うちなー鎮守府 第61話「長谷部の直感」

まさや @Masaya_ok_jp

突発ですが、8月になる前に、沖縄が舞台の実業系艦これSS #うちなー鎮守府 2017年7月分。(当該ツイートにはタグがつく)

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#うちなー鎮守府 第61話 2017年7月中旬、鎮守府本部とは別の場所にある艦娘寮。寮内のロビーで非番待機の艦娘がだべっていた。 秋雲「 #させぼ鎮守府 の中の人、夏コミで新作出すみたいですよ」 照月「前回初サークル参加だったのに、積極的ですね」

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#うちなー鎮守府 漣「出演オファーは来てないね」 照月「前は初回だったので柑橘さんと出ましたが、今回はさせぼさん自前でやるでしょう」 秋雲「燈可奈優先でやってると提督経由で聞いてるけど」 由良「無事完成してほしいですね」

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#うちなー鎮守府 ロビー内で、秋雲達のいる一角から離れたところに神風と那智がいた。 「あ、この話」神風が持っていたタブレットを那智に見せる。 「…またか」呆れる那智。

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#うちなー鎮守府 神風のタブレットに表示されていたのは、沖縄に関わるデマだった。 那智「酷いね本当に」 そこに、鎮守府の武術・剣術指導役の長谷部が通りかかった。「どうした？」 那智が無言でタブレットを渡す。それを見た長谷部。「相変わらずだな」

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#うちなー鎮守府 タブレットを見続ける長谷部。 神風「どうかしました？」 長谷部「…もしかして、これは」 那智「思い当たる節でも？」 長谷部「歴史修正主義者の可能性はあるのか」 神風「そのような指摘や批判を聞いたことがあるが」 長谷部「それとは違う」

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#うちなー鎮守府 長谷部「私が以前いた世界は、歴史修正主義者、別名時間遡行軍との戦いでした」 那智「でもその遡行軍が出る時代は、鎌倉時代から幕末の間のはず。20世紀に出るのか？」 長谷部「そこですよね」

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#うちなー鎮守府 神風「私達うち鎮は艦これでも特殊な世界。異色な遡行軍が登場してもおかしくないと思いますが」 那智「そういえばそうだな。この話、提督に持っていくか」 長谷部「ありがたい」

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#うちなー鎮守府 翌日、鎮守府本部。那智と神風が前日の長谷部の話を説明する。 30秒程の沈黙のあと、提督が口を開く。「なかなかの見立てだが、もしそうだったとして、介入手段も余力もないぞ」

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#うちなー鎮守府 「おっしゃる通りです」同席していた長谷部が言う。 「そこで、知り合いの協力を得て調査しようと思いまして」長谷部は2枚の写真を提督に渡す。その写真は、三日月宗近と鶴丸国永。 提督「たるー(長谷部の綽名)の出身世界か」

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#うちなー鎮守府 提督「介入するかは別として調べるのはありかも。その件、頼んでいいかな？」 長谷部「拝命致しましょう」 那智「やるんですね」 提督「艦娘の手助けが必要なら言ってくれ」 長谷部「ありがたき幸せ」

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#うちなー鎮守府 話を終えて那智と神風、長谷部が出たあとの提督部屋。 提督「デマは厄介だけど、遡行軍の影響なのかねー。大淀はどう思う？」 この日秘書の大淀「さあ、調べないことには何もわからないので」

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#うちなー鎮守府 大淀「ところで、宗近さんと鶴丸さんはこちらに来るのですか？」 提督「わからんな。今後の展開にもよるのだろうけど…」 部屋から外を見る提督。鎮守府本部の上空を、普天間に向かうMV-22が通り過ぎた。 (第61話おわり)