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昔の人は何故写実的に描かなかったのか?(かなり誤解あり)

 昔も今も人の能力は変わっていないのだから、写真のような写実的な絵を描く能力と技術はあった筈。なのに歴史の教科書に出てくるような肖像画や、生物画に『見たままのようなリアルな絵』が無いのは何故だろう、という素朴な疑問をスタートにして。  基本的に美術史を勉強していない人間の放言から始まっておりますので専門家の方には噴飯物の部分もあるかと思いますが私は非常に面白いと思ったので纏めさせて頂きました(補足歓迎)。 ■なお、各方面と独立に並行してお話しておりましたのでまとめは時系列順ではなく、話し相手ごとに並べ直しています。ご了承下さい。
アート 復元画 呪術 写実 美術史 絵画
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職人/げるびらりあ @gervillaria
復元画といえば……常々の疑問が一つ。昔の絵画に『写実』が少ない理由。
職人/げるびらりあ @gervillaria
それで、実はずっと抱えてる疑問なんだけど……昔の絵って何で『写実』が少ないんだろう。技術と画材的には可能なはずなのに。習作でも精密写実ってほとんど無いですよね。必要がなかったからなのかなぁ。
Geo Bellwood @geo_bwd
@gervillaria 昔の絵って、どの国の、どの時代の話ですか?
職人/げるびらりあ @gervillaria
@geo_bellwood んー、大概ですね。歴史の教科書に載るような全般で。
Geo Bellwood @geo_bwd
@gervillaria 西洋では、ルネサンスから写真が発明される位までは、写実的だと思いますよ。「写実主義」も写真発明直前位ですし。
Geo Bellwood @geo_bwd
@gervillaria それから、古代ギリシア・ローマ時代も、写実的だったと思われます。それは彫刻・レリーフでもそうですし、ポンペイの壁画もそうだったかとおもいます。
職人/げるびらりあ @gervillaria
@geo_bellwood ええ、そのベースになったギリシャ・ローマ時代の彫像と、ルネサンス以降の西洋は写実的ですね。あ、写実主義は写真の発明より前なんですね。
Geo Bellwood @geo_bwd
@gervillaria すみません、出先なので反応遅いです。
職人/げるびらりあ @gervillaria
@geo_bellwood あ、了解です、有り難う御座います。
Geo Bellwood @geo_bwd
@gervillaria ですので、西洋においてはむしろ写実的でないのは中世のみでしょう。それはキリスト教の影響だと思います。偶像崇拝が(建前上)禁止されていたので、リアルに描けなかったのかもしれません。
Geo Bellwood @geo_bwd
@gervillaria そしてそれは、中東などのイスラム教圏ではもっと顕著で、徹底的な偶像崇拝の禁止から、何かの「物」も描くことができなかったため、アラベスクという、幾何学模様が発達したと思われます。
職人/げるびらりあ @gervillaria
@geo_bellwood なるほど、イスラム圏はそういえば全く絵画芸術が無いですね~
Geo Bellwood @geo_bwd
@gervillaria 日本についてはそれ程詳しく無いので全くの憶測ですが、日本は昔から、ある程度modify、あるいはデフォルメされた絵を美しいと評価する傾向がある文化だったのではないでしょうか。
職人/げるびらりあ @gervillaria
@geo_bellwood 中国含めて現実ではなく、絵画の美しさに傾倒してますよね。
@tikuwa_ore
@gervillaria ヘタに写実的に描写してしまうと、それが「正しい姿」と認知されてしまうからではないですか?元の状態が判るからこそ写実的に描けるワケで、元の状態が判らないモノの復元図は、例えどれだけの情報を元にしても、あくまでも「想像図」でしかありませんし。
職人/げるびらりあ @gervillaria
@tikuwa_ore あぁ、なるほど、そこの線引きをしていた、ということですか。
@tikuwa_ore
@gervillaria 東洋の山海経では実在する生物を伝聞で戯画的に表現した結果、現代では妖怪として伝わっていますよね。西洋だと例えばシーサーペントの遭遇譚には、体験談には付記されていない角や鼻から噴水のように水を吐く要素が加味されている辺りはシンクロするかもしれません。
職人/げるびらりあ @gervillaria
@tikuwa_ore 正確さを絵画に求める必要が無かった、というのは結構重要な所と思えます。確かにシーサーペントは元ネタが全く判らない程無茶苦茶ですねw
@tikuwa_ore
@gervillaria 現代人の知識からすると、遭遇譚の描写から鑑みて、おそらくクジラと巨大イカの戦いという想像は付きますけどね。
職人/げるびらりあ @gervillaria
@tikuwa_ore そうですね〜。それと他にはイッカクあたりでしょうか。
@tikuwa_ore
@gervillaria ですかね。しかしイッカクの生息域を考えると遭遇譚の描写と相反するので、角に関しては絵師が勝手に付け加えたのではないかと推測します。角好きですよね、西洋の人。例えば、イグアノドンの初期骨格図とか!←古生物ネタに戻した(笑)。
職人/げるびらりあ @gervillaria
@tikuwa_ore あれ、そうなんですか>イッカク だとするとストランディングとかを見たのかな。角は……まぁ、シカの生首飾る文化ですしw というか、イグアノドンはしょうがないとww
@tikuwa_ore
@gervillaria 西洋遭遇譚の殆どは西方(東洋)への航海の中で生じたものですから、北極圏のイッカクと遭遇した可能性は先ずないのではないかと。一方でイッカクの角は珍品として流通していたので「海の生物に巨大な角がある」と歪んだのかも知れません。憶測ですが(笑)。
小田隆 @studiocorvo
どのあたりの時代のものですか? RT@gervillaria 復元画といえば……常々の疑問が一つ。昔の絵画に『写実』が少ない理由。
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コメント

ピピカソ(帰ってきたすごろく王) @e03122008 2011年3月19日
あちゃ~けっこうかぶっちゃってますね。他の方のつぶやきも確認すればよかったです。すいません・・・
職人/げるびらりあ @gervillaria 2011年3月19日
いえいえ、それぞれ皆さん違う切り口でお話頂いていたので、むしろこの独立並行が面白い味を出してると思うんですよねw いろんな言葉で聞いてこそすとんと落ちる物が有るとも思いますしw ありがとうございます!
ピピカソ(帰ってきたすごろく王) @e03122008 2011年3月19日
確かに新しい試みで面白いですね。 問いがいい感じで漠然としていたのもよかったかもしれません。 しかし、このような複数の対談を同時に処理していたとは聖徳太子みたいです。私ならパニックですw。
職人/げるびらりあ @gervillaria 2011年3月20日
.@studiocorvoさん、本当にありがとう御座います! 道具を使っての写実表現は全く知りませんでした。また、絵画において写真のように正確に描くことは技術的目標とはなり得ても、描く事の目的足り得ないのですね。
職人/げるびらりあ @gervillaria 2011年3月20日
そっか、絵画が正確に写し取ろうとしたのは、外界(実際の世界)じゃなくて内界(イメージの世界)なんだ。だとすると絵画の精度の高低は描かれた時代の人々の認識(イメージの世界)の違いか。
Yuki Mitsui @Silphire 2011年3月20日
美術史とかの専門知識を完全に無視して言えば、今も昔もそう変わっていないように思えます。現代でも写実的に描くよりも、イラストのようにデフォルメっぽい絵が持てはやされていますし。
職人/げるびらりあ @gervillaria 2011年3月20日
今更ですが。私の立ち位置が判りにくいと思われる方多いと思うのだけど、『生物学(古生物学)の中で、正確に観察対象をスケッチする』という方法を学んだ事もあって、敢えて見たままに描かない理由は何処にあったのだろう、と。結論は「脳に必要な情報に洗練した方が伝わり易い」というものです。
職人/げるびらりあ @gervillaria 2011年3月20日
先ほどコメント頂きましたが、標本画であっても、単なる写実ではなく、標本の形質を抽出して描かれているものであるとのご指摘でした。理解が足らなかった事をここに書き添えさせて頂きます。
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