脱過労死

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岡部えつ @etsuokabe

過労死する前になぜ辞めぬ、と言うは容易いが、危険ラインまでいった経験から言わせてもらうと、過重労動で一番先にやられるのは精神なので、それは難しいことなのだ。だからこそ、法で労働者を守らないといけない。

2017-07-26 09:23:37
岡部えつ @etsuokabe

スポーツ選手が限界まで頑張る、みたいなことをやるでしょう。人間て、頑張ると「できちゃう」んです。スポーツ選手は強くなるためにきちんと休むこともしますが、労働者には「できるんだからもっとやれ」が次々に追いかけてきて「またできた」「さらにできた」を重ねる過程でまず精神が壊れます。

2017-07-26 09:33:27
岡部えつ @etsuokabe

わたしが危険ラインから戻ってこれたのは、責任感より自己愛が強かったのと、就職と同時に労働基準法を学んでいたため「会社の不正」を意識できていたことが大きいと思います。「わたしが頑張らなきゃ」の前に「会社ふざけるな!」と思えて、ちゃんと闘えたので。

2017-07-26 09:45:18
岡部えつ @etsuokabe

こういう場合に「自分は悪くない」と思えるのは重要です。「わたしが悪い。わたしがもっと頑張れば丸く収まる」という考えは、頑張ることを肯定し、頑張る自分を酔わせ、ますます人を頑張らせてしまう。で、崩壊させる。

2017-07-26 09:59:03
岡部えつ @etsuokabe

それから、自分が頑張っている時、欲しいのは賞賛ですよね。会社は頑張る自分を褒めてくれる。外の人は「そこまでやるなんて馬鹿だ。辞めてしまえ」と責める。聞きたい言葉をくれる方に心が寄ってしまうということもある気がします。よく頑張ったなと褒めながら、さらに仕事を押しつけてきたとしても。

2017-07-26 10:08:47
岡部えつ @etsuokabe

わたしの場合は、そんな誉め言葉を「出たな誉め殺し」と苦笑いできたので、過労死せずに済みました。弁護士も組合も労働基準監督署も頼らず、一人で会社と交渉して、未払い残業代を全額取り戻して、退職したのです。我ながらよくやった。褒めるところはここです。笑。

2017-07-26 10:13:16