定しませんが。私とか。

2017-07-24 12:11:34
斉藤斎藤 @saitohsaitoh

で、三つの「批評」はなかなか相容れにくいところはあるんですよね。それぞれ交流を持ちながらも、ゆるくすみ分けるのがいいのかな、という気はしますかね。そんなかんじです。

2017-07-24 12:14:03
斉藤斎藤 @saitohsaitoh

で、わたし個人はハードな作者主義というか、「作者のやりたいこと」をやりきってる歌=いい歌、という立場。なので歌会は、最初のうちはいろいろ行くといいけど、行き過ぎるのもよくないのかなと。歌会に出過ぎると、目の前の読者にとらわれ過ぎて、「やりたいこと」の牙を抜かれる場合があるので。

2017-07-24 18:02:27
斉藤斎藤 @saitohsaitoh

ついでに言うと、わたしは作者主義者である以上、読者主義者やいいね主義者を作者主義者にしようとしません。読者主義の実作者の「やりたいこと」が、「読者の自由な読みをできるだけ引き出す歌をつくる」ことなら、徹底的にやればいいと思います。本人のやりたいようになるのが、いちばんです。

2017-07-24 18:47:58

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