170729「家と建築と展覧会と– 『日本の家 1945年以降の建築と暮らし』展を語る –」( #日本の家展 )

日時:7/29(土)19:00 – 20:30 会場:mediashop(京都府京都市中京区河原町通三条下る大黒町44) 参加費:500円 定員:50名(先着順) 主催:RAD 続きを読む
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はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

今日はこちらに来ました。 #日本の家展 |【トークイベント】家と建築と展覧会と- 『日本の家 1945年以降の建築と暮らし』展を語る – | news radlabnews.wordpress.com/2017/07/22/%E3…

2017-07-29 18:56:59
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川勝氏:現在東京国立近代美術館で開催中の『日本の家 1945年以降の建築と暮らし』展を起点に、建築の展覧会をどのように楽しむかを議論するために、ゲストのみなさまに集まってもらいました。 #日本の家展

2017-07-29 19:03:14
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保坂氏:ぼくはもともと絵画を専門としていて、絵画の専門家がなぜ建築展をしているか。フランシス・ベーコンが専門。ベーコンは身体と空間との関係を扱っていて、建築との関連を考えています。あと高校のときに付き合っていた彼女のお父さんが建築家だったというのもありますw #日本の家展

2017-07-29 19:08:03
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保坂:近代美術館が建築展をやるべきなのか。バウハウスやブラジリアの展覧会など、当時の外国の建築状況を紹介するという意味、MoMAでインターナショナル・スタイルを普及することと同じような意味で建築展がおこなわれていた。 #日本の家展

2017-07-29 19:09:36
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保坂:しかし建築展が行われなくなった。建築展をやるとなると建築の専門ではないので、建築家と協働することになるが、建築家は有能なので学芸員の出る幕がなくなってしまう。展覧会の構成を決めるときに建築家の選定をキュレーターができない、というのは学芸員としては屈辱的だった。 #日本の家展

2017-07-29 19:12:01
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保坂:80年代から建築展をやらない期間が続いたが、建築を語らずして日本のクリエイティビティを語れるのかという問題に直面した。そこでやらせてくださいと言って、メリクリと青木淳の展覧会を企画した。 #日本の家展

2017-07-29 19:13:59
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#日本の家展 |展覧会情報建築がうまれるとき ペーター・メルクリと青木淳 archive.momat.go.jp/Honkan/Maerkli…

2017-07-29 19:15:14
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保坂:美術館で建築展をやるとはどういうことか。建築家はコンテクストを読み込んで設計するのに、展覧会になると文脈を考えてくれないことがある。コンテクストを読んで空間をつくってもらいたくて「建築はどこにあるの?」展を企画した。 #日本の家展

2017-07-29 19:16:37
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#日本の家展 |展覧会情報建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション archive.momat.go.jp/Honkan/where_i…

2017-07-29 19:17:02
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保坂:この展覧会で建築を扱えているのかという思いはあった。その後今回の展覧会に至る。もともとこの展覧会はイタリアで日本の展覧会を行なうために国際交流基金から依頼を受けた。美術ではなく建築展をやるべきだと感じ、異文化の人に対して解釈しやすいものとして「家」をテーマに。 #日本の家展

2017-07-29 19:19:37
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保坂:イタリアと日本を比較して、家と車が共通するものとしてあると思った。家と車というテーマで最初提案したが、おもしろいけどせっかくだから特化するのではなくオーバービューでやりたいと。幅広いのでリサーチが大変になるため、アトリエ・ワンの塚本さんに協力を依頼した。 #日本の家展

2017-07-29 19:21:30
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保坂:ローマでの展覧会では、ヨーロッパの空間のなかで日本の木や薄い壁を象徴するような展示デザインとなり、会場だったザハの建築と対比するかたちになった。 #日本の家展

2017-07-29 19:23:37
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保坂:ローマでは伊東豊雄さんの中野本町の家を一部再現。ザハの空間は幅が広くないがずっと続くような空間だったので、1945年以後を系譜的に整理するのに向いていた。 #日本の家展

2017-07-29 19:25:47
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

保坂:東京では全体を3部構成とし、ローマと途中から順番を入れ替えた。僕らが系譜と読んでマッピングしていたのは、1945年、70年、95年で区切った。戦後の家をグループに分けて、塚本さんと系譜のチャートをマッピングしていった。 #日本の家展

2017-07-29 19:29:21
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

保坂:カタログの冒頭にもこのマッピングは出している。この系譜の重なり合いは、体感として空間では見せられない。カタログだと家を並列的に見せられるかど、展覧会だとそのナラティブさを表現できない。カタログでない見せ方として建築展の方法論を考える。 #日本の家展

2017-07-29 19:34:00
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

保坂:全部図面や模型などの複製でも構わないと思いつつ、ローマでは1/1模型を展示したがどこかでインスタレーションっぽいと思った。空間を抽象化するために真っ白にしたので当たり前だが、生活感が漂白されていた。そこに少し疑問を感じてしまっていた。 #日本の家展

2017-07-29 19:36:13
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

保坂:東京では1/1はつくらないと言っていたがつくることに。広報的に必要ということもあったが、マテリアリティを考えるにあたってあってもいいかなと思った。 #日本の家展

2017-07-29 19:38:54
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保坂:美術館に必要とされるマテリアリティと今回の齋藤助教授の家が適合しているかは分からないが、モノクロ写真しか資料としてなかったので、竣工当時の素材感を持たせるように色や素材を慎重に設定し、空間にマテリアリティがどれだけ寄与しているかが投げかけられるように企画した。 #日本の家展

2017-07-29 19:41:04
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島田氏:オープニングでざっと見ただけですが、家というテーマで幅広い年代の建築を集めたのは見ごたえがあった。系譜で分類分けされているので年代別に並んでいないのでおもしろかった。取り合わせの面白さはカタログにも現われていて、一つの家で見開きをつくっていない。 #日本の家展

2017-07-29 19:43:40
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島田:1年前くらいに六甲の住居の模型を貸してくれと言われたが、そのときと取り合わせは変わっている。系譜を組み合わせた編集の過程が気になった。東工大の系譜も感じられたが、日本の家だけでそこまでの史観が現れるのもおもしろいなと思った。 #日本の家展

2017-07-29 19:45:44
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島田:自分ならどう編集するかなと考えるけど、一般の人がどう思うかはわからない。再現された斉藤助教授の家は博物的におもしろかった。思っていたよりスケール感が大きくおもしろかったけど、建っている状況は知っていないとわからないので展示からだけで読み取るのはむずかしいかも。 #日本の家展

2017-07-29 19:49:03
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

島田:建築家にとって展示する模型がモックアップであって最終アウトプットではないので、頑丈にはできていない。オリジナルを展示する意義を考えても、CAD図面もたまたまそのとき出力されたに過ぎない。そのことは考えさせられた。 #日本の家展

2017-07-29 19:51:56
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

島田:見どころとしては、建築家のスタディや図面があるのはやはりおもしろかった。長谷川逸子さんの紹介が個人的におもしろかった。帰ってすぐ長谷川さんの作品集をポチりましたw #日本の家展

2017-07-29 19:53:37