被爆について初めてのTogetter
1.公務員の被ばく引き上げについてのツイート 昨日、公務員の放射線被ばくの許容範囲を100mSvから250mSvに引き上げられました。短時間での250mSvの放射線量の蓄積は身体に負担を与えかねない量と考えています。
2011-03-18 01:42:23事故現場の近傍で作業するためには、それだけの許容量がないと有効な作業ができないのかもしれません。人材も限られてきています。しかし、許容量の引き上げ以外にも対策があったのではないかと思わざるを得ません。
2011-03-18 01:42:282.医療被ばくは多い? 今回の事故で、CT検査などによる医療被ばくの量を初めて知った方も多いと思います。医療被ばくには上のような線量の制限を設けていません。日本国民一人当たりの医療被ばくは1年間の平均で約2~3mSvです。
2011-03-18 01:45:03でも、日本人は世界一の長寿国ですね。もちろん、被ばくによって日本人が長生きしていると言っているのではありません。でもCTなど”被ばくする医療行為”は、日本人の長寿に少しは貢献しているのでしょう。間接的な理由で医療行為による被ばくは患者に対し利益を与えていると考えています。
2011-03-18 01:45:37なぜ医療被ばくには限度を設けていないのでしょう?それはCT撮影を行なう等医療行為で受ける被ばくには、明確な利益があるからです。
2011-03-18 01:46:14CTによって、早期にがんが見つかったり、良い治療方針が見つかったりすることがあり、被ばくをして生涯の発がんの確率がほんのわずかに上がることを心配するよりも(1回のCTの被ばく程度で本当に確率が上がるかどうか実はわかっていません)、あなたの生活によっぽどプラスの貢献をするでしょう。
2011-03-18 01:46:29他方、原発事故による放射能漏れの影響は、その人には全く利益をもたらしません。したがって、医療被ばくと今回の原発事故による被ばくは、本来は比べてはいけないものなのです。CTよりも多いから、少ないから、ということはあまり考えないでください。
2011-03-18 01:46:43ムダな被ばくを抑えるように医療従事者は心掛けています。その観点で言えば、原発事故による被ばくは絶対に防がなければなりません。”被ばく量”という観点から言えることは、今回の事故により生じている今の放射線量は問題ない量ですので、どうか安心してください。
2011-03-18 01:46:53私たちは、大気、大地、宇宙、食料等からも日常的に放射線を浴びています。これを「自然被ばく」といいます。放射性物質を含む水や食物を体内に取り込むと、体内の放射性物質が、体内から、放射線を発します。この日常的な水や食物からの内部被ばくは、主にカリウムによるものです。
2011-03-19 15:00:34カリウムは、水や食物などを通して、私たちの体の中に取り込まれ、常に約200g存在します。 その内の0.012%が放射能を持っています。すなわち日常的に360,000,000,000,000,000,000個の ”放射性”カリウムが、体内に存在しています。
2011-03-19 15:00:53”放射性”カリウムは、体内で1秒間当たり6,000個だけ、 別の物質(カルシウムまたはアルゴン)に変わります。 これを「崩壊」と呼んでいます。
2011-03-19 15:01:19そして、崩壊と同時にそれぞれの”放射性”カリウムが放射線を放出します。これが内部被ばくの正体です。 1秒間あたり6,000個の崩壊が起こることを、6,000Bq(ベクレル)と言います。
2011-03-19 15:01:32例えば今、”放射性”ヨウ素が、観測によって各地で検出されています。その”放射性”ヨウ素が含まれた水を飲むと、内部被ばくが起こります。この影響はいったいどれくらいでしょうか?
2011-03-19 15:01:45福島原発から約60km離れた福島市の18日の飲料水に含まれていたヨウ素の崩壊量は、最大で1kgあたり180Bq(ベクレル)でした。1秒間に180個の崩壊が起こっているということです。
2011-03-19 15:01:58ヨウ素が甲状腺に取り込まれる割合を20%とし、その放射能が半分になる日数を6日と仮定できます。 現在の福島市の水を毎日2リットル飲み続けると、720Bq(ベクレル)の内部被ばくを受けることになります。
2011-03-19 15:02:33現在の福島市の水を毎日2リットル飲み続けると、720Bq(ベクレル)の内部被ばくを受けることになります。これは、先ほどのカリウムによる日常的な内部被ばく(6,000Bq [ベクレル])の8分の1以下です。
2011-03-19 15:02:59もちろん、取り込まれ方や崩壊の仕方はカリウムとヨウ素で異なるので、正確な比較ではありませんが、今観測されている放射性物質の影響をこのように見積もることができます。
2011-03-19 15:03:19